ブラッククローバー

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    ブラッククローバー 第133話 『王撰騎士団結成』

    決勝戦で盛り上がる選抜試験の中、立ち去ろうとするザラに
    魔法帝が声を掛ける

    もう帰るのかい?

    言い方は悪かったけど…勝てなかった皆への問題提示ありがとう
    高みを目指すものは真摯に受け止めより強くなれるだろう

    君の罠魔法とその知識は必要だ、王撰騎士団試験合格するだろうから
    よろしくね…と

    なーに言ってんだ、もう知ってるだろうけどオレはザクスでも
    何でもねーから…じゃ

    “君も魔法騎士だから問題ないだろう?イデアーレ君”
    1

    昔 君によく似た一人の魔法騎士がいてね…
    下民だけど魔法騎士の鑑のような男だった

    彼のようなものが評価されるように星のシステムを考えたんだ…
    上の立場の私達が不甲斐ないせいで君に頑張ってもらったみたいだが…

    ーそろそろ…自分の団のローブ…身に付けてもいいんじゃないかな…?
    2

    ザラの回想ー

    “オマエなかなかオモシレーからやるよ それ
    いらねーなら捨てていーよ”

    フザケるなイカレ団長が…!!これはー…!!

    “着たくなったら着ればいいんじゃね?”


    イデアーレ…?誰のことだよ…知らねーよ…そんなヤツ…

    オレはただの…通りすがりのスーパー魔道士のなりそこないだ…

    ー数日後

    黒の暴牛のアジトでアスタはまだ呆けていた…
    3

    バネッサは何気の抜けた顔しちゃってんのもぉ~~!!
    決勝でライバルイケメンと戦えなかったから何よぉ~~!!

    アンタもだいかつやくだったんでしょぉ~~!?
    合格よ合格!!大合格!!
    のみなさいよにゃはははは!!…と酔っぱらって絡んでいる

    マグナも緊張している様子…

    今日合否の報せを伝書鳥が持って来るらしいなー!!
    まあオレは合格してるだろーがよォ!!

    マグナめっちゃドキドキしてるでしょとラックがいじる

    まあ私は優勝だから絶対合格だけどねっ!!
    実力からしても当り前よね!とノエル

    あん?優勝はクールイケメンのお陰だろーが
    何ですってぇ!!自分の魔法で負けたバカヤンキー!!
    んだとクラァァ!!
    そんなことより二人共僕とヤろーよ!

    と黒の暴牛の騒がしさに、いつも間にか加わっているノエル

    そしてチャーミーはカッコよすぎたユノ君のことを想うと…
    旨が詰まってゴハンがのどを通らない…

    いつもの5分の1しか…

    いや十分だろ…いつものアスタではなくマグナがツッコむ

    “…ユノのヤロー…あんなスゲー力を…どんだけ魔に愛されてんだよ…
    オレの反魔法で倒せるのか…
    …ザクス…偽物って何だよチクショー…仲間だと思ってたのに…
    …フィンラル先輩大丈夫かな…”
    4




    試合とは言えユノが団長相手に勝ってしまったり…
    王撰騎士団選抜試験…確かに波乱が多かったわね…とノエル

    アスタと同じチームだったザクス・リューグナーと思われていた人物は
    全くの偽物で…本人は町で伸びているところを発見されたし…

    フィンラルは一命は取り留めたけど…いつ目覚めるか分からない状態で
    王都の病室に…

    フィンラルをそんな状態にした実の弟のランギルスは事情を聴取するとか
    言って連れて行かれた…


    ランギルス…もともととてつもない魔力だったけど…それとは別のあの魔力…
    何だったの…?…でも間違いなく私達が対峙したあの魔力に似ていたー…

    …とノエルは白夜の魔眼のヴェットやファナとの戦いを思い起こす

    その時…”誰かいるかァァーー!!”と怒鳴り声が聞こえる…

    ノエルはこの声の持ち主に心当たりがあったが、知らないマグナは…

    誰か知らんがやかましいわァーー!!ココがヤミさん率いる魔法騎士団
    黒の暴牛のアジトと知ってのー

    と言いかけてる途中で吹っ飛ばされる
    5

    小僧、ヤミはどこだ…オイと聞かれるも無反応のアスタは…
    6


    あ…アナタは…!! アネゴレオン様!!

