#ハイキュー

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    ハイキュー!! 第265話 『一方その頃 不活発猫は』

    春高1日目の夜…

    ロビーで話している黒尾達

    夜久「初全国かあ

    なんかアレだな、もっと遠出してえよな 新幹線乗りてえ」

    黒尾「来年…あ、今年か 今年のIHってどこだっけ?遠くだったら応援行こうぜ」

    夜久「出る前提かよ」

    黒尾「いや後輩を信じてよ」
    1 (1)


    海「お、後輩」

    自販機にココアを買いにきた研磨



    しかし2人の他校選手が自販機の前で喋っていて、そっと後ろから覗く研磨

    夜久「目立つの大嫌いな研磨を、とうとう全国まで引っ張り出しちゃったな」

    黒尾「どう見ても全国大会出場のスポーツマンには見えねえよな」

    研磨に気付いて驚く他校選手「?わあ!?」「!?(ざしきわらし!?)」

    黒尾「…バレー始めた頃から中学まで 研磨はよく、特別練習がキツかった日とか試合の後とかに熱出してさあ

    やっぱ引きずり込んだ身としては多少罪悪感があってですね

    でも全国って大舞台まで来たら ちょっとは “やってて良かった” って思えるかなぁ とかね、思うわけで」

    夜久「研磨はそういうの割とどうでも良いんじゃねぇ?」

    黒尾「夜久ってホントそういうのハッキリ言っちゃうよね」

    海「研磨の性格だぞ、本当に嫌ならさっさと辞めてるだろ なぁ」

    スマホ片手にココアを持って歩いてくる研磨

    黒尾「研磨、寝る前のゲーム禁止つってんだろ!睡眠の質が落ちるでしょうが!」

    研磨「うん、まあ本気で止めたくなったら止めるけど でも一応クロに申し訳ないってのは無くもなかったよね」

    黒尾「なにっ!?」

    研磨「俺だって人に気を遣う事もあるよ」

    ゲーン…とくる黒尾「!! 改めて言われるとけっこうショック…!」

    研磨「少しはあるってだけじゃん…気を遣うって理由だけで毎日何時間も練習できるワケないでしょ



    そもそもバレーが嫌いなら続けてない トクベツ好きでもないけど

    翔陽みたいに完全能動的に “好き100%” でやってる奴は稀だろうけど アレはもう病気レベル

    俺は “たまたま” 続いてるだけ



    続ける絶対的理由は無いけど 止める理由も別に無い どっちでもないはふつうだよ」

    黒尾「…ごもっとも」



    海「冷静だなあ」

    夜久「難しい話すんな」

    研磨「…汗かくとか息切れるとかは好きじゃないけど レベル上げは嫌いじゃないし…」

    階段を上っていく研磨「…おやすみ」

    海「ハイ、おやすみ」

    夜久「あいつ体力無いけど、変な粘りはあるよなー 実際練習にはついてきてるワケだし ちょいちょいウマくサボってるけど

    前、黒尾が言ってたやつ思い出すわ ”早起き” 事件」

    黒尾「あー 寝坊常習の研磨の部屋に朝5時頃しょっちゅう電気がついてて」

    夜久「徹夜と思いきや午前2時に “早起き” したんだってやつ、ゲームする為に

    徹夜したら親にゲーム捨てられるけど、早起きなら文句ねーだろって 成績も落とさずにさ」

    黒尾「結局バレて怒られてたけどな」

    夜久「まあ好きだからできんだろうけども」

    海「でも烏野と練習やるようになってから、ヤル気出してるように見えるよな」

    夜久「あーわかる!烏野チビちゃんとよくツルんでるもんな!どう見ても真逆のタイプなのに!」



    黒尾「珍しく出来た友達ってのもあるし、研磨にとっては実在する貴重な “攻略してみたい対象” なんだと思う

    多分チビちゃんからしても、研磨は絶対に倒したい相手だろうし」

    夜久「研磨は負けてもあんま気にしなそうだから倒し甲斐ねえけどな」

    黒尾「オイ」

    海「にしても “レベル上げ” って言うのが研磨っぽいなあ」
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    黒尾「…」

