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銀魂 六百五十七訓 「犬は群れを愛する」

1

空を突き抜ける龍を見て、ターミナルへ一人向かおうとする定春…

阿音「どこにいくのよ…
許さないわよ..…私達を
おいていくなんて…」

「私達もいく…
一人でなんていかせない」
2

負傷した身体を引き摺りながら定春の尾を掴む阿音…

阿音「ごめんね…解ってる
私達じゃもう足でまといに
しかならないって…だから…」

定春の尾に触れ、験力を与える巫女姉妹の描写…

阿音「もっていって…私達の全部」
3

「使命なんて果たさなくていい…
命なんか使わなくていい…
アナタ自身のために..アナタの
大切な人達のために…使って..」

「絶対に・・・死んじゃダメ・・・よ」

二人から力を与えられ、ターミナルを目指す定春…
4

見据える先には虚の姿が…
5

虚「来ましたか…龍を統べし一族」
6

剣を抜く虚…

虚「龍を屠るにはその懐近くに
入り急所を突くしかない…だが
それには大きな危険を伴う…」

地面に剣を突き刺し視界を濁らせ、定春へと距離を詰める虚…

\ガキィィン/

7


虚「気安く急所(そこ)に触れ
れば龍は怒り全てを灰にする…
あなたに砕けますか…この龍の逆鱗が…」
8

定春の尾を掴み投げ飛ばす虚…

虚「その牙で…その爪で…
龍(わたし)の怒りと嘆きを
砕けますか…」

無数の錫杖を定春へと投げ刺す奈落…

様子を窺うも束の間、奈落を噛み加えて瓦礫の中から飛び出す定春…

虚「最後の希望にしては
あまりに儚く…
最後の抵抗にしてはあまり
に退屈だ──────────」
9

場面変わり──────────

艦内の船員に呼びかける紫雀…
10

紫雀:〔天鳥船艦内の人員に告ぐ
どうやら我等の命運はまだ尽きて
いなかったらしい…
消えかけていた我等の命の灯を
友の灯がつないでくれた…〕


:〔消えかけていた希望の灯を
同士の灯がつないでくれた…〕


:〔この灯はもう我等だけの
ものではない…
絶やす事は許されぬぞ─────〕

定春に飛び掛る奈落の描写…

:〔友のために生きよ…
友のために戦え…
その灯が絶える時は
友の灯も絶える時と心得よ…

なればこそ死んではならん…

何としても生き抜いて友が
つないでくれたこの灯を
あの地球(ほし)へ…
11


あの地球(ほし)で戦う友へ
つなげるのだ────────〕
12

場面変わり──────────

奈落の追撃を躱す中、駆ける定春に地面から更に攻撃を加える柩…
14


柩により腹部を刺されてその場に倒れる定春…
13

力を振り絞って立ち上がろうとする定春は、阿音達の言葉を、そして、万事屋に初めて会った時の事を思い返します…

【使命なんか果たさなくたっていい…
命なんかつかわなくたっていい…】

【アナタ自身のために…
アナタの大切な人達のために
その力を使って─────────】
15

立ち上がる定春に、柩が迫ろうとしたその時…
16


\ドッ/

銀さんにより、腕を斬り飛ばされる柩…
17


家族を、一人にはさせない─────!!