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ハイキュー!! 第263話 『パイセンの意地

田中のストレートを抜いたスパイクはアウト…

菅原達「…!!」

カップル「ああ〜っ」

実況「再び同点!ここを踏ん張れるか、烏野高校!」

大将「んん〜っ」

ミカ「? 何かトクベツマズい事した??」

大将「今のは単発のミスっていうより、”稲荷崎ブロックの圧が順調に積み上がってきたよ” ってことを証明しちゃうミスなんだよね」

田中の背中を叩く澤村「オッケーオッケー!良いコース!」

田中「ウッス!」

しかし俯く田中「(クッッッソ!!!)」
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宮治「(けっこうしっかりストレート締めたつもりやったけどな…)」

角名を見る月島「(さっきの…絶対止めるか触る感じだったのに)」

カップル男「決定的に調子崩す前にあの坊主1回下げた方が良くねえか?」

女子「今のでもう崩したんじゃないの?」

男「お前、坊主には冷たくねえ!?」

女子「ていうかこの土壇場で替えられないっしょ」

田中を “元気枠” と言っていた人達「おい坊主がんばれ…!」「ここ踏ん張りどころだぞ…!」

木下「大丈夫だ、田中だし」

縁下「…試合で頑丈なのはいつもだし ここまでいつどんな状況でも部に居続けたのは、2年では田中だけだもんな」
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声を出す田中・東峰・澤村「サッ来ォォオい!!」

角名「(えー そろそろ無口になったり、チームメイトと目ぇ合わせなくなったりしろよ)」

銀島のサーブは…

ネット白帯に当たり、前に落ちる…

飛び込もうとする西谷と澤村だったが…
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影山が左手を伸ばして上げる

実況「ネットインサーブ!セッター影山、辛うじて上げた!」

谷地「あぅ!」

カップル男「ひー!劣勢の終盤でよくあんな強気のサーブ打てるな!」

月島「オーライ」

赤葦「(セッターがファーストタッチ 月島(前衛MB)がフォローして、残る今の前衛はレフト田中…)」

大将「これ決めらんなかったらあのボーズ辛いね…」

ミカ「なんであの人に上がるってわかるの?」

大将「まあそれが定石だし あとなんつーか、前衛WSって “攻撃の最後の砦” だから」

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“ダセェのは勝負に負けるより 勝負にビビること”

以前の事を思い出した田中は大きく息を吸い込んでトスを呼ぶ

「レフトォォォォ」
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月島「…」

しかし月島は…

東峰にトスを上げる「東峰さん」
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実況「烏野、ここはバックアタックを選択 東峰に託します!」

ミカ「違ったねー」

大将「うん」



烏養の言葉

“自分にトスが上がるっていうのは スパイカーにとってそれだけで誇りだ”
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悔しそうな表情の田中

東峰のバックアタックは…
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3枚ブロックに阻まれたものの、吸い込まれて落ちていく

ホッとする嶋田と滝ノ上「吸い込み…」

実況「烏野高校、背中に伸びてくる稲荷崎の手をなんとか逃れています!」

大きく息を吐く谷地「はーっ」

田中「ナイスキー!」

例の人達「うぅ…挫けそうだ…」「がんばれ坊主…!空元気だって元気の内だぞ…!」

天内の友達「( “龍ちゃん” は立て続けにブロックに掴まってるし、さっきのミスもある

1回悪いリズムを切る意味でも、眼鏡くん(月島)の判断は間違ってはないと思う けど)

今の “龍ちゃん” にはキッツイな〜」

そこに…

西谷に替わってコートインしてきた日向「田中さん!!さっきの!

向こうの10番が真ん中切り込んで来た時!ガッってブロック寄って来たの、すげえカッチョ良かったっす!

真ん中のブロックって1人になる事多いから、サイドに誰か来るとすんげえ心強いっす!!」
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田中「!」

月島「(へー バカが珍しくマトモな事言ってる)」

田中「そ、そうかよ」
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日向「マジっス!伊達工のブロックみたいでマジで」

その様子を見守る烏養



月島のサーブ

レシーブする尾白

烏養「よし」

宮治「(…言うても 1枚や)」

トスはライトの宮治へ

ブロックに跳ぶ日向、そして…
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寄せてブロックに跳んでくる田中

宮治「!」

日向「!!」

宮治のストレートへのアタックを、待ち構えていた様な澤村がレシーブ
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カップル「ナイスレシーブ!!」

西谷「ナイスブロック 翔陽、龍!」

月島「(天然おだて上手も、”おだてられ” 上手も恐ッ)」

菅原「大地ナイスレシィィーブ!!他の奴は死ぬ気で決めやがれぇぇ!!」

*「烏野の控え、気合い入ってんな…」

**「あの2番の子、大人しそうなのに…」

田中の方を一瞬、チラッ…と見る影山

田中「(俺は普通の人間だと思う 体格とか能力とか

ガキの頃は自分を “天才に違いない” と思っていた

…いや、中坊くらいまで思ってたかも …いや、今でもちょいちょい思ってるな

でも多分、身長は180に届かないだろうし 運動能力に自信はあるけど

バレー部の中で、現時点で俺が1番である部分は無い

それが何かを諦める理由にはならないし、言い訳にもならない

つーかそもそも普段 そんな事考えない

でも半年に1回くらい 限りなくメンタルがマイナス寄りになった時に思う
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自分は平凡なんだと



ところで平凡な俺よ
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下を向いてる暇は あるのか)」

トスを呼ぶ田中「レェフトォォォォォ!!!」
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