    メレオレオナだ、死にたいか糞莫迦者
    7


    メレオレオナを見たヤミは

    猛獣が侵入したァァ!!全員速やかにアジトを出ろォ~~~!!

    しかし獅子の腕で押さえつけられたヤミの前にフエゴレオンの見舞いの品
    だという酒が置かれていた

    こんなバイオレンサーが好むモンなんて人の飲むモンじゃねーはず…
    いらねー

    よし殺す…

    そしてついでに連れていくとアスタ、ノエル、ラックの頭を掴む
    8

    マグナがガハハハ、日頃の行いが悪かったようだなオマエら~!!
    と言うと

    メレオレオナがコイツらは王撰騎士団試験合格だ…という
    9

    さらに黒にはもう一人合格者がいるはずだが…ココにはいないという



    ー揃ったな

    王撰騎士団団長に任命されたメレオレオナ・ヴァーミリオンだ!!
    10

    ここにいるということは諸君は王撰騎士団に選ばれた団員達だ!!
    この時から白夜の魔眼殲滅の時まで その命私が預からせてもらう!!

    …ん?一人来ていないな…舐めているのか…?

    すみませ~~~ん、おくれました~~~と天井から一人登場…
    11

    メレオレオナが魔法を放つが罠魔法で返す…
    12

    舐めては…いるようだな…!

    よろしくお願いしま~~~す

    ザクス~!!

    バァ~カ ザクスじゃねぇーゾラだ

    黒の暴牛 ゾラ・イデアーレだクソチビ後輩
    13

    ええええええええええ!?!
    14

    今から目指してやるよー!
    スーパー魔道士ならぬ…真の魔法騎士をな…!!!



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    ブラッククローバー 第122話 『オレのやり方

    ノエルの “海竜の咆哮” でやられたソリド「…馬鹿…な…馬…鹿な…」
    1

    救護班に運ばれていくソリド

    ユノに魔法を吹き飛ばされたアレクドラはその場に膝をつき、虚ろな目でブツブツ言っている


    アレクドラ「私の最強の魔法があんな簡単に…

    精霊魔法も使わずに…ヤツはまだ本気じゃ…

    ヴァンジャンス様の夢を叶えるのは私…」


    ユノ「…アンタたちエリートは躓いたら脆い…」
    2

    アスタ「よし!!よくぞ勝ち上がったなユノォォォ!!」

    ユノ「オマエもな、雑草」

    アスタ「誰が雑草だァァァ」

    もじくさしながらデザートを渡すチャーミー「お疲れ様、ユノくんっっ!コレ、戦後のデザート♡」

    ユノ「…(エネルギー補給は大事だな…)」

    受け取るユノ「ありがとう、大事に頂くよ」


    改めてハートを射抜かれて後ろに飛んでいくチャーミー

    アスタ「あのムカツク兄貴、見事にブッ飛ばしたな!やったなノエルっ!」

    ノエル「ふ…フン!本気でやると上半身が吹き飛んでしまうから手加減してあげたわ!

    (マナスキンの特訓のお陰で、かなり魔力の加減が出来たわ…! “海竜の咆哮” まだ2回は撃てる!

    よしッ…!このまま活躍してロイヤルナイツに選ばれてやるわっ!)」

    エン「いや〜ノエルくん、とてつもなかったね〜 あそこまでスゴイとは思わなかったよ〜」

    ノエル「アナタ、キノコ使ってる時とキャラ違うわね…」

    ごにょごにょ言うノエル「けど…まぁ…その…さっきはありがとう」

    ユリウス「スゴイ試合ばっかりだったね〜!!次も楽しみだ!!」

    国王「余をもっと楽しませろ」



    ユリウス「早速2回戦いっちゃおうか!!…と、その前に…よろしく頼むよ、みんなー!!」

    魔法騎士達「ハッ!!」

    十数名の騎士達によって地形が変わっていく…

    アスタ「ステージが変わってく〜!?うおおおスゲぇー」

    ピク…とする謎の男

    それに気付いた?ようなアスタ

    ユリウス「色んな状況で戦った方が能力も見極められるってもんだよね!