    小学生の時の事を思い出す黒尾



    負けた音駒小…

    研磨「今日はボロ負けかな…」

    黒尾「…」

    黒尾の方をちらちら…と見て言う研磨「…レベル上げやる?」



    悔しそうな顔で答える黒尾「…やる」

    そしてバレー練習をする2人…



    夜久「後輩の成長に思いを馳せてる場合じゃねえんだよ」

    黒尾「夜っ久ん、情緒って知ってる???」

    目を輝かせる夜久「春高あと4日間、俺が1番目立つ」

    黒尾「ハァ〜??1番は俺ですぅ〜女子アナにインタビューされる準備もできてますぅ〜」

    夜久「うるせえアスタキサンチン」

    黒尾「ドコサヘキサエン酸だっつってんだろ!」

    さっきの他校選手「…何のケンカだ…?」

    にこやかな笑顔で謝る海「すみません」

    他校選手「あ、いえ」



    春高2日目

    実況「烏野1年生コンビ必さつのブロード炸裂ー!!」

    ミカ「隣(Bコート)も盛り上がってるねー」

    大将「んー」

    赤葦「…恐怖 初見殺し…!」

    1 (3)


    春高・男子2回戦

    Bコートにて烏野高校第1セット先取…約30分前



    Cコートでは….

    音駒高校(東京) vs 早流川工業(石川)

    クロスに打つ早流川のレフト4番



    それは夜久と山本の間へ…

    夜久と山本「!」

    2人とも動くが、前にいた夜久がレシーブ

    夜久「研磨!」
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    少し乱れたものの、速攻でアタックする黒尾

    しかし相手リベロがレシーブ

    応援席「ナイスレシィーブ!!」

    実況「これは難しいところからの速攻!しかし早流川工業、なんとか上げています!」

    アンダーでトスはレフトへ

    研磨と黒尾がブロックに跳ぶ


    後ろで構えている海「!(フェイント…!)」

    前に落としてきたボールに飛び込んで拾う海

    実況「穴を突いてきたがこれも拾う! “守りの音駒” 、簡単にはコートにボールを落としません!!」

    猫又監督「…」

    追いかけて繋ぐ研磨「福永」

    どこか渋い顔をしている黒尾と大将「…」

    二段トスからの福永のアタックはブロックにワンタッチされ、拾われる

    実況「早流川工業、これも繋いでいるー!!」

    解説「早流川工業の鹿尾監督は、音駒高校・猫又監督の元教え子なんですよねえ」



    鹿尾監督「いいよ!攻撃ゆっくり!」

    実況「そうですね、堅い守備は恩師譲りでしょうかねえ」

    相手のアタックをレシーブする山本「フンッ」

    山本の妹あかねとリエーフの姉アリサ「ナイスレシーブ!!」

    大将「なんっっかキモチワルイな…」

    ミカ「? なにが?」

    大将「早流川工業の方、最初からずっと 敢えて一発で決めようとしてない気がする」

    ミカ「? なんで?ていうか私から見たら十分凶器アタックなんだけど」

    大将「もちろん決めるとこは決めてるし、弱い攻撃ってワケじゃ全然無いよ コースもキレキレだし、音駒だからあんなに拾えてるだけで

    音駒の守備はハイレベルで、”ちゃんとハマッた攻撃” でも拾いやがるのね だからか分かんないけど早流川の方には

    “決めるより音駒のリズムを崩そう” って感じが強く見える」

    ミカ「拾われたら駄目じゃん?」

    大将「うん、決定打にはならない 目的は多分…

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    セッターを走らせる事」

    研磨はレフトへトス

    福永のアタックはブロックの腕を弾いて決まる

    リエーフ・犬岡・芝山「ナイスキィー!!」

    スコアは音駒22ー20早流川

    鹿尾「(例え1セット目を犠牲にしても、音駒のセッターに負荷をかけろ

    恐らく精神的に崩れるタイプでは無いが、疲れてくればボロが出るタイプ

    フルセットになったっていい むしろそうなれば確実にこちらが有利

    削るべきは メンタルよりフィジカル
    まずは音駒の “脳” を潰せ)」
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    ハイキュー!! 第263話 『パイセンの意地

