七つの大罪

    人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
    今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
    2週間71円で全て読み放題!!
    七つの大罪 第215話 「処刑人ゼルドリス」

    ディアンヌとゴウセルの前に現れたゼルドリス

    ディアンヌ「…! あの子はたしか…」

    メリオダスが〈十戒〉と1人で戦った時の事を思い出したディアンヌ「あの時の…!!」




    ゼルドリス「ゴウセル…魔神王はご立腹だ、今すぐ牢獄へ戻れ さもなくば魔神王への背反とみなし、お前を始末せねばならない…」

    ゴウセル「やれやれ…できるだけ魔力は温存しておきたかったのだが、お前が相手ではそうもいくまい」

    睨み合う2人だったが…次の瞬間…
    2 (1)


    ドンッ

    ゴウセル「!!」

    ディアンヌ「2人ともここはボクに任せて逃げて!!」

    ゴウセル「君は下がれディアンヌ、危険すぎる 奴の狙いはこの俺だ!!」

    ディアンヌ「大丈夫…!!ボクは今、巨人の王様なんだよ?それにキミには聖戦を止めてもらわなくちゃ だから行って!!」

    頷くゴウセル「…行くぞ、ゴウセル」

    人形ゴウセル「うん」

    振り返る人形ゴウセル「…また会おうね ディアンヌ」

    ゼルドリス「…お前は〈光の聖痕(スティグマ)〉の一翼、巨人王ドロールだな」
    2 (2)

    舞いを始めるディアンヌ

    ゼルドリス「戦いの舞踊…凄まじい量の大地の魔力が奴に集まっていく なるほど…これが噂に名高い…ドロールの舞いか」

    ディアンヌ「は!!さあさあ!正々堂々、ボクと勝負だよー!!」

    ゼルドリス「…お前を敵にしておくのは惜しいな…」

    次の瞬間…
    2 (3)


    消えるような速さで…ディアンヌの胸に突き刺さるゼルドリス

    吐血するディアンヌ「か…は」
    2 (4)


    そのまま倒れるディアンヌ「(う…そ…あの〈十戒〉(カルマディオス)の攻撃にビクともしなかったのに…)」

    すぐさま反撃に出るディアンヌ「 “大地の鎧(ガイアフォーム)” !!」

    しかし…
    2 (5)


    何も起こらない…

    ディアンヌ「…え…あれ?…え?(魔力が…発動しない?)」




    ゼルドリス「お前の魔力は封印した…安心しろ、すぐに返してやる」

    ディアンヌ「(魔力を封印!?ボクは今、仮にも巨人の王だよ…それを簡単に…信じられない…強すぎる!!他の〈十戒〉とは何かが違う…)」
    2 (8)


    ゼルドリス「俺の名はゼルドリス 魔神王の魔力を借り受け、それを行使する者…いわば魔神王の代理」

    ディアンヌ「(魔神王の魔力…?魔神王の…代理!?)」

    ゼルドリス「選ぶがいい…巨人王ドロール

    2 (6)

    ここで◯ぬか、我ら〈十戒〉の仲間となるか

    …お前の勇猛さは妖精王ともども、魔界に響き渡っている…その気があるならばお前に更なる力を与えてやろう

    どうだ、ドロール?悪い話ではあるまい」

    ディアンヌ「な…そんな話を呑むわけが…」

    しかし睨むようなゼルドリスの鋭い眼に言葉が止まるディアンヌ


    場面は現在へ

    ドロール「戦いからの逃走を◯ぬことよりも恥とする私(巨人族)に この時、残された選択はただ2つ

    ◯を選ぶか…〈十戒〉となるか」

    体の痛みに耐えているキング「!! ハァッ…ハァ どういうことですか!?それじゃ…ハァッ

    ディアンヌはあなたと違う選択をしても…いや、どちらを選んでも二度と戻れないと!?」

    ドロール「…ただ私は知りたかった 〈十戒〉として生きることと巨人族として◯ぬことと、どちらが正しかったのか」

    グロキシニア「ドロールくん…」

    キング「そんな…ディアンヌ…!!」

    場面は過去へ

    ゼルドリス「巨人王ドロール、天はお前に二物を与えた…類まれなる力と…孤独だ

    巨人族を上回る体躯、サファイアのごとき青い肌 魔を秘めし隻眼、奇岩のごとき4本の腕

    お前は部族の中でも異物として扱われてきたそうだな…」

    ディアンヌ「(… 巨人の王様が)」



    小さい頃に周りから言われた言葉を思い出すディアンヌ

    “戦いを憎み嫌う巨人族など巨人族にあらず、お前は異物だ”


