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王蓋「きっ…貴様 そっそれは その花はまさか…!!

寄生種 パラッパーヘヴン!!

宿主の脳に根を張り その思考を支配していき

やがてその頭の中をお花畑に変えてしまうと言われる惑星湖畔の寄生植物…

かつて我と共にこの”角の団”をを率い数多の星を潰し回った あの男をも変貌させたあの…」


――俺は変わってなどいない

咲いたのさ この俺の花も

 

王蓋「きっ…貴様は 我が角を折った荼枳尼最強の男「神の角」と呼ばれた…」

ヘドロ「誰ですか」

王蓋「!!」

ヘドロは地面に潰れた花を見て言った

ヘドロ「この花を踏み潰したのは 正直に手を挙げてもらえますか

僕はアナタなどしりません この街のただの花屋です

この地球に咲いた花を 命を愛する万事屋さんちの」
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花を踏み潰されてお怒りのヘドロさん

ヘドロ「となりのヘドロです ゆえにききます

この地球の命を踏みにじったのは誰ですか」


銀時と新八はあ然とした顔をしている

新八「へ…ヘドロさん」

王蓋は武器を掲げ叫ぶ

王蓋「やっ殺れェェェェェェェェ!!全軍をもってこの男を神の角をへし折れェェ!!

花に侵され自我も戦い方も忘れた男に最早その角はいらぬわァァァ!!」

王蓋の号令と共に周囲の解放軍がヘドロに襲いかかる


ヘドロ「困ったな 正直に手を挙げてくれとは言ったけれど まさかこんなにたくさんいただなんて

花に一言謝ってほしかったのだけれど これじゃあ日が暮れてしまうね でも…」

ガォオン!!ゴゴゴゴゴ

ポタ と地面に血がたれる
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王蓋の武器と手だけが残されて体が消えた

 

ヘドロ「でも 謝る事は無理でも」

コロン(王蓋の角が地面に転がる音)


ヘドロ「一人一発ずつゲンコツなら なんとかなりそうですね

さて 早く済ませたいんで まとめて来ていただいてよろしいですか」

ヘドロはズンズン解放軍に近づいていく

そのヘドロの威圧感に恐怖する解放軍

そして恐怖に耐えきれなくて逃亡をはじめた!

 

新八「……へっ屁怒絽ォォォォォォォ!!一発であの化物をしとめたァァ!!

一発で解放軍を恐怖のドン底に叩き落としたァァ!!」

敵の真ん中で暴れまわるヘドロさん

新八「敵が一気に恐怖に飲まれ引いていく!!」

銀時「ヘドロさん怖いよ!!やっぱアンタが一番怖いよ!!」

新八「でも今はその怖さが何よりの頼りです!!銀さんたたみかけるなら今しか…」

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ヘドロさんの恐怖に逃げ出す銀時達

新八「こっちも逃げとるぅぅ!!

てめーらまで恐怖に飲まれてどうすんだァ!!敵を撤退させるチャンスを逃すつもりですか!!」

銀時「何がチャンスだ もし解放軍を追っ払ってもあの化物の花が枯れたら新たな魔王の降臨だぞ!!

この最終章はジャンプ十八番インフレシステムの序章でしかなかったんだ もうウンザリだ俺はサンデーにいく!」

新八「何の話をしてんだよ!!」

ドゴォオ!

銀時「ぶべら!!」

前方から鉄塊が飛んできて銀時に直撃した

外道丸「銀時様 心配無用でござんす いかな魔王 悪鬼羅刹が現れようとこの江戸には」

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結野衆もやってきた!!

