人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
2週間71円で全て読み放題!!
弱虫ペダル RIDE.459 『猛攻』

◎数々の激闘が行われた舞台。その先に待ち構えるのは…!?

ナレーター

榛名山 榛名湖 湖畔をスタートした3日目 最終日のレースは

長く下った後 国道145号線でなだらかな道を西へと向かう

吾妻川にかかった須川橋付近で右に折れ

国道292号線に入り北上

その行き着いた先にある国道の分岐を左折し

急峻な山道を登り始める

狭く険しい道を登りきり 木だちを抜けた先にあるのが

山々の囲まれた古くから続く温泉街

標高1156mに毎分3万Lもの湯量を湧出する

国際的にも有名な温泉保養地――

草津温泉である



しかし今回のインターハイ3日目 最終日は

その草津温泉さえも 通過点である



総北サポートカー内――

橘「えっ 通過しちゃうの!? 草津温泉 ゴールじゃないの!?」

幹「うん♡」

橘「TVにさ よくほら出てんじゃん お湯が何かでっかい木わくの中

通って滝みたいになってるヤツ」

幹「ああこれね『湯畑』」

橘「そう それ!見られると思ったのに!! ていうか

温泉入れると思ったのに 実は密かに楽しみにしてたんだよ私~~」

幹「泣かないで」

古賀「草津温泉は1100mの高知にあるが

そこに豊富な水と地熱を提供している更に高い山々がある

通称“草津白根山軍” 今回のインターハイのゴールは」

杉本(ゴール)

通司(ゴール…!!)

古賀「その山群を登りきった 標高2000mを超えた場所にある

群馬県と長野県の県堺「渋峠」――――

日本の国道最高点―― 2172mの頂上ゴールだ」

橘「ちょ え 頂上… 最高地点……て

そ そんなところが今回のゴールなの!?

て いうかまだ皆 やっとさっき登りに…草津に向かう山道に入ったトコなんだよね」

幹「だね」

橘「まだ この先メッチャあるじゃん

まだまだ この先 登らないとなんないじゃん」

古賀「そうだ 特に草津を過ぎてからの最後の登り区間は

道は広いが休みどころがほとんどないうえ 木々も低くて風も強い

草津までのぬるい登りで もし遅れるようなことになれば

チーム総北に 勝ち目はない!!」

場面は総北vs箱根学園へ――

手嶋「箱根学園!!」

鳴子「アカンっす!! 黒田と葦木場がとびだしましたァ!! 手嶋さん!!」

手嶋「く!! わかってる!!

(新開悠人がとびだして 今泉と小野田がおさえてくれた

一撃目をおさえて オレは最後尾の泉田に注意を払った)」



泉田《いやぁ山の景色を堪能しようと思ってね》



手嶋「(その息つく間もなく―――二撃目かよ!! 箱根学園!!)

わかってる鳴子!! ここで離されたら 終わりだ!! いくぞ」

鳴子「はいな!!」



手嶋「おおおおおおお!」

手嶋は鳴子を引いて黒田と葦木場を追いかける

手嶋「(だが待て 泉田はどうする

スプリンターの泉田はうしろだ おいていくのか)」



泉田《景色を堪能しようと思ってね》



手嶋「(スプリンターだ!! まさか本当に景色を――!?

いや――そんなワケねェ!! どういうつもりだ)」

手嶋は後ろを振り向く

手嶋「!!」



真波「いっきますよォ!!」

泉田「アブだよ!!」

真波は泉田を引いて手嶋達に並びかける

手嶋「(三撃目!!)」

鳴子「! 手嶋さん 箱根学園最後の2人も加速してきよります!!」

手嶋「(真波に牽引させて!! 引き上げてる!!) 上げるぞ鳴子!!」

鳴子「はいな!!」

スタンディングでさらにスピード上げる手嶋

手嶋「(スプリンターの引き上げさえも攻撃に使うのか

ぶ厚い!! くそ!! 圧倒的だ!! 箱根学園!!)」



先頭の小野田と今泉に追いつく手嶋達

手嶋「(油断できねぇ…1秒も!!)」

今泉「手嶋さん!!」

小野田「鳴子くん!!」



手嶋は泉田に声をかける

手嶋「やるじゃねェか 登りが始まるや否や総攻撃かよ

オレたちを最後の登りまでにバラバラにしときたいってトコか 泉田!!」

泉田「……フ キミたちをバラバラにした――というのは正解だが

ひとつ勘違いをしているね 手嶋くん」

手嶋「!?」

泉田「このプランはボクの指示ではないよ

平坦が終わって登りが始まった瞬間から移っているんだよ すでに

箱根学園の指揮権は」



泉田「この男 黒田雪成に!!」

黒田「あ?バラすなよ 塔一郎」

泉田「(黒田さんが――ここから)」

鳴子「(今の三撃もこの人の――!!)」

手嶋「(黒田が司令塔―― ここから――ゴールまでの!!)」

小野田「(……!!)」



黒田「さて…… 次……は誰で攻めるかな…と!!」

小野田「(強い――!! 箱根学園は今年も強い!!

この先 はるか登った先にあるゴールに――

ボクらはたどりつけるだろうか!!)」



古賀「そして もし総北が――敵が箱根学園だけだと思っているなら

更に勝率は絶望的なものになるだろう

必ず来る ヤツらも」

京伏 御堂筋のカット

古賀「ゴールを狙って!!」
yowamushi459-6-500x366


◎あの男が迫る…!!