    田中のストレートを抜いたスパイクはアウト…

    菅原達「…!!」

    カップル「ああ〜っ」

    実況「再び同点!ここを踏ん張れるか、烏野高校!」

    大将「んん〜っ」

    ミカ「? 何かトクベツマズい事した??」

    大将「今のは単発のミスっていうより、”稲荷崎ブロックの圧が順調に積み上がってきたよ” ってことを証明しちゃうミスなんだよね」

    田中の背中を叩く澤村「オッケーオッケー!良いコース!」

    田中「ウッス!」

    しかし俯く田中「(クッッッソ!!!)」
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    宮治「(けっこうしっかりストレート締めたつもりやったけどな…)」

    角名を見る月島「(さっきの…絶対止めるか触る感じだったのに)」

    カップル男「決定的に調子崩す前にあの坊主1回下げた方が良くねえか?」

    女子「今のでもう崩したんじゃないの?」

    男「お前、坊主には冷たくねえ!?」

    女子「ていうかこの土壇場で替えられないっしょ」

    田中を “元気枠” と言っていた人達「おい坊主がんばれ…!」「ここ踏ん張りどころだぞ…!」

    木下「大丈夫だ、田中だし」

    縁下「…試合で頑丈なのはいつもだし ここまでいつどんな状況でも部に居続けたのは、2年では田中だけだもんな」
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    声を出す田中・東峰・澤村「サッ来ォォオい!!」

    角名「(えー そろそろ無口になったり、チームメイトと目ぇ合わせなくなったりしろよ)」

    銀島のサーブは…

    ネット白帯に当たり、前に落ちる…

    飛び込もうとする西谷と澤村だったが…
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    影山が左手を伸ばして上げる

    実況「ネットインサーブ!セッター影山、辛うじて上げた!」

    谷地「あぅ!」

    カップル男「ひー!劣勢の終盤でよくあんな強気のサーブ打てるな!」

    月島「オーライ」

    赤葦「(セッターがファーストタッチ 月島(前衛MB)がフォローして、残る今の前衛はレフト田中…)」

    大将「これ決めらんなかったらあのボーズ辛いね…」

    ミカ「なんであの人に上がるってわかるの?」

    大将「まあそれが定石だし あとなんつーか、前衛WSって “攻撃の最後の砦” だから」

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    “ダセェのは勝負に負けるより 勝負にビビること”

    以前の事を思い出した田中は大きく息を吸い込んでトスを呼ぶ

    「レフトォォォォ」
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    月島「…」

    しかし月島は…

    東峰にトスを上げる「東峰さん」
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    実況「烏野、ここはバックアタックを選択 東峰に託します!」

    ミカ「違ったねー」

    大将「うん」



    烏養の言葉

    “自分にトスが上がるっていうのは スパイカーにとってそれだけで誇りだ”
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    悔しそうな表情の田中

    東峰のバックアタックは…
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    3枚ブロックに阻まれたものの、吸い込まれて落ちていく

    ホッとする嶋田と滝ノ上「吸い込み…」

    実況「烏野高校、背中に伸びてくる稲荷崎の手をなんとか逃れています!」

    大きく息を吐く谷地「はーっ」

    田中「ナイスキー!」

    例の人達「うぅ…挫けそうだ…」「がんばれ坊主…!空元気だって元気の内だぞ…!」

    天内の友達「( “龍ちゃん” は立て続けにブロックに掴まってるし、さっきのミスもある

    1回悪いリズムを切る意味でも、眼鏡くん(月島)の判断は間違ってはないと思う けど)

    今の “龍ちゃん” にはキッツイな〜」

    そこに…

    西谷に替わってコートインしてきた日向「田中さん!!さっきの!

    向こうの10番が真ん中切り込んで来た時!ガッってブロック寄って来たの、すげえカッチョ良かったっす!

