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ブラッククローバー 第111話 『いざ入浴』
メレオレオナ「やっと全員揃ったなこの莫迦者共ォォォー!!
このユルティム火山は夜になると完全に噴火が止まってしまうのだ!!その前に登ってこんかァァァー!!
明るい内に登り切れなかった者は後日もう一度来ぉぉぉぉい!!」
息を切らしている団員達「…はいッッ!!」
メレオレオナ「よォォォし!!では全員、温泉に浸かることを許す!!」
アスタ「(…って一体どこに温泉が…)」
お湯がボコ…ボコ…と下から徐々に溢れ出してきているのを発見したアスタ「ん?」
団員達「…おぉ…!!」「うおおおおすげぇぇぇー!!」「お湯出て来たぁー!!」
目を輝かせるアスタ「でっけー風呂になったぁぁぁ!!これがユルティム火山の温泉…!!
(って女性の皆様もいらっしゃいますけど…どーすんだコレ!?一緒に入るのかー!?)」
ソル「男共に姐さんの清らかな裸体は絶っっ対に見せんっっっ!!」
土魔法 “土壁横断” で温泉に仕切りを作ったソル
メレオレオナ「よォォォし莫迦共ォォ!!とっとと入れぇー!!」
一同「ぅおおおおお!!」
入浴する女性陣
メレオレオナ「相変わらずいい眺めだな ワハハハハ」
シャーロット「む…なかなかにいい湯加減だ…」
涙と鼻血を流しているソル「(姐さん…う…美しい…!)ココが天国じゃないならドコなのさ…」
メレオレオナ「やはりここの湯に浸かりながら呑む酒は格別だな!フハハハハ
どうだシャーロット、貴様も呑め」
シャーロット「いえ、私は遠慮しておきます…(裸で酔ってはマズすぎる…)」
メレオレオナ「何だ貴様、私の酒が呑めんのか?」
シャーロット「いえっ…!そういうワケでは…!私はメレオレオナ様を尊敬しております…!」
メレオレオナ「じゃあ呑まんか」
ノエルの髪を洗っているソル「ノエルっていったか?オマエ根性あるな!根性ある女は好きだ!ウチの団に来ないか!?」
ノエル「ちょ…ちょっと、自分で洗えるわよっ 私は黒の暴牛だから…」
ソル「ウチ(碧の野薔薇)はほとんど女しかいないんだ!男はみんなパシリさ!
ホントはあのユノとかいうヤツも入団させてコキ使おうと思ってたのにな〜まさかあそこまで強くなるとは…!」
ノエル「(男はみんなパシリ…悪くないわね)」
シャーロット「…(あの向こうが男湯…ヤミが…裸で…あの向こうに…!!)」
想像して赤面したシャーロットは…
ぷかー…と俯せに浮かぶ…
メレオレオナ「貴様、何浮いてるんだ 