    ディアンヌ「(ボクと… …同じだ)」

    ゼルドリス「戦いと強さを重んじる巨人族ゆえ、今でこそ巨人の王と祭りあげられているのだろうが お前を心から理解する仲間など存在すまい…

    …だが我ら(魔神族)は違う なぜなら魔神族はその存在そのものが世界の異物だからだ」

    ディアンヌ「(ボクの答えは…)」

    ゼルドリス「さあ選べ ◯か、〈十戒〉となるか」

    ディアンヌ「(…決まった ううん、もう決まってる)」


    叫ぶキング「ダメだよ!!ディアンヌ、選んじゃダメだ…ディアンヌーッ!!」
    2 (7)


    起き上がるディアンヌ「ほーい♡」

    涙を流すキング「ディ…ディアン…ヌ?」

    ディアンヌ「あは♡戻って来れた!!」

    ドロール「バ…バカな!!お前は一体どちらを選択したんだ…!?いや…どちらを選ぼうと戻って来れなかったはず…どうやって」

    ディアンヌ「へ?ああ、それなら〜…
    tz215-9

    …逃げちゃった♡」

    目と口を大きく開けて驚くドロール「…!!」

    ディアンヌ「キングも戻ってきてたんだね」

    キング「よかった..オイラ…オイラ…」
    tz215-10

    キングにキスするディアンヌ「大好き」

    顔中を真っ赤にするキング「(ほあああああああ あああああああ〜っっ!?)」

    人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
    今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
    2週間71円で全て読み放題!!

    ディアンヌ「ねえメリオダス…エリザベスと対峙している化け物は!?」

    メリオダス「〈十戒〉が自分(てめえ)の心臓六つを犠牲に転化した姿…インデュラだ」

    ディアンヌ「あ…あれが〈十戒〉!?」

    キング「インデュラ…!?」

    メリオダス「ああなったが最後、奴らは◯ぬまで破壊を続けるぞ!!」

    ディアンヌ「そ…そんな!!なんとかしなきゃこのままじゃブリタニアが…」

    メリオダス「止める方法があるとすれば…あいつらが残りの心臓(いのち)を燃やし尽くし◯ぬのを待つか」


    リュドシエル「いいところに来られました!!共に力を合わせ、この醜い獣どもを討ちましょう!!」
     
    1 (2)

    エリザベス「救います」

    リュドシエル「んな…」

    1 (3)

    目から光を放つエリザベス…
    1 (4)



    デリエリとモンスピート「!!」

    ディアンヌ「わあっ!!」

    エリザベス「 “光あれ” 」

    1 (5)

    放った光がデリエリとモンスピートに突き刺さる…

    リュドシエル「エリザベス様、正気ですか!?こいつらに救う価値などない!!」

    ディアンヌ「…なんだかボクあの人苦手…」

    キング「…」



    リュドシエル「こいつらを◯せば我々(女神族)にとって…いや、他種族にとっての脅威も減るのです!!