    第2回戦はこのステージで戦ってもらうよ!!」
    3

    キルシュ「舞台が変わっても 私の美しさは変わらない…!」

    流すソル「ハイハイ」

    キルシュ「そして汚物の末路もな 綺麗に始末してやるから覚悟しておけ…!」

    アスタ「オレはなかなかこびりつくよ!?」

    ミモザ「アスタさんは汚物などではありませんわ!覚悟するのはお兄様の方です!」

    マグナ「アスタ〜!!お互い手加減無しだぞォォ!!」

    アスタ「もちろんッス、マグナ先輩〜!!」


    謎の男「(…さて…王族さんのお相手だ…!)
    4

    今回もチームプレイで頑張ろーぜえ〜キヒヒヒヒ」

    アスタ「…

    オマエさっきステージが動いた時、動揺してたな…!さては他にも罠仕掛けてるだろ…!」

    謎の男「(…コイツ… …そうか、たしか “氣” とかいうのを感じれるんだったな…)」

    謎の男「そうだよ、実はな…昨日ステージのあちこちに罠を仕掛けたんだよ 情報掻き集めて、この場所で試験があるって知ってな」

    ミモザ「(…情報って…ロイヤルナイツ試験の場所なんて、よっぽどの機密事項のはずですわ…!)

    アナタ一体…」

    アスタ「昨日仕掛けたって…やっぱりズルじゃねーかコノヤロォォ〜!!」


    謎の男「なんでだよクソバカ、情報戦も実力の内だろーが 前日に罠張ったらダメだなんてルールがあんのか?あ?現に咎められてねーだろが」

    アスタ「ぐぬ…ぐぬぬぬぬ…!」

    ミモザ「(もう論破されてる…そんなアスタさんもカワイイですわ)」

    アスタ「ぐぬぬぬぬ…!じゃあオレも オレのやり方でいかせてもらうぜコノヤロー…!!」
    5

    謎の男「オマエごときのクソ小せえー脳みそで、マシな案が思いつきゃいーがな キヒヒヒ」

    アスタ「脳みそはパンパンに詰まっとるわァァ」

    ミモザ「そうですわ!アスタさんが小さいのは背丈だけです!」

    アスタ「おいミモザ」


    ユリウス「それではBチーム対Cチームによる2回戦第1試合、試合開始ー!!」

    国王「(余に恥をかかせた下民が2人とも勝ち残るとは…早く負けてしまえ)」


    キルシュ「ミモザ…俗人のマナにあてられすぎて自分を見失っているようだな…カワイソウに…

    お前が戦う間も無く、汚らわしき者共から解放してあげよう…!」


    桜魔法 “魔桜の猛花吹雪〜美しき私の幻を添えて〜”
    6

    辺り一面を花びらで覆ったキルシュ「さぁ、美しき我が魔法の中で 汚れし己を懺悔せよ…!」

    ミモザ「(早速来ましたわね…!威勢の良いことを言いましたが…やはりこの魔法を打開する手立てが見つかりませんわ…!)」

    謎の男「(…ここは下手に動かず、ヤツらが罠魔法にかかるのを待った方がいいな…)」

    アスタ「やっぱこれしか方法ねーな!」
    7

    謎の男「…?」

    ミモザ「アスタさん…?」


    あの黒い力を使うアスタ
    8

    2人「!!?」

    アスタ「いくぜー!!」


    “ブラックハリケーン” で一気に進んでいくアスタ

    謎の男「な…!桜を…!?いや、それよりも仕掛けていた罠が…!!」

    魔法騎士達「…オイオイ…!!何だ…!?」「桜がどんどん掻き消されて…!?」

    キルシュ「…!!馬鹿な…何だ、あの悍ましい黒い塊は!?」

    そして…

    驚く魔法騎士達「あの魔法を…全て吹き飛ばした…!?」
    9

    ミモザ「…す…凄いですわ、アスタさん!!」

    顔を歪める謎の男「何してくれてんだテメェ…!!」
    10

    アスタ「お、何か初めてオマエの言葉で喋った感じがするぞ?