    真ん中のブロックって1人になる事多いから、サイドに誰か来るとすんげえ心強いっす!!」
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    田中「!」

    月島「(へー バカが珍しくマトモな事言ってる)」

    田中「そ、そうかよ」
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    日向「マジっス!伊達工のブロックみたいでマジで」

    その様子を見守る烏養



    月島のサーブ

    レシーブする尾白

    烏養「よし」

    宮治「(…言うても 1枚や)」

    トスはライトの宮治へ

    ブロックに跳ぶ日向、そして…
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    寄せてブロックに跳んでくる田中

    宮治「!」

    日向「!!」

    宮治のストレートへのアタックを、待ち構えていた様な澤村がレシーブ
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    カップル「ナイスレシーブ!!」

    西谷「ナイスブロック 翔陽、龍!」

    月島「(天然おだて上手も、”おだてられ” 上手も恐ッ)」

    菅原「大地ナイスレシィィーブ!!他の奴は死ぬ気で決めやがれぇぇ!!」

    *「烏野の控え、気合い入ってんな…」

    **「あの2番の子、大人しそうなのに…」

    田中の方を一瞬、チラッ…と見る影山

    田中「(俺は普通の人間だと思う 体格とか能力とか

    ガキの頃は自分を “天才に違いない” と思っていた

    …いや、中坊くらいまで思ってたかも …いや、今でもちょいちょい思ってるな

    でも多分、身長は180に届かないだろうし 運動能力に自信はあるけど

    バレー部の中で、現時点で俺が1番である部分は無い

    それが何かを諦める理由にはならないし、言い訳にもならない

    つーかそもそも普段 そんな事考えない

    でも半年に1回くらい 限りなくメンタルがマイナス寄りになった時に思う
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    自分は平凡なんだと



    ところで平凡な俺よ
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    下を向いてる暇は あるのか)」

    トスを呼ぶ田中「レェフトォォォォォ!!!」
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    ハイキュー!! 第258話 『経験値』

    宮治に押し込まれた日向

    山口「ああーっ」

    月島「仕方無いじゃん、経験値が違うんだし …まあ今の “押し合い” はたまたまだけど

    1対1でブロック抜かれ続けるのはストレスだろうね 1本目 “ラッキーで” 止めたから尚更」




    烏野が2回目のタイムアウトをとる

    烏養「稲荷崎は変人速攻にもう対応してきてる

    “紛れる” を解禁しよう」

    頷く影山

    水分補給していた日向「! アッ」

    烏養「?」

    日向「! オッス、計画通り!!」

    烏養「…お前忘れてたろ」

    ギクッ…とする日向

    月島「最初は頭に入ってたけど双子の速攻見てからは “おれの方が速い” とかそんな事ばっか考えてた

    …とかかな」

    日向「くっ…!」

    烏養「熱くなっちゃダメ 本日2回目」

    日向「…ウッス。」

    烏養「スパイクもブロックもな」
    2 (1)


    相手のサーブ

    レシーブする澤村「フッ」

    東峰がバックアタックで打つが、2枚ブロック…

    宮治にブロックされ、ボールは烏野コートに落ちるが…

    日向が反応してなんとか左手で触る…

    声を出す菅原達「もっかいもっかい」

    次はレフトの田中がクロスにアタックするが、銀島がレシーブする

    山口と木下「ん”ぅっ…!」




    宮侑はライトの治に一瞬目をやるが…

    トスは大耳へ

    ブロックは田中と影山の2枚

    大耳のアタックを影山がワンタッチする

    影山「ワンチ」

    澤村がなんとか拾うが…

    澤村「スマン、近いっ」

    田中がなんとか押し込もうとするが…
    2 (2)
    立ちはだかった大耳と尾白に抑えこまれてしまう

    田中「ヌ”ッ…!」

    滝ノ上「ああっ…!」

    嶋田「クソッ」

    しかし審判はタッチネットの判定

    ホッとする田中

    尾白「つい力入ってもーた!」

    嶋田達、谷地もホッとしている

    烏野19ー20稲荷崎

    宮侑「サボんなや、サム!!」

    宮治「! サボってへんし」

    侑「うそつけ! “とりあえず囮に入ります〜” みたいな入り方しよってバレバレや!」

    治「うっさいわ、全部全力で跳んどったら最後まで保たんわ」

    侑「打ったら決まるんやからキバれや!それともあの小っこいブロック恐いんか!」

    治「恐いワケあるかい」

    北と角名「…」

    日向「!! マジっスか!」

    宮治「!? お、おう」

    シュン…とする日向「(恐くないのか…)」

    宮治「?」
    2 (3)
    日向「(1枚ぽっちだからか??)」

    サーブは影山

    日向「(いや、1枚でも恐い奴は恐いじゃんか…例えば?