    ひいては聖戦の終結に一歩近づくのですよ!?目を醒ましなさい!!」

    エリザベスの光を浴びたサリエルとタルミエルの傷が癒えてゆく…
    1 (6)


    デリエリ「ガ ア”ア”…オ” ア”ア”ア”ア”」

    キング「!! …どんどん禍々しい姿に変化していく」

    メリオダス「…あいつらの中の闇が、エリザベスの光に必しで抵抗してるんだ 押し戻されるぞ…!!」

    エリザベス「私は…諦め…ない!!」

    ディアンヌ「メリオダス!!エリザベスの加勢を…」

    メリオダス「ダメだ!!オレの魔力じゃ相さいしちまう…!!」

    何もできず、拳を握りしめるメリオダス

    サリエル「押されているな…」

    タルミエル「当然じゃな〜い 私達(四大天使)を圧倒するような化け物ですよ〜?」

    リュドシエル「フン…これ以上の茶番には付き合えん サリエル!!タルミエル!!今のうちに我らで〈十戒〉を始末する!!」

    エリザベス「ダメ!!やめてリュドシエル!!」

    次の瞬間…
    1 (7)

    リュドシエルの前に立ちはだかるメリオダス

    ディアンヌ「いつの間に!?」

    キング「メ…」

    サリエルとタルミエル「メリオダス!!」

    メリオダス「オレに任せろ、エリザベス」

    エリザベス「メリオダス…ありがとう!!」

    デリエリとモンスピートに語りかけるエリザベス「ごめんなさいなんて私には言う資格がないかもしれない…

    私のせいで…あなたたちの仲間が◯んだも同然なんだから…それでも…」

    サリエル「何を仰るのですかエリザベス様!!仇敵である魔神族に情けなど無用!!」

    タルミエル「その通り、魔神族のどこに救う価値があるのです〜?」


    エリザベス「ならその価値は誰が決めたの?誰が決めていいものなの?」

    サリエルとタルミエル「…」

    エリザベス「朝の光も 夜の帷も 誰にも等しく降り注ぐわ…

    人間に 巨人族に 妖精族に 女神族に

    1 (8)

    魔神族に…」

    リュドシエル「御託はもういいっ!!あの方は決してお許しにならんぞ!!」

    エリザベス「私は…誰に許しを乞うつもりもありません!!」

    リュドシエル「サリエル!!タルミエル!!さっさと来い!!我ら3人でメリオダスもろとも〈十戒〉を討つぞ!!」

    リュドシエルの後ろに飛び上がり、構える2人

    サリエル「やるか」

    タルミエル「オッケ〜」

    しかし…

    1 (9)



    メリオダスへの攻撃ではなく、エリザベスに加勢する2人

    リュドシエル「!? お…お前たち何を!?」

    サリエル「何って見りゃわかるだろ、加勢(サポート)だよ!」

    タルミエル「私たちは私たちの意志で動かせてもらいます〜」

    メリオダス「エリザベスいけー!!」

    エリザベスの光は2人の体を貫いていき…
    1 (10)



    体から黒いものが出ていく…

    息を切らしているエリザベス「ハァッ…ハァッ…」

     
    1 (1)



    インデュラから戻った2人は地上へと落ちていく…

    次回、
    第209話 教えてください この気持ちをへ続く


    人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
    今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
    2週間71円で全て読み放題!!

    インデュラと化したデリエリがリュドシエルをぶっ飛ばす

    リュドシエル「ぐ…」

    その威力は、ぶっ飛ばされたリュドシエルが大樹を何本も突き抜けていく程…

    リュドシエル「おぐっ!!」


    ガラン「儂らは撤退じゃ、フラウドリン!!」

    フラウドリン「しかし!2人は…」

    ガラン「早うせい!!」

    フラウドリン「は!!」

    戦場から少し距離をとった2人

    フラウドリン「ガラン様!!デリエリ様とモンスピート様の変化は…!?あれは…あれはまるで…


    2 (2)


    破壊の権化インデュラ!!魔界にのみ生息し、魔神(住人)達ですら畏れ忌み嫌う伝説の獣…」

    ガラン「その通り…あれは七つの心臓を有する上位魔神が、六つの心臓を捧げ 闇と契約を交わし、本性を曝け出した姿じゃ

    ただし闘級5万を超える個体でない限り、その変化に耐えきれず◯ぬ!!よもやあの2人にインデュラ化を決断させるとは…」

    リュドシエル「汚らわしいケダモノ風情が…」

    ガラン「〈四大天使〉リュドシエル…たいした玉じゃ」

    光を放つリュドシエル

    デリエリは防御もせずに直撃…するが…

    2 (3)
     