    さぁ!!協力して戦おうぜ!!」
    11


    謎の男「このクソチビ…!!」

    キルシュ「美しく…無い!!」

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    ブラッククローバー 第121話 『ブチのめす

    …数年前

    ボロボロで横たわっているアレクドラ「(…思わぬところに伏兵がいた…逃げるうちに奥深くの洞窟に来てしまった…

    ここでは誰も私を救援には来れまい… …ここまでか…)」

    しかしその時…



    ウィリアム「大丈夫かい…?アレクドラ」

    アレクドラ「(その姿はまるで…幼少の頃に見た絵画の…
    神のようだった)」

    ウィリアム「キミをここに感じた…もう心配はないよ」
    1



    アレクドラ「(ヴァンジャンス様には、何か魔法以外にも不思議な力がある…我々団員と繋がっているような温かい力が…

    私はヴァンジャンス様にグリモワールを捧げると誓った 金色の夜明けが最強の団で在り続けるよう邁進した

    我々はヴァンジャンス様が選んだ貴族のエリート集団…!!だがそんな中に…

    なぜあんな下民(ユノ)が…

    それどころか…私にはわかる…団員皆に分け隔て無く接していたヴァンジャンス様が…

    アイツには…アイツには…!!



    アイツは今日5回も名を呼ばれた…!!私はまだ一度も話しかけられてないのに…!!

    なぜアイツなのだ…!!四つ葉だからか…!?

    …そんなアイツが…ヴァンジャンス様に期待されているアイツが自ら団長になるとぬかすなど…

    ヴァンジャンス様を愚弄している!!)」
    2


    巨大なゴーレム?を創り出したアレクドラ「運良く精霊魔法を授かったからといって図に乗るなー!!」

    ベル「私に選ばれるのもユノの力なのよー!!何かムカツくわねアイツ…やっちゃうわよユノぉー!!」

    ユノ「下がってろ…ベル」

    ベル「んなっっ!?」



    場面はノエルとソリド

    攻撃を放ちながら追うソリド「クハハハハ 防御だけ出来たってどうしょーもねーぜ、ノエル〜!!」

    その後ろから…

    飛んでくるデミトリ「何をしている!2人同時に一気にクリスタルを叩く作戦がめちゃくちゃだ!」

    ソリド「うるせー!!オレ様に指図すんな!!」

    デミトリ「…仕方無い…!私も加勢し、一気に倒して…」

    しかし次の瞬間…


    デミトリの背後に生えてくるキノコ「よっ」

    ぎょッ…とするデミトリ「!? うわぁぁぁ、何だコレ…重…」

    地上に落ちていくデミトリ

    ソリド「あ?」

    デミトリ「うぐぐ…」

    そこに…


    菌魔法 “走るキノコくん” に乗って現れるエン「君にはさっき胞子をつけさせてもらた…ノエルくんの邪魔はさせないよ〜」
    3



    追いつかれたノエルも地上に降りる

    ソリド「残念だったなノエル〜 オレが追いついちまった以上、もう万に1つもクリスタルを傷つけることは出来ねーぜェェ」

    ノエル「…」

    その時…



    ノエルの肩から生えてくるキノコ「はたしてどうかな!?」

    ノエル「きゃあ!?」

    キノコ(エン)「安心したまえ、エンだ これは私の声を届けてくれる “しゃべるキノコくん” だ」

    ノエル「何勝手にヘンなのくっつけてくれてんのよー!!」

    エン「まあまあそんなことより…



    試合前からソリドくんの発言を聞いてたけど…あんなことを言うのは兄じゃない!!