    恐えブロックっつったらやっぱ青根さん…でも伊達工は皆恐えから1対1ってあんま無い 大体2枚以上でグワッて)」
    2 (4)

    伊達工のブロックを想像して、ぶるる…と震える日向

    影山の強烈なサーブ

    レシーブする赤木

    日向「(違う違う、1対1… 1対1で1番嫌だったブロックは誰だ
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    誰だ 誰だ 嫌なブロック 嫌な…)」

    今までのブロックを思い浮かべた日向…

    日向「あっ」



    治に “サボんな” …という念を送る侑

    宮治「(わかっとるわ)」

    トスは治へ

    助走してブロックに向かう日向

    西谷「!」

    日向「(1対1でイチバン嫌だったブロック)」



    “クロスには打たないでね?打てないよね??”
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    宮治「!」

    金田一「んっ」

    月島「!」

    烏養「…!」
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    宮治は開いたストレートにアタックするが…

    それを西谷がレシーブする「ダッシャアアッ」

    日向「!!」

    宮治「(ストレート “打たされた” )」

    日向は下がって助走の位置につくが…

    前衛の宮治達「?」

    走り出さない日向

    宮治「(10番が入って来ない)」
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    “紛れる” 同時多発位置差(シンクロ)攻撃



    影山はライトへトスし、澤村が決める

    実況「決まったー!!ライトからキャプテン澤村ー!!烏野高校ブレイク!!再び同点ー!!」

    澤村「ッシァア」

    西谷「翔陽!今のワザとか!?」

    日向「ウッス、すっげーイヤだったブロックっス…」

    西谷「?」
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    クシャミする青葉城西3年のMB・松川(電車内)

    花巻「おだいじにどうぞ」


    月島「…ふーん」

    金田一「日向の奴、前はただの野生児だったクセに…」

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    ハイキュー!! 第255話 『見つける』

    影山日向の速攻を止めた稲荷崎

    実況「シャットアウトー!!稲荷崎、今度は “本家” を封じたー!!」

    解説「今のは日向君に上がると確信していた様なブロックでしたね…!」

    にんまりとした顔の宮侑



    視聴覚室で見ている青城

    矢巾「なんっだよオイィ〜!」



    稲荷崎の黒須監督は無言で見ている「…」



    烏養「日向・影山ステーイ 熱くなっちゃだめ」

    ギクッとする日向「!」

    影山「…俺は普通ですけど」

    烏養「あ、そう?」
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    変人速攻のトスをミスした宮侑「! アカーン!」

    嶋田「…向こうのセッターも人間で良かった…」

    宮侑「スマン!」

    嶋田「にしても繋心の奴、落ち着いてんな 大丈夫なのかよ…」

    滝ノ上「内心、冷や汗ダラダラだったりして」

    谷地「(自分よりずっと大きい相手と戦う日向にとって、影山君との速攻は文字通り必さつ技で自信もあって

    それを目の前で決められて、自分は止められて …大丈夫かな…)」



    ライトの宮治が決める

    実況「宮兄弟が止まらないーッ!!」

    解説「稲荷崎は試合の度、新しい事をやってくる印象がありますねぇ 結果が良く出ても悪く出ても」

    実況「正に “最強の挑戦者” !東の王者を狩るための牙を絶えず研ぎ続ける稲荷崎高校!!」

    キマッタ…と思う実況




    木兎「ミャーツムやるなあ!マグレじゃねえもんなあ!」

    赤葦「ハイ、でもやはり精度は影山が上ですね 年季が違いますし ただ宮治が良く対応してますよね…」

    木兎「ミャーツムより影薄いのにな!」

    赤葦「それ関係あります?」
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    *「…あの10番、日向翔陽でしたか 小さいのに凄い得点力ですけど、唯一無二の様な攻撃をあっさり使われるのは凹むでしょうねえ」

    全日本男子代表チーム監督・雲雀田「…! そうかなあ

    彼は今まで影山無しではあまり評価されて来なかったと思うんだよねえ そんでこの先、影山ってセッターとだけやっていくわけじゃない

    個人技を磨くのは当然であり、また別の話として コートには必ず6人居るワケだ

    あの速攻に関して言えば、日向翔陽にとって侑は 自分にボールを届けてくれるセッターが他にも居るという証明

    “唯一無二じゃない” って事は 彼には吉報なのじゃないかなあ

    …いや彼がそこまで考えてるとは思わないけど
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    あれは凹んでる顔じゃないよね」