    無傷のデリエリ

    ガラン「…が、これで終いじゃろ」

    リュドシエル「…っ」

    サリエル「う…」

    タルミエル「うそぉ〜ん」

    リュドシエル「サリエル!!タルミエル!!お前達も手伝わぬか!!」


    サリエル「あ…ああ!」

    タルミエル「ご…ごめんなさ〜」

    動き出した2人だったが…

    タルミエル「い」

    1 (1)



    モンスピートから伸びる黒い触手で押さえつけられる2人

    呪文を唱えるモンスピート…
    1 (1)


    黒い炎?とともに爆発が起こる…

    リュドシエル「この化け物どもが…!!」

    デリエリがリュドシエルの上をとる

    舌打ちするリュドシエル

    デリエリは髪の先端を鋭くし、リュドシエルへ攻撃する

    かわすリュドシエル


    かわされた髪の先端は地面へと突き刺さり…とてつもない威力の爆発が起きる…

    リュドシエルは至近距離からデリエリに光を放つ

    1 (2)


    くらったデリエリだが、構わずリュドシエルの腹に反撃をくらわせる

    ぶっ飛ばされるリュドシエル「ごほっ がはっ」

    ボロボロのサリエルとタルミエル

    リュドシエル「ありえん…!」

    2 (4)



    場面は走って向かっているメリオダス達へ

    キング「森が悲鳴を上げている!!」

    ディアンヌ「な…何が起きてるのかな!?」

    キング「さっきから〈四大天使〉は誰と戦っているんだ!?」

    ディアンヌ「〈十戒〉よりも禍々しい気配…」

    一同の前に…アークで護られた状態で倒れているエリザベス

    メリオダス「エリザベース!!」

    ディアンヌ「た…大変、倒れてる!!」

    1 (3)


    手を伸ばしたディアンヌだったが、アークに触れてバチッ…とくる

    ディアンヌ「つっ!何これ…バリア!?」

    大剣を置いたメリオダスが…アークの中に腕を突っ込んでいく…



    ディアンヌ「メリオダス…腕が!!」

    キング「それは女神族の張った結界だ!魔神族のキミには…」

    2 (5)



    エリザベスを抱きかかえるメリオダス「エリザベス…もう大丈夫だ」

    エリザベス「…メリオダス ごめんなさい…私…何も気付けなくて 何も止められなくて…何もできなくって…」

    大粒の涙を流すエリザベス

    メリオダス「お前は何一つ悪くねぇ…あとはオレがなんとか…」

    エリザベス「ダメ…あなたばかり傷つくのは…」

    飛び立っていくエリザベス

    メリオダス「エリザベス!!」

     

    リュドシエル「とことんやるか!!面白い…ならば私も〈四大天使〉の名にかけて」

    そこに…

    エリザベス「あなたは下がって

    2 (6)



    私が止めます」

    2 (1)


    向かい合うエリザベスとデリエリ


    我が身など、惜しくはない憎しみを断ち切れるなら
    殺意に呑まれた野獣を前に立ちはだかるエリザベス!
    無血の平和を諦めはしない!
     

    人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
    今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
    2週間71円で全て読み放題!!

    ネロバスタに矢を射したゴウセル「では共に〈天界〉の門に向かおう…ネロバスタ」

    ネロバスタ「…仰せのままに、リュドシエル様」

    門へと歩き出すネロバスタ「リュドシエル様は知力・魔力・魅力(カリスマ)、
    全てを兼ね備える最高の〈四大天使〉

    もはや〈光の聖痕(スティグマ)〉が魔神族を討ち滅ぼし、
    豊潤な魔力に満ちたこの地(ブリタニア)を手中にするのは時間の問題

    聖戦の勝利の為に、家族も友も捨て去ったリュドシエル様の覚悟を無駄にしてはならない…」

    ゴウセル「ただ1つの目的の為に全てを捨て去った男か …俺も そんな男を知っている」

    ネロバスタ「聖戦に勝利した暁には…この門が同胞たちを迎え入れる」

    1 (1)