    私は弟と妹が10人いてね…その子達の為に戦ってるんだ…

    兄はね…自分より後から弱く生まれてくる弟や妹を守る為にいるんだよ


    それをあんな風に傷つけることばかり言って…許せないよ!!

    やれ、ノエルくん!!兄貴をブチのめしてやれー!!

    普通のブチのめし方じゃないぞ!!二度と歯向かわないようにしてやれ!!

    人間も動物だから一度立場をわからせてやれば二度と歯向かわないさー!!」

    ノエル「え、えぇ… 急に元気ね、アナタ…」

    ソリド「クハハハ…誰が誰を…ブチのめすって…?」


    水で創った蛇で攻撃してくるソリド「このオレにクソ弱ぇ出来損ないのオマエが勝てるワケねーだろォがァァー!!」

    肩のエンキノコはやられ、頬にかすり傷を負ったノエル「…そうよ…私は弱かった…

    最初から強かったソリド兄様に…弱い人の気持ちなんてわからないでしょうね

    もうアナタに…認められなくても構わない


    私はもっと凄い人達に認めてもらえたから…!!
    4

    ソリド兄様の魔法…昔は本当に怖かったのに…今ではとても薄っぺらく感じるわ…」


    ピキ…ときたソリドは大きな水の蛇を出す「ほざけ、一族の恥晒しがァァァ!!」


    アレクドラ「どこまで私を侮辱するかー!!この私の最高の攻防力を備えた魔法…精霊魔法無しで止められるものかァァ!!

    ヴァンジャンス様の夢を叶えるのは私だー!!」

    しかし…


    風魔法 “暴嵐の塔” で吹き飛ばすユノ
    5

    アレクドラ「…な…(内側から…!?)」

    魔法騎士達「相手の魔法の中に魔法を発生させたー!?」「そんなこと…出来るのか…!?」


    ユノ「人の夢なんか知らない オレが見るのはオレの夢だけだ」
    6


    大粒の汗を垂らすソリド「…(バカな…!!バカなフザケるな、こんなことあるワケねェェー


    何だ、この魔法は!?

    フザケるな、ありえねー あのノエルがこんな魔法…)」

    ノエル「当てて…いいのよね?」

    ソリド「やれるモンならやってみろオオ、この出来損ないがアアアアア!!

    (当たらねー!!コイツの魔法がオレに当たるワケねーんだ!!)」


    ノエル「 “海竜の咆哮” 」
    8

    ぶっ飛ばされるソリド
    9

    アスタ「うおおおお、ノエルー!!」

    ミモザ「クリスタルをたった一撃で…!!」


    ノエル「もう私は…弱くない!!」

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    ブラッククローバー 第120話 『因縁』

    司会「1回戦第7試合はMチームの勝利!!続いて1回戦最後の第8試合ー!!」
    1 (1)

    アスタ「ということはとうとう…ユノとノエルのチームの出番だー!!うおおおお」

    チャーミー「らああああ」

    アスタ「もう1人は…!!」



    病弱そうな “翠緑の蟷螂” 四等上級魔法騎士のエン・リンガード「みんな…頑張ろー…力を合わせれば大丈〜夫…」
    1 (9)

    アスタ「(まずアンタが大丈夫かー!?)」


    エン「絶対に勝とうね〜…」

    ノエル「ちょっと…あの人、大丈夫なの…!?」

    ユノ「…知らない」


    ノエル「それに…アナタ、バカスタと一緒に育ったそうじゃない…アイツみたいにめちゃくちゃしないでよね」

    ユノ「…アンタこそ…魔法のコントロール苦手なんだろ…?火山の時もマナスキンで精一杯だったみたいだし…ちゃんと戦えるのか?」

    ノエル「はぁー!?私は王族よ!?アンタみたいな下民でアスタの幼馴染なんて野蛮人こそちゃんと考えて戦えるのかしら!?」
    1 (2)

