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キングダム 第539話 『戦の相手

激しく戦火を交えた右翼はその後・・・!?

朱海平原 二日目終了
1

李牧:尭雲の陣へ。

カイネ:ギョウウン?

カイネ:あ。わっ私もお供しますっ。

馬呈:クソがァっ。何なんだあの敵は。一日中のらりくらりとかわしまくりやがって。
2

おっ墜ちついてください馬呈様。

馬呈:るせェ。



ナレーション:二日目。秦の左の戦場は初日とうってかわって完全なる膠着状態で幕を下ろした。それは戦力で勝る紀彗軍に対し、秦左翼の将 蒙恬が狙った通りの展開であった。馬呈を先頭にした「剛」の戦い方だった紀彗軍に対し、「柔」で対応した蒙恬に軍配が上がったのである。そして、一方秦 右翼側では、帰還した王賁が亜光軍に歓声と共に迎えられた。


若君 万歳 玉鳳万歳 若君万歳
3

番陽:これは一体・・・

関常:亜光兵は戦の目が肥えているからな。今日若がやったことの凄さを理解してるのさ。

ナレーション:二日目 右翼の戦いは、王賁の奇策とそれに呼応した亜光軍の働きで趙将 馬南慈の首級こそあげなかったが、その軍を徹底的に叩いた。馬南慈軍はこの日再起不能なほどの打撃を受けたのである。

関常:それにやっぱり皆嬉しいのさ。疎外されるが如く初陣時から王翦軍の外に出され、活躍の場を軍内に与えられなかった不遇の・・・・・・後継者である若君が・・・この大一番で本元 王翦様のお株を奪うような戦術を操り、戦果をあげたのだからな。

亜光:お見事・・・・・・しかし浮かれている暇はありませぬぞ若君。

王賁:誰が浮かれるか。凹ませた分、明日必ず李牧は手を打ってくる。

亜光:おっしゃる通りです。キズの手当てをされたら我が本陣へ。すぐに軍略会議を始めます。

王賁:分かった。
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秦軍中央軍 飛信隊本陣

尾平:ぐ・・・む~~~~~~~~~~

尾平:何なんだこの置いてけぼり感は!右も左も玉鳳・楽華が善戦してるっつーのに。俺達は一度も出番がねェ。まだ何もしてねェぞクソッツタレェェ。

お 落ちついて下さい尾平さん。

昂:何で急にかっこつけてるの?尾平さん。このまま出番無しで勝ってくれねーかなーって二十回くらい言ってたのに。

尾平:いつ俺がそんなこと言った昂てめェ。言ったとしても二十回も言うわけねェだろ。

ゴッ

昂:いたっ正確には二十三回・・・いたっ

我呂:何もしてなくはねーよ。歩兵のお前らと違って精鋭騎兵は出陣して李牧をもうちょっとまで追いつめた。

崇原:ん?ちょっと待て我呂。お前今歩兵を亀と言ったか?
5

我呂:ただの言葉の綾だ。気にすんな。

崇原:気になるな。どういう意味だ?

我呂:あ?

崇原:言ってみろ。

え ちょっと・・・

尾平:まっまーまーまー。落ちつけよ崇原。我呂の口の悪さは今始まったわけはねーだろ。

松左:俺も気になるなー。勇んで出て行って武功なく戻った精鋭騎兵様がどういう気持ちで俺らを亀呼ばわりしてんのか。

田永:あ?コラ松左。昨日俺らがどんだけひでェ乱戦で戦果を出したと思ってんだ。なめてんのかてめェ。

松左:あーあー一緒に亀やってた田永さんも今や騎馬してそっちの目線か。変わったなー。

田永:あ!?ぶっ殺すぞてめェ。

松左:できるか?馬連れてきてやろーか?

田永:てめェっ。


信:うるせェ。
6

出番無しで焦れてんのは分かるが、新人らの前でしょうもねェ姿見せてんじゃねェぞてめェらァァ。

田永:な何で俺だけ。ずりーぞ松左。

松左:ハハ。知ーらねーっと。


信:どんだけ場数こなしてきてんだ。こういう戦いもあんだろーが。ぜってー俺らにもでっけェ見せ場がくる。だからそん時まで大人な感じで・・・待機しとくんだバカヤロォ。
7

松左:あいつはマジでキレてるな。

田永:ああ・・・今日また王賁が活躍したって聞いてさらに荒れてやがる・・・・・・

干斗:へ?あの・・・歩兵長達の今のは冗談なんスか?

崇原:フッ半分はな。

我呂:ヒマなんだよヒマー

そーだったんだ・・・・・・

松左:しっしかまあこんな大戦での生殺し感は新人のお前らにはナカナカだよなー。

そうっスね。

干斗:俺ら列尾での不格好な一戦しか経験してないんで次はぜってェやってやるって気合い入ってるんスけど、戦場すら見えねェとこに待機ってのはちょっと緊張の糸が切れねーようにしねェと・・・・・・。

崇原:肩の力は抜いていいが士気だけは高く保っておけ。王翦将軍の一声で一気に大混戦に放り込まれるぞ。
8

ハイ!

河了貂:おーい。晩飯だぞ。わっ。

待ってましたー。腹へったー。
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あれ?

今日って何か・・・・・・いつもより量が少なくないか?

河了貂:う。気付かれた・・・。

信:ん?そうなのかテン。おかわり。

河了貂:うん実は。さっき王翦将軍から三日分の兵糧が送られてきたんだけど・・・。あ おかわりはないよ。

早くも王翦が兵糧を絞ってきただと!?

河了貂:だから声大きいってば信。

楚水:信殿、こういうことはまだ兵達に知られぬ方が賢明です。

信:まだ二日終わっただけでもー無くなってきたなんてんじゃねーだろうなー。

河了貂:そうじゃないけどやっぱり左で麻鉱が死んだことが関係してると思う。左翼は蒙恬がもたせてるけど、何だかんだで王翦将軍は出鼻をくじかれたことには違いない。

楚水:勝にはこの戦い想定した以上に長引かざるをえないと。

河了貂:その通り。だけど秦軍が持っている兵糧は減ることはあっても増えることはない。だから日数が伸びるんならその分食べる量を減らして調整するしかない。


信:そういうことか・・・。
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チッ。初日から李牧がど派手な動きすっからすっかり忘れてたぜ。この戦いは・・・兵糧との戦いでもあったってことをな。
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遼陽
壁様失礼します。起きて下さい壁様。
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壁:バカなあの護りの陣が抜かれたとでもいうのか。
だが、あの護りを破る程の敵軍ならその前に我々通常軍にひっかかるはずだ!ハ・・・そっそれが我が軍も護りの軍もどちらも交戦すらしておらぬと有り得ぬ!ならば誤報に決まっている。
そんなことが・・・起こるわけがない。
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そんなことが・・・わ・・・・・・我々の・・・壁軍の兵糧庫が焼かれるなどと・・・・・・
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