    ゴウセル「これが〈天界〉へ通ずる門…か」

    そこに…

    メラスキュラ「予想通りねぇ、女神族どもの趣味って最悪」

    2 (2)



    ゴウセル「…!メラスキュラ、捕虜の救出はどうなった?」

    メラスキュラ「どーもこーもないわ…罠だったのよ」

    メラスキュラに矢を射すゴウセル「…救出は失敗、更に〈四大天使〉タルミエルとサリエルの出現で軍隊(部下たち)もほぼ壊滅か」

    メラスキュラ「勝手に頭を覗かないでくれる!?」

    ゴウセル「お前と入れ違いにリュドシエルまで向かっていった」

    メラスキュラ「!」

    ゴウセル「さすがに分が悪いな」

     

    場面は戦場へ

    アークのような球を出すタルミエル

    斬り掛かっていくガラン

    すると横の顔が呪文を唱え、放った魔法でガランを後退させる

    続いて逆方向から、デリエリが殴りかかろうとするも…

    もう片方の顔も呪文を唱え、デリエリに攻撃をくらわせる

    1 (2)



    そして大きくなったアークのような球をガランへ放つタルミエル

    なんとか受け止めようとするが圧されていくガラン

    次の瞬間…

    1 (3)


    黒いもので顔を貫かれるタルミエル

    放ったのはモンスピート

    しかし次の瞬間、バラバラにされるモンスピート

    フッ…と笑うサリエル

    1 (4)


    すぐさまデリエリがサリエルに拳を振るう

    防御もしようとしないサリエル…

    1 (5)


    サリエルの前には風?の壁のようなものがあり、デリエリの拳は届かない…

    が、構わず突っ込んでいくデリエリ

    削がれて骨になったが、その骨でぶっ飛ばすデリエリ

    転がっていったサリエルが…顔を上げると…





    クリティカルオーバーを使い、さきほどの攻撃を受け止めているガラン

    そしてそれをサリエルへとぶち込む

    次の瞬間…

    背後からレーザーのような攻撃に貫かれるガラン

    ガランが振り向くと…

    レーザーは無数に放たれ、倒れるガラン

    2 (4)



    リュドシエル「はじめまして さようなら…」

    リュドシエルの後ろには巨大化したフラウドリンも倒れている

    黒いものを3つ放つモンスピート

    リュドシエルは右腕を動かし、自身の前で止め…消す…?

    次の瞬間、デリエリがリュドシエルの背後から蹴りを放つも…

    リュドシエルはそれをかわし、デリエリの背後をとり…

    1 (8)


    一発の攻撃でデリエリとモンスピートを貫く


    ネロバスタ「〈十戒〉なぞ所詮は醜い獣…リュドシエル様は最高の狩人よ…獣を追い込み、確実に仕留める…」

    メラスキュラ「頭の悪いコね…それは追いつめられた獣が… “ただ” の獣だった場合よ」

    モンスピート「どうやらここまでだね…」

    デリエリ「これしか方法はねえしな」

    片腕を上げる2人

    リュドシエル「…ん?」

    1 (9)


    2人はその腕を自分の胸に突き刺す…

    モンスピート「ぐお…あ…」

    デリエリ「がああっ」

     


    フラウドリン「モンスピート様…何を!?デリエリ様!?」

    ガラン「まずい…フラウドリン、儂らは撤退の準備じゃ…!!」

    胸に突き刺した腕を抜いた2人

    そこには6個の心臓が握られており…

    2人はそれを潰す…

    デリエリ「我が…六つの心の臓を贄と捧げ契約する」

    モンスピート「解放せよ…我が魂に内在せし本性よ!!」


    メラスキュラ「…それは最高位の私たち、魔神〈十戒〉の中でも限られた者にしか許されない禁忌の術

    術者は元の姿と理性を失うことを代償に最悪の存在と化す…

     1 (10)

    その獣の名は “インデュラ” 」

    2 (1)