    ムキー…として言い返すノエルに対し、ユノはやれやれといった感じで言葉を返す

    ユノ「…まったく反論になってないし…その稚拙な言い回し、アスタに影響でも受けたか…?」

    ノエル「はぁぁー!?なんで私があんなヤツのぉぉ〜!?あんたこそそういう態度バカスタっぽいじゃわわあわじゃ」

    ネロ「…」

    ユノ「動揺しすぎだな…図星か」

    ノエル「動揺なんかしてなななじゃわー!!」

    アスタ「オイオイ仲良くしなさいな 2人とも大人気ないぞ」

    エン「そんなことより…作戦立てないか…」

    まだ落ち着かないノエル、ため息を吐くユノ、ユノの近くでもじもじしているチャーミー

    そこに…

    ソリド「仲良くおしゃべりとは…余裕じゃねぇか


    一族の恥晒しがよくこの試験に参加なんかしたなァ?偶然活躍した黒の暴牛の成績が自分のお陰だとか思ってんのかァ〜!?」

    ノエル「ソリド兄様…!!」


    ソリド「魔力もコントロール出来ず、王族でありながら “銀翼の大鷲” に入れなかったオマエが オレと戦うなんてなァァ〜!?ククク」

    アスタ「また出たな、もっさり前髪〜!!」

    ノエル「…」



    小さい頃の事がよぎるノエル

    ソリド「この出来損ない〜!!何で王族なのにオレ達と同じことが出来ないんだよ!!」

    「愚図が!!オレより先にメシを食うんじゃねえー!!」

    ぬいぐるみをズタボロにするソリド「オマエが弱いから大切なモノも守れないんだぜぇぇ〜!?悔しかったらやり返してみろよォォ〜!!
    1 (11)

    ちゃんと魔法をオレに当てられるんならなァァ〜」
    1 (5)

    泣くノエル


    話は現在へ

    ノエル「…」

    ユノ「…」

    アレクドラ「オイ、何をしている!出番だ、行くぞ!」

    舌打ちするソリド「ヘイヘイ」

    高笑いして去っていくソリド「精々必しに逃げ回れよ、ノエル〜」

    ユノを睨んで去っていくアレクドラ

    ユノ「…」


    そして1回戦第8試合が開始される

    アスタ「頑張れよォォ、ユノ!!ノエルー!!」

    チャーミー「らあああああ」

    ユノ「オレが攻める…!2人はサポートを」

    ノエル「私が攻めるわ!」

    ユノ「オレ」

    ノエル「私!!」

    エン「じゃあ私はサポートで…」


    その時…

    感じたユノ「! まさか…こんなスピードで…?」

    ノエル「…!? 何よ!? えッ…!!」


    魔法で創成した大鷲に乗り、全員でやってくるOチーム
    1 (8)

    ソリド「癪な方法だが…前やった複合魔法簡易版でショートカットだ!!速攻で終わらせてやるぜェェー!!」

    ユノ「向こうのクリスタルは元の位置…マズイ…!!こっちのクリスタルまでの距離を一気に詰められた!!」



    すぐさま風魔法 “カマイタチの三日月” で攻撃するユノ

    跳んで躱す3人


    炎魔法 “連鎖爆裂(コンボイラプション)” を放ってくるデミトリ



    水創成魔法 “海竜の巣” でチームとクリスタルをガードするノエル

    ソリド「いっぱしに防御魔法なんざ覚えやがってー!!」



    砂魔法 “圧◯の砂塊” を放つアレクドラ

    ノエル「…!!(水が吸われ…)」

    ノエルを抱えて飛ぶユノ「このままじゃ防戦一方だな…恐らくチームで1番速いのはオレ…

    隙を突いて敵チームのクリスタルを破壊しに行く その間、2人でどうにかこっちのクリスタルを守ってくれ」

    ノエル「…待って…!!私に行かせて!!」

    ユノ「!」



    ノエル「お願い…!!」

    ノエルの真剣な目を見るユノ「…」

    そこに…

    砂を飛ばしてくるアレクドラ「誰も行かせん…!!」

    目の前を砂で覆われたが…

    ノエルを先に行かせるユノ

    アスタ「行けノエルー!!」

    ユノ「(アスタと一緒に戦ってきたんだ…やれるだろ!!