    じぃー…と宮侑を見ている日向

    宮侑「な、何やねん…」

    雲雀田「ナルホド、あれが影山の相棒かあ〜はっは!」

    日向を見る宮治「…」

    尾白のクロスへのアタックをレシーブする西谷「フンヌッ」

    影山は素早くボール下に入り…日向へトス
    1 (4)

    宮侑「(規則的な不規則やで 飛雄くん!!)」

    ブロックに跳ぶ宮侑

    コースを塞がれた日向の目には…
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    ブロックの手が映っている…
    1 (6)

    ブロックを飛び越すような日向のアタックはコートの外に落ちるが…

    ボールタッチ有りと判定した審判



    実況「アウトに見えたボールはブロックに当たっています 烏野高校の得点!!」

    宮侑「オオ…!」

    鴎台の選手「…光来くん、今のは…」
    1 (7)

    星海「アイツ “見えてた” な」

    影山の言葉を思い返す烏養「(あれは強がりでも何でもなく、自分はただ最善と思うトスを上げるだけ

    その先の全てまで自分の手の中にあるワケじゃない 前の影山なら全部自分で何とかしようとしてたかもしれないのにな)」



    試合は進んでいき…

    烏野14ー17稲荷崎

    次のサーブは宮侑

    宮侑のスパイクサーブは…ネット白帯に当たる

    宮侑「アチャ!」

    澤村「!(ネットイン!)」

    飛び込んで澤村がなんとか上げるが…

    ボールはネットを飛び越えていく

    跳ぶも届かなかった影山「(越える)」

    宮侑「前前っ 銀!」

    堂島が拾う「ライッ」
    1 (8)

    月島は左右に目をやり…ボールに集中し…

    素早く動き出し…

    1 (9)

    ライトの宮治をどシャットする

    宮治「!?」

    宮侑「!」

    実況「!! 今度は烏野が止めたー!!宮兄弟を止めました、1年生・月島蛍ーッ!!」

    澤村・田中・西谷「うおおおおおお」

    冴子「明光(月島兄)来てないの!?見逃したら泣くんじゃない!?」

    嶋田「いや見ても泣く!」

    冴子「確かに!!」

    烏養「変人速攻の最大の敵はブロッカーの “慣れ” そんで、もし “変人速攻キラー” が居るとするなら

    散々日向を止めた音駒の犬岡か 伊達工の青根か

    日常的に変人速攻を見慣れていて、そんで恐らく変人速攻が大嫌いな 月島でしょ」
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    月島「コレ止めてみたかったんですよね」

    宮侑「なぬ…」

    眉をしかめる影山

    ぞーっ…としている日向

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    売店前で目が合った日向と星海「…」

    山口「…?」

    小声で聞く山口「え、何 日向の知り合い?」

    日向「いや…
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    (知らない 全然知らないけど 目をそらしたら…負ける…!!)」

    そこへ…
     
    売店にやってきた影山「あ、星海さんチワッス」

    星海「おう影山か、試合は?」

    影山「勝ちました」

    星海「おう、おめでとう」

    影山「あざっス」

    山口「影山の…知り合い…?」

    影山「ユース合宿で一緒だった星海さんだ」

    日向と山口「ユース!!」
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    鴎台高校2年の星海「お前のチームか」

    影山「うっス」
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    日向に近づく星海「お前ポジションは?」

    日向「ミドルブロッカー…っス」

    星海「! 身長は?」

    日向「16…5センチ」

    山口「(あ、サバ読んだ)」

    星海「最高到達点は?」

    日向「333センチ!」

    星海「(勝った!!)」
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    そこに鴎台の選手がやってくる「光来くん何してんだよ、もう前の試合終わるよ」

