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ワンピース 第883話 『おやつの時間

「筋肉風船っ!!」
1
ぷくーっ!!とルフィが腕を膨らまそうとすると、
カタクリは手や指を動かし、ルフィにまとわりつかせているトリモチを操作し、ルフィを押さえ込む。

「おわァ~~!!!」
苦しむルフィの叫び声!

「やるとわかっている明らかなパワーアップを」
「なぜ黙って見てなきゃならない」
2

さらにカタクリは続ける。
「おい“麦わらのルフィ”」

トリモチから逃れようともがくルフィ。

「言っておくが おれは」
「お前を見くびっちゃいない!!!」

カタクリがぎゅっと拳を天井に向けると、ぐにっ!と動く天井。

「え」
「モチ!?」

いくつもの「モチ」の塊がルフィを頭上から襲う!

あんなモチに潰されたら窒息だ!と、もがくルフィだったが
「ああ…」
「窒息だ……!!」
カタクリの冷徹な言葉と共に
“加々身モチ“!!!がルフィを押し潰す。

鏡餅と化した重なったモチ天井。

「悪かったなこんな決着で…」
「少しイラ立っていたんだ」
3

「お前に手間取っていたせいで」
「今日の“おやつの時間(メリエンダ)”を40分も過ぎている」
4

バンバン
かろうじて外に出た腕で床を必死に叩くルフィ。

「やがて楽になる……」
そう言ってルフィに背を向け、
「パティシエ!!」と叫ぶ。

「はっ!!!」
その言葉に直ぐに反応したのは3人のパティシエ。
慌てて荷車いっぱいのおやつを運んでくる。

毎日定刻にメリエンダされる
「完璧主義」のカタクリ様の遺憾
お察しいたします!!

実はお紅茶の方40分経ちすっかり冷めてしまい……!!

と口にすると、カタクリは「ピク」と反応し、
「アイスティーで構わない」とメリエンダの準備を始める。

(何とお優しい~~!!!)と感動のパティシエたち。

本日のメリエンダは
甘いチョコと生クリームたっぷりのドーナツ。

トリモチがドーナツを包む。
「糖分こそ力の源!」とカタクリ。

ドーナツを包んだトリモチは社となり、カタクリは何人たりとも社に入れるな…、とパティシエたちに言い渡す。

カタクリは、食事をする姿も誰にも見せたことがない。
何と繊細な!
食事とは人の油断!
気を抜いて誰かと楽しく取るべきティータイムでさえも…。
5

さすがはビッグ・マム海賊団を支える10億超えの戦士…!!!

感慨深げのパティシエたち。

と、
「ぶはーーーーーーーーっ!!!」と鏡餅の中からルフィが飛び出してくる。
驚くパティシエたちに向かって叫ぶ。

「モチなんか食ってやった!!! 」
「どうなってんだ!!ここの海賊との戦いは!!」
「物食わなきゃ勝てねェのか!?」

6
現れたのは満腹状態のルフィ!

「あいつどこ行った!?」とカタクリの行方を訊ねると、
パティシエたちは、もう鏡世界から出ていったと嘘を吐く。
7

だが、ルフィはモチ社からの、強い“声”を感じて指差す。

(しまった「見聞色」!!)と焦るパティシエたちに、さらに続ける。
「ドーナツ食ってんな!?」
くんくん…と鼻をならすルフィに、
(「見聞色」!?)と大いに疑問を感じるパティシエたち!

「勝った気でくつろいでやがるんだな!?」と怒りのルフィ。

だが、パティシエたちは「バカ言え!!」と強く反論。

カタクリ様は今 あの社にて
戦いの神とそして己と対話しておられる!
神聖な時間なのだ!!
誰もこれを邪魔立てしてはならぬ!!!

するとルフィは反対方向へ走り出す。

パティシエは、所詮弱小海賊団の船長て笑うが、
ルフィはすぐに戻ってくる。
「やせて来た!!」

元の体型になって戻ってきたルフィに驚くパティシエ。
「人体ってそうだっけ!?」

ルフィは、
「おっしゃこっちも万全だァ!!!」と社に突進してくる。

パティシエたちは必死で止めるが、
「ゴムゴムのォ~~~~~~~~!!!」
「“象銃”!!!」

8
ボコォン!!
社を大きく破壊する!

「わあああああ~~~!!!」
「カタクリ様申し訳あり…」
慌てたパティシエたちがそう口にした時、目にしたカタクリの姿は…。


「ああドーナツ!!うましドーナツ!!」
「あ~~~~ん❤」
「穴までうましドーナツ」
9

大きな口を開け、普段は決して見せないだらけきった顔でドーナツを貪るカタクリの姿…!

「寝転んで食うドーナツ!!禁断・背徳そしてーーードーナツ!!」
「至福とはこの一時の事 うましドーナツ!!」
10

ブリュレが意気揚々と口にした言葉がこだまする。

人生で一度も横たわった事がない!!
地面をも見下す男!!
いつも気高く

目を閉じて至福を堪能していたカタクリが、目を開けて状況に気付く。

冷静で強く
完璧な人間
それが私達の
カタクリお兄ちゃんなのよ!!

パティシエたちは顔面蒼白に。

「見たな……!!!」
「おれの食事シーンを……!!!」
11

マフラーの下の大きな牙を生やした大きな口でギロッ!!と睨む。

「まだ勝負は終わってねェぞ!!」
着地してカタクリに向かって駆け出すルフィ。

だが、カタクリはパティシエを攻撃!
一人を槍で刺し、命乞いする残る2人のパティシエを武装色の拳で殴り付ける。
12


そしてルフィに向かって行く!!

「生きてたのか!!悪かった 死を見届けもせず!!」
「我慢の限界だったんだ!!!」

ルフィの武装色パンチに、同じく武装色パンチを合わせるカタクリ。
13

ゴキィン!!

「うわァ!!!」
ビキビキと拳が傷むルフィ。

「“武装色”にも上がいる!!」
「おれの真の姿を見た者は生かしちゃおかねェ!!!」

再び拳同士を合わせる。
ガン!!
「ぐう!!!」

腫れた拳に「ふーーっ!!」「ふーーっ!!」と息を吹き掛けるルフィ。

尚も殴りかかるカタクリに、
「ん?」とルフィは何かに気付いたように身体を沈めて
ガン!!と下からカタクリの顎に蹴りを入れる。
14

「よけねェ!!!?」
「蹴りも入った!!!」

カタクリは再びぐいっ!!と口元を隠す。

「入ったがどうした!!!」
カタクリは再び覚醒した能力で、床や天井をトリモチに変えてルフィを攻撃する!

「わかってきた…!!」
「お前の“能力の”」とルフィ。
15

「あァ!?何がわかった!?」
「さんざん教えた筈だお前の能力じゃおれには敵わねェ!!!」

「“雨垂モチ”」無数のトリモチがルフィに降り注ぐ。
ドドドドド!!

ルフィは攻撃を避けると共に
「“ギア4”」を発動!

「お前は強ェけど!!!」
「無敵じゃなかった!!」

「“ゴムゴムの”」

「“猿王銃(コングガン)”!!!」
16