両腕をあげて喜ぶアスタ「よっしゃああああ」

マルス「…アスタ オマエのお陰だ…ありがとう…!」

手を差し出すマルス

ダンジョンの時のマルスを思い出したアスタは笑みを浮かべてその手を強く握る

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アスタ「へへ…オマエの力だよ!幼馴染助けられてよかったな!」

ファナ「…この人…マルスの友達…?わぁー!マルスに外の世界の友達が出来たんだね!」

マルス「いや…友達では…」

マルスの肩をばしばし叩くアスタ「おう!友達だ友達!1回ケンカしてたけどな!わっはっはっは」

マルス「いたい」

アスタ「オマエも落ち着いてよかったな でも一体何が…」

そこに…

駆けつけた3人がアスタをもみくちゃにする

ノエル「毎回毎回ムチャして…バッカじゃないのー!?」

フィンラル「ムチャする為に生まれたのかオマエは〜!?」

バネッサ「ほとんど裸じゃないの〜!!」

アスタ「だあああああ!?」

ファンゼル「…本当に…君は素晴らしい教え子だよ…!」

マルス「ありがとうございます…先生…!」

ファナ「…! ファンゼル先生…!」

ファンゼルは幼い頃の2人がよぎる

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2人を抱きしめるファンゼル「2人共…生きていてよかった…!」


ファナから話を聞く一同

しかしほとんど何も覚えていないと言うファナ「最終訓練の後、私は…」

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モリス?「…まさか…息を吹き返すとは…これも不し鳥の名を持つ魔法の力か…それとも…

面白い…!ファナにも魔導石を取り付けよう…!」

しかし…

「…期待外れだな…魔力が増大するどころか、もうほとんど無い…最後の残り火だったようだ…捨てておけ 私はもうコイツに興味は無い」

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リヒト?「哀れだね…私のかつての友よ…今も昔も変わらない…人間は同じ人間をも傷つける…

望み通り滅ぼしてあげよう だが…君の肉体は必要だ…!まだ生きてもらおう…!」


ファナ「…そこから先の記憶が無くて…体に別の誰かが入って来たような…誰かに支配されていたような…

覚えているのはその誰かの激しい憎悪だけ…」

アスタ「さっきの三つ目やとんがった耳は…!?」

ファナ「…ごめんなさい…何も分からないの」

マルス「…そんな事が…!何も知らずにオレは…!」

ファナ「マルス…何も悔やむことなんてないよ…!またこうやって会えたんだから!」


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マルス「ああ、もう絶対にはなさない」

ファナ「….うん!ずっと一緒にいようね…!」

マルス「あ…あぁ…!」

テレテレする2人

バネッサ「あらま〜お熱いこと いいわね〜」

フィンラル「…えぇ…悲劇に引き裂かれた幼馴染の運命の再会…い”い”ですね”ぇぇ〜…!!」

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口ではそう言いながら、ちの涙を流しているフィンラル

アスタ「(ええええ!?ちの涙流してるー!?)どーしたんスか!?フィンラル先輩!!」

フィンラル「羨ましくて妬ましくてやるせないんだよォォォ!!」

アスタ「え!?フィンラル先輩、幼馴染いないんスか?」

フィンラル「いないよォォォ!!あんなカワイイ幼馴染いないよチクショォォ!!」

アスタの頬をぶつノエル「私は羨ましくなんてないんだからっっ!!」

アスタ「何でっっ!?」


→→次へ続く