外道丸「結野衆が陰陽師がいるでござんす」

神楽「外道丸!!結野アナ!!」

新八「なっ…なんでこんな所に!?」


クリステル「結野衆は幕府からこの国の守備をおおせつかった組織ですよ

私達が相手にするのは鬼や妖だけだとおもいました?」

外道丸「いいえもう一つ」

クリステル「友達もよねっ外道丸」

外道丸「魔王サタンがしつこくて ぬらりひょんと手を組んで第三次魔界対戦なんて

起こすもんだから出遅れましたが オカルトからSFに切り替える覚悟はできておりやす」

新八「いやそっちの別件の方がヤバイですよね!サタンとぬらりひょんはもう終わりですよね!」



外道丸「ここからあっしは結野衆に仕える式神ではない

皆さんの…人間の友人として共に闘う覚悟でおりやす

ですから銀時様 そんな情けないツラはおよしになってください

あなたにはあっしらがついておりやす

ついているというか憑いておりやす それでも退くというのなら」

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外道丸「魔王と同じ冥土へいってもらいやすがよろしいですか」

新八「いや それ先週悪者が使ってた手ェェェェ!!」



外道丸「戦えェェェェ雑兵どもォォォ!!」

新八「どっちが式神か解りゃしねェェェェ!!」



ドドドドドド(外道丸が召喚した魑魅魍魎が近づいてくる音)

解放軍「何だアレはァァ!!」

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何故か追い掛け回される銀時

解放軍「いっ異形の軍団が!!ゾンビもいる!!」

解放軍「こっちに来るぞォォ!!」

解放軍「なっなんなんだこの星は!!まるで化物の巣窟だ!」

解放軍「ひっひぃ逃げろォォ!!」

銀時「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

逃げるのに必死で逃げる敵を追い抜く銀時達

新八「ちょっと待てェェ!!コレ 敵を撤退させるっていうか敵より早く撤退しているだけだろーが!」

神楽「敵追い抜いてるアルヨ 置き去ってるアルヨ」

新八「なんで僕らも追われてんだァ!!!」


前方に敵を追いかけ回すヘドロがいる

銀時「!! おいヤベーぞ前の化物にも追いつきそうだ!!もう逃げ場がねェ

化物と化物にサンドイッチされちゃったよ 何ドイッテだこれ!!

何ドイッチ伯爵が考案した奴だコレ!!」

外道丸「いいからさっさといくでござんす」

後ろから銀時を蹴り飛ばす外道丸

ドカァ!(銀時が前方の誰かにぶつかった音)

銀時「ぶぉっ」

ブチン(何かを引きちぎった音)



清明「幻惑の術か あれほどの軍勢を退けるには掌に在るものだけでは足りぬ」

道満「何もない掌に何かあるように思わせ ありもしないものの力を借りる

そんなマネができるのはサギ師か陰陽師くらいのものだ」

清明「そうであろうサギ師 貴様を陰陽師として認めるつもりはないが」

道満「この国一のサギ師である事は認めてやる

こんな時だ そんなサギ師の力も少しは役に立とう」

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清明「ありったけをぶつけろォォ道満!!」 道満「清明!!」

 

解放軍「踏みとどまれェ!!これ以上後退すれば全軍が瓦解する

ここで食い止めるのだ!!数は我等が圧倒的に勝っている ひるまず敵を囲み押し潰せ!!

じき後ろから援軍も来るはず それまで何とか…」

ザッザッザッ(大群の足音)

解放軍「!! 来てくれたか援ぐ…」

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解放軍の援軍ではなく白装束を着た侍集団

またたく間に解放軍を取り囲む

解放軍「バ…バカな 奴等は一体…」

解放軍「奴等にそんな兵力が残っているはずが…オイ見ろォ!!

あそこにも あそこにも…どんどん湧いてきやがる」

解放軍「と…とんでもねェ数だ!!まさか既に俺達は囲まれているのか!!」

解放軍「おっ落ち着けだとしたら唯一の利点だった数の差も」

解放軍「そ…それじゃあ俺達は…俺達は…!!」

逃げ出す解放軍

解放軍「!! オイ待てっ 待てと言ってるだろう!!」

解放軍「ダ…ダメだ!!抑えきれん!!」

全軍撤退開始をする解放軍



新八「…やった …ついに 解放軍が退いた!!」

神楽「銀ちゃんんんやったアルヨ!!

一時的かもしれない でもこれでちょっとだけかぶき町に平和が… …銀ちゃん?」

銀時は顔中に冷や汗だらけで青ざめた顔をしている



銀さん、やっちゃった…。