    自分でクリスタル守った方が安心だし)」
    1 (4)

    ノエル「(私が行けば…ソリド兄様は必ず追って来る…!!)」

    ソリド「待ちやがれノエルー!!」

    アレクドラ「勝手な行動をするなー」

    ユノ「アナタの相手はオレだ」



    団員達がしていた噂話がよぎるアレクドラ

    「…オイ聞いたかよ、四つ葉の新人の話…ダイヤモンドの八輝将の1人を倒しちまったってよ…!」

    「マジかよ…!入団1年目でとんでもねーな…!」

    「しかもその時、副団長相手に金色の夜明けの団長になるって啖呵切ったらしいぜ…!」

    「かーすげーな…!風の精霊に選ばれるヤツは違うね〜…!」

    「ヴァンジャンス団長も期待してるっぽいよなー」

    アレクドラ「クリスタルを守りながら…私の相手をするというのだな…!!」


    巨大なゴーレムを創り出すアレクドラ「その態度が不遜だと言うのだー!!」
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    ユノ「…本気でかかってきて下さいよ」
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    ブラッククローバー 第117話 『二人の空間魔法使い

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    キルシュ「どうだったかな!?私達の戦い様は!!さぞ美しかったろうッッ!?」

    魔法騎士達「あ…ハイ…」

    クラウス「先程の魔法…魔力の桜吹雪で戦場を覆い、敵の視界を奪うと共に 魔力の探知も困難にさせた…!!

    更にその花びらは複数の分身を生み出し、敵を混乱させる…!!

    そして味方にはクリスタルまでの安全なルートをつくる…!!

    それを可能にさせるのは…王族ゆえの怪物染みた魔力の総量…!!次期団長に最も近い男…キルシュ・ヴァーミリオン 流石だ…!!変な人だが…」

    謎の男「ふーん…」



    アスタ「うおおおお!!なんつー規模の魔法だ〜!!すげぇぇぇ!!さすがミモザの兄ちゃんっっ!!」

    ミモザ「言わないでアスタさん…」

    キルシュ「黙れ汚物 私の空間が汚れる

    次は貴様の番だ…!!貴様のようにヒビの入った器…我が美しき魔法で粉々に砕いてくれる…!!」

    アスタ「フフフ…どうかな?

    よくわからんけど器ってのは…ヒビが入ってからが長く使えるんだぜ!」
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    ユノとノエル「…」

    キルシュ「それは貴様が貧乏だからその器を使っていただけだ 貧乏…美しくない…」

    アスタ「何ですとォォォ

    (あの器はシスターがオレ達の為に買って来てくれたものだったから…シスターとオレの愛の力さ…!)」

    キルシュ「…あと…例えだからな…」



    次は1回戦第3試合

    レオポルド(二等中級魔法騎士)「オレの炎魔法を中心に、ドカンと豪快に攻めよう!!ワハハハハハ」

    ハモン・カーセウス( “金色の夜明け” 二等中級)「私の硝子魔法を主軸に、華麗に優雅に攻めましょう オホホホホホ

    私、先程のキルシュさんの戦いで火が点いてしまいましてね 私達も美しく行きましょう!!」

    レオポルド「美しさなどどうでもいいわ!!火が点いたならオレの炎で更に燃やしてやるからボカンと…」



    フィンラル(一等下級)「いや…攻め方は…オレに任せてくれないかな 機動力抜群の空間魔法…使わない手は無いだろ…!?

    (オレだって伊達に黒の暴牛のみんなと戦って来たワケじゃない…!こんなところで負けられない!!)」

    レオポルド「ワハハハハ面白い…!!オレ達を使いこなしてみせろ!!」



    そして試合は始まり…

    レオポルド「うオオオオオ」

    相手「ぐわぁッ!!

