夏太郎「東松屋商店って知ってるか?」

花園地区の油問屋で賭場にもなっており、負けが込んだ客が刺青人皮を差し出し

「欲しい人が現れたら売るもよし、ご自分で他の入墨を集めて宝探しをするでもよし」と言ったそうだ

亀蔵「行くか?夏太郎」

夏太郎「留守番なんぞ犬でもできるぜ」

 

自分たち二人で手柄をあげて土方に認められようと夜になったら忍びこむことに。

二人組に声を掛けられる二人。

お銀「そっちの可愛子ちゃん、見覚えあるね。誰だっけ?」

夏太郎「蝮のお銀!!」

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お銀「思い出した! あんた茨戸にいたチンピラだね。日泥一家の用心棒だ」

「油屋を見てたみたいだけど、ここの用心棒になったのかい?」

夏太郎「いやっ・・・」

坂本「賭場荒らしだろ、おおかた夜にでも戻って来て襲う相談でもしてたな?」

 

図星で焦る二人

お銀「一緒にやる?」

 

ナレーション 場面が変わり山の中を進む杉元たち

白石「痛っ」

アシリパ「どうしたシライシ オソマをしようとして肛門に小枝でも刺さったのか?」

白石「転んでヘビに頭咬まれた」

アシリパ「ヘビ?! ぎぃ~っ」

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杉元「蝮じゃねぇか、毒あるぞ」

白石「咬まれたとこすげえ痛くなってきた、毒で死ぬかも。アシリパちゃん吸い出してくれ!」

アシリパ「いろいろと気持ち悪いから嫌だ。蝮の毒ではめったに死なないから我慢しろ。日が落ちる前に薬になる草を探してくる」

白石「お前らでいいから吸い出してくれよぉ。チュッチユと」

 

杉元「・・・めったに死なねえってよ」

尾形「歯茎とかに毒が入ったら嫌だから・・・」

 

アシリパさんが見つけてきたヨモギとショウブを燃やして煙をあてる

白石「苦しいっ頭は無理でしょコレ」

アシリパ「でも咬みついたのがマムシじゃなく“サクソモアイエプ”だったら、シライシは助かっちゃいないんだろうなぁ」

 

サクソモアイエプは胴体が黒く、その姿を見た者は悪臭で髪が抜け落ち全身が腫れあがるという

夏に名をいうと出てきてしまうから恐ろしくて口にすることが出来ないという意味だそうだ。

 

アシリパ「夏になるとヘビが集まるらしいからムックリを鳴らなさい」

白石「夜に口笛を吹くとヘビが来るみたいな話だね」

杉元「ピイー」

アシリパ「わぁぁやめろっ」

ふざける連中にアシリパが激怒する。


 →→次へ続く