    インデュラと化したモンスピートとデリエリ

    リュドシエル「笑止 それがどうした」

    1 (12)



    リュドシエルの顔面に一撃くらわせるデリエリ


    眠ったように動かなくなったキングとディアンヌ…

    ヘルブラム「ハーレクイン!!ハーレクイン!!目を覚ますんだ、しっかりしろ!!なぜだ…!!2人ともまるで意識が戻らない…!!」

    グロキシニア「呼びかけても無駄っスよ?2人の魂はこの場にないんスから…」

    ヘルブラム「俺っちが視えるのか!?」

    グロキシニア「フフ…同じ妖精王同士、波長が合うのかもしれない…だから視えるんスかね?キミはキングくんの知り合い?

     


    悪いね、2人は試練をクリアしない限りは目覚めない…」

     

    場面は過去…〈十戒〉カルマディオスと戦うキングとディアンヌ

    tz202-1


    霊槍バスキアス第二形態 “守護虫(ガーディアン)” で攻撃するキング「 “壊◯毒(ネクロシス)” 」

    カルマディオスの6本全ての腕を刺す…すると…

    武器を落とすカルマディオス「ぬがっ…」

    キング「ディアンヌ!!腕は封じたよ!!」

    ディアンヌ「はぁあ…」

    tz202-2



    大地で創った腕でカルマディオスの動きを封じたディアンヌ「今だ!!」

    突っ込んでいこうとしたキングだったが…

    口から吐いて攻撃してくるカルマディオス「 “邪息(エビルブレス)” !!」

    そこに…

    tz202-3



    飛び出してくるメリオダス

    キングとディアンヌ「!?」

    カルマディオス「メリオダス様…」

    メリオダス「…悪く思うな、カルマディオス」

    フルカウンターで返すメリオダス

    カルマディオス「な…ぜ なぜ…だ…!!」

    加勢する2人

    tz202-4



    キング「霊槍バスキアス第十形態 “翠蛸(エメラルドオクト)” 」

    ディアンヌ「 “砕破(ギガクラッシュ)” !!」

    吹き飛んでいくカルマディオス「ごあぁああぁーっっ!!おのれ…すぐに舞い戻って…必ず…や…同胞たち…をを」


    ディアンヌ「ゼエッゼエッ プハーッ や…やったのかな!?」

    キング「ハアッハアッ」

    メリオダス「…ひとまず退けたってとこだろ」

    キング「2人とも!!呑気にしてる場合じゃない!!後ろにはまだ大勢の魔神族がいるんだ!!」

    しかし振り返ると…

    キング「…ってあれ?魔神族の軍勢は?」

    1人、空に浮いているエリザベス「あの人たちには帰ってもらったわ」

    ディアンヌ「か…帰ってもらった?」

    キング「あれだけち走ってた魔神族をどうやって…?」

    tz202-5


    エリザベス「…私は少し話をしただけ 誰も心の底からこんな争いは望んでいないもの」

    メリオダス「エリザベス…」

    そこに..

    岩陰から出てくる男「礼を言わせてもらうぜ!!」.

    ディアンヌ「! …人間?」

    後ろからも数人の男達が出てくる

    tz202-6


    男「おかげで全滅せずに済んだよ!!あんたたち〈光の聖痕(スティグマ)〉の戦士だろ?」

    ディアンヌ「〈光の聖痕〉?」

    男「違うのか?あんたら、女神族を柱とした巨人族・妖精族の3種族の連合だろ?」

    メリオダス「ああ、まぁな…俺たちは妖精王の森から来たんだ ここを魔神軍が攻撃してるって情報を聞いてな」

    男「俺たちもぜひ仲間に加えてくれねぇか?俺はロウ」

    差し出された拳に応えるメリオダス「メリオダスだ、歓迎するぜ」

    怪我をしている人達を治してあげるエリザベス

    男達「おおっ」「あ…ありがとう…」

    エリザベス「みんな、ここはまだ危険よ 急いで拠点に戻りましょう」


    →→続く 

    このページのトップヘ