    (くそ…!!絶妙なタイミングで弱点属性の魔道士を…!!あの空間魔道士…

    この戦場がよく見えてやがる!!)」

    次の瞬間…
    1 (6)


    空間から出てきたハモンが硝子創成魔法 “硝子の剣(ヴェールエペ)” でクリスタルに攻撃する

    相手「しまっ…」

    ハモン「(黒の暴牛にこんな使い手がいたのですか…!なぜ今まで埋もれていたのでしょう…

    我々の魔力の流れを見極め、最適な方へ空間を作る!)」

    レオポルド「(これならば全力で…魔法をブチ込めるわー!!)」
    1 (7)


    炎魔法 “螺旋焰” で突っ込んでいったレオポルドがクリスタルを破壊し、Eチームの勝利

    フィンラル「よし…ッ!!」

    アスタ「さすがっス、フィンラル先輩ー!!」

    ざわつく魔法騎士達「あの空間魔法の戦い方…厄介だな…!あれで下級魔法騎士…!!」

    「この試験…黒の暴牛は全員が下級…!ナメているのかと思ったが…」

    「前の試合の2人も下級らしからぬ強さだった…!!やはり今年の黒の暴牛は違うのか…!?」

    ランギルス「…」

    食べ物を持ってきたハモン「さぁさぁ、運動の後は食事にしましょう」

    レオポルド「食事!?うむ!誰がたくさん食べられるか勝負するのか!」

    どきどきがまだ治まってないフィンラル「いや…ちょ…今そんな気分じゃないんですけど…うぷ」



    続いて1回戦第4試合
    1 (8)


    頭を抱えているセッケ( “翠緑の蟷螂” 五等下級)

    「(ヤバイ!!どいつもこいつも強ぇぇぇぇぇ!!やっぱオレが来るには早すぎただろココ〜!!



    てゆーか団長の “新人にもチャンスをくれてやろう枠” って何なんだよォォォ!!

    そしてそれになぜオレが選ばれるんだよォォォ!!いやなんかオレやれます的なこと言ったけどォォォ)」

    フラギル・トルメンタ( “水色の幻麓” 三等中級)「君…大丈夫…?黒の暴牛の人達も下級なのにすごかったし…君も実は強いんでしょう?」
    1 (9)

    セッケ「ハハ、よくぞ見破ったね まいったな…目立つのは好きじゃないんだが…!

    しょうがない…じゃあまずはオレが青銅の流星魔車輪(セッケシューティングスター)で爆走するのはどうだろう?」

    フラギル「はぁ…」

    ランギルス(一等上級)「それ、いいですね」

    対するHチームの魔法騎士「…よし!!クリスタルは防御魔法で完璧に覆った…!!これでそう易々と破壊出来まい!!」
    1 (10)

    そこに…

    相手「む…!!真っ直ぐ…突っ込んで来るぞー!!なんだあのダサイ魔法は!!」

    ランギルスを乗せたセッケシューティングスターは突っ込んでいく

    物陰から覗く相手「(馬鹿め…!!そのまま来やがれ…オレのトラップ魔法の餌食だぜ…!!)」

    しかし…

    相手「…!! マズイ…!!アイツは…」
    1 (11)



    腕の一振りでクリスタルを空間ごと削り取って破壊するランギルス
    1 (12)

    相手「…な…!?」

    どよめく魔法騎士達「…く…空間を削り取った…!!」

    キルシュ「ふむ…流石ヴォード家 美しい…!」

    アスタ「…フィンラル先輩の弟…!!(あの魔法…オレの剣で斬れるのか…!?)」

    ざわつきが止まらない中を歩いてくるランギルス「…兄さんは所詮…運び屋止まりですよ 次の試合…


    僕の空間魔法に入らないで下さいね… 体…持っていかれても知らないですから


    …そうなると…父さんや母さんはともかく… “あの人が” 悲しむ…」
    1 (14)

    フィンラル「…そうだな

    そうならないように…オレがオマエに勝つ…!!」
    1 (15)

    ランギルス「兄さんのクセに…生意気だね…!!」


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