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七つの大罪 第215話 「処刑人ゼルドリス」
ディアンヌとゴウセルの前に現れたゼルドリス
ディアンヌ「…! あの子はたしか…」
メリオダスが〈十戒〉と1人で戦った時の事を思い出したディアンヌ「あの時の…!!」
ゼルドリス「ゴウセル…魔神王はご立腹だ、今すぐ牢獄へ戻れ さもなくば魔神王への背反とみなし、お前を始末せねばならない…」
ゼルドリス「ゴウセル…魔神王はご立腹だ、今すぐ牢獄へ戻れ さもなくば魔神王への背反とみなし、お前を始末せねばならない…」
ゴウセル「やれやれ…できるだけ魔力は温存しておきたかったのだが、お前が相手ではそうもいくまい」
睨み合う2人だったが…次の瞬間…
ドンッ
ドンッ
ゴウセル「!!」
ディアンヌ「2人ともここはボクに任せて逃げて!!」
ゴウセル「君は下がれディアンヌ、危険すぎる 奴の狙いはこの俺だ!!」
ディアンヌ「大丈夫…!!ボクは今、巨人の王様なんだよ?それにキミには聖戦を止めてもらわなくちゃ だから行って!!」
頷くゴウセル「…行くぞ、ゴウセル」
人形ゴウセル「うん」
振り返る人形ゴウセル「…また会おうね ディアンヌ」
ゼルドリス「…お前は〈光の聖痕(スティグマ)〉の一翼、巨人王ドロールだな」
舞いを始めるディアンヌ
舞いを始めるディアンヌ
ゼルドリス「戦いの舞踊…凄まじい量の大地の魔力が奴に集まっていく なるほど…これが噂に名高い…ドロールの舞いか」
ディアンヌ「は!!さあさあ!正々堂々、ボクと勝負だよー!!」
ゼルドリス「…お前を敵にしておくのは惜しいな…」
次の瞬間…
消えるような速さで…ディアンヌの胸に突き刺さるゼルドリス
消えるような速さで…ディアンヌの胸に突き刺さるゼルドリス
吐血するディアンヌ「か…は」
そのまま倒れるディアンヌ「(う…そ…あの〈十戒〉(カルマディオス)の攻撃にビクともしなかったのに…)」
そのまま倒れるディアンヌ「(う…そ…あの〈十戒〉(カルマディオス)の攻撃にビクともしなかったのに…)」
すぐさま反撃に出るディアンヌ「 “大地の鎧(ガイアフォーム)” !!」
しかし…
何も起こらない…
何も起こらない…
ディアンヌ「…え…あれ?…え?(魔力が…発動しない?)」
ゼルドリス「お前の魔力は封印した…安心しろ、すぐに返してやる」
ゼルドリス「お前の魔力は封印した…安心しろ、すぐに返してやる」
ディアンヌ「(魔力を封印!?ボクは今、仮にも巨人の王だよ…それを簡単に…信じられない…強すぎる!!他の〈十戒〉とは何かが違う…)」
ゼルドリス「俺の名はゼルドリス 魔神王の魔力を借り受け、それを行使する者…いわば魔神王の代理」
ディアンヌ「(魔神王の魔力…?魔神王の…代理!?)」
ゼルドリス「選ぶがいい…巨人王ドロール
ここで◯ぬか、我ら〈十戒〉の仲間となるか
…お前の勇猛さは妖精王ともども、魔界に響き渡っている…その気があるならばお前に更なる力を与えてやろう
どうだ、ドロール?悪い話ではあるまい」
ディアンヌ「な…そんな話を呑むわけが…」
しかし睨むようなゼルドリスの鋭い眼に言葉が止まるディアンヌ
場面は現在へ
ドロール「戦いからの逃走を◯ぬことよりも恥とする私(巨人族)に この時、残された選択はただ2つ
◯を選ぶか…〈十戒〉となるか」
体の痛みに耐えているキング「!! ハァッ…ハァ どういうことですか!?それじゃ…ハァッ
ディアンヌはあなたと違う選択をしても…いや、どちらを選んでも二度と戻れないと!?」
ドロール「…ただ私は知りたかった 〈十戒〉として生きることと巨人族として◯ぬことと、どちらが正しかったのか」
グロキシニア「ドロールくん…」
キング「そんな…ディアンヌ…!!」
場面は過去へ
ゼルドリス「巨人王ドロール、天はお前に二物を与えた…類まれなる力と…孤独だ
巨人族を上回る体躯、サファイアのごとき青い肌 魔を秘めし隻眼、奇岩のごとき4本の腕
お前は部族の中でも異物として扱われてきたそうだな…」
ディアンヌ「(… 巨人の王様が)」
小さい頃に周りから言われた言葉を思い出すディアンヌ
“戦いを憎み嫌う巨人族など巨人族にあらず、お前は異物だ”
ディアンヌ「(ボクと… …同じだ)」
ディアンヌ「(ボクと… …同じだ)」
ゼルドリス「戦いと強さを重んじる巨人族ゆえ、今でこそ巨人の王と祭りあげられているのだろうが お前を心から理解する仲間など存在すまい…
…だが我ら(魔神族)は違う なぜなら魔神族はその存在そのものが世界の異物だからだ」
ディアンヌ「(ボクの答えは…)」
ゼルドリス「さあ選べ ◯か、〈十戒〉となるか」
ディアンヌ「(…決まった ううん、もう決まってる)」
叫ぶキング「ダメだよ!!ディアンヌ、選んじゃダメだ…ディアンヌーッ!!」
起き上がるディアンヌ「ほーい♡」
叫ぶキング「ダメだよ!!ディアンヌ、選んじゃダメだ…ディアンヌーッ!!」
起き上がるディアンヌ「ほーい♡」
涙を流すキング「ディ…ディアン…ヌ?」
ディアンヌ「あは♡戻って来れた!!」
ドロール「バ…バカな!!お前は一体どちらを選択したんだ…!?いや…どちらを選ぼうと戻って来れなかったはず…どうやって」
ディアンヌ「へ?ああ、それなら〜…
…逃げちゃった♡」
目と口を大きく開けて驚くドロール「…!!」
ディアンヌ「キングも戻ってきてたんだね」
キング「よかった..オイラ…オイラ…」
キングにキスするディアンヌ「大好き」
顔中を真っ赤にするキング「(ほあああああああ あああああああ〜っっ!?)」