    星海「じゃあな影山」

    影山「ぅス」

    日向と目を合わせて去っていく星海

    鴎台の選手「1人で怒られてね」

    星海「 “根笑Tシャツ(根性を笑う者は根性の前に泣く)” 売り切れたら困ると思って」

    選手「大丈夫だよ、多分それそんな需要無いよ」

    星海「なんだと!」


    観客席に戻ってきた澤村

    菅原「烏養さんは?」

    澤村「まだ烏養監督の知り合いに掴まってるみたいだ」

    観客達「なんか凄え奴居るけど小さくねえか?」「あの5番?…あ、コレかな “星海光来・169センチ” 」

     

    鴎台の試合…

     
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    ドンッ…の高いジャンプからアタックを決める星海

    山口「うわ、今のブロックの上からだったよな!あの人、凄い人なんだろ?雑誌か何か載ってたっけ?」

    影山「いや、取材とかされんのが凄え嫌いらしい」

    山口「へーっ!?俺だったら “取材” なんて言われたら学校新聞でもソワソワするよ」

    立ち上がる日向

    影山「? どこ行く」

    日向「もっと近くで見たい」

     

    アタックだけではなくレシーブに、ブロックに活躍する星海

    相手のアタックをブロックして決める星海

    実況「止めたー!!ここでブロック出ました!星海ですかね」

    解説「星海君でしたね」

    コート横から見ている日向
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    その後も星海はストレートに抜いたり、フェイントで前に落としたり、ブロックの腕を弾いて決めたりの活躍を見せる

    ざわつく観客達「また!」「あの5番、何モン!?」

    更には…強烈なサービスエースも決める

    一瞬固まる観客達

    実況「サービスエーッッス!!また星海ーっ!!止まりませんっっ!!これぞ八面六臂の大活躍!!これぞ!!
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    小さな巨人!!」

    澤村「…スゲー…」

    菅原「…日向は “2m” 相手にもくじけず来たけど

    自分と同じ様な条件で、ずっと自分の上を行く奴が現れる事の方がショッキングだったりすんのかなって

    ちょっと思った」

    澤村と東峰「…」

    試合終了の笛が鳴る

    鴎台と筑井田の試合は、25ー20・25ー18のストレートで鴎台が勝利

     

    試合後の星海にインタビューに行く女性記者「星海選手!凄い活躍でしたね!おめでとうございます!」

    星海「…ありがとうございます」


    記者「相手は平均身長180センチ超えで、全員星海選手より大きい相手だったわけですがどうでしたか?」

    鴎台の選手「あっ、マズい予感」

    鴎台の控え?選手「え?」

    鴎台の選手「光来くんは “小柄ながら” とか “小さいのに” みたいに言われるのが嫌いなんだよ

    昔から他人より凄いプレーを見せると “小さいのに凄い” って言われ続けて

    〈俺は “ただ凄い” んだ!!〉ってずっと言ってた」

    星海「世界と比べれば180超えてたって小柄でしょう」

    記者「エッ?セカイ?」

    星海「俺が小さいから注目するんですか?」

    記者「えっ?えーっと…」

    鴎台の選手「(…でも光来くんが1番嫌なのは “小さいから負けた” って言われる事だよな)」

    星海「皆、小さい事は絶望すべき事と思いすぎている
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    小さい事はバレーボールに不利な要因であっても 不能の要因では無い!!」

    間に入っていく鴎台の選手「すみませんね、ちょっとね 拗らせてるもんでね」

    星海「なんだと!?」

    鴎台の選手「褒める人は素直に褒めてんだよ?実際不利って事は自覚してるんでしょ?それで活躍してるのは凄い事に違い無いじゃん 自意識過剰だってば〜」

    星海「っっ!!お前はもっと言葉をオブラートに包め…!!」

    鴎台の選手「ほら、お姉さんにちゃんと謝って」

    星海「ごめんなさい…!!」

    星海が視線を感じて振り向くと…日向と目が合う

    日向はペコっと頭を下げて走り去っていく

    何故か渋そうな顔の星海

     

    山口「あ、戻ってきた 日向、烏養さん来たから出発だって」

    日向「…おれ
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    ここ(春高)に来れてよかった」

    山口「?」

    鋭い目つきでニヤッ…とする影山

    菅原「完全に取り越し苦労だったんだぜ!」

     

    星海「…どいつもこいつも…」
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    さっきの日向の顔を思い返す星海「もっとビビった顔しろってんだ」

     

    春高1日目…40チームが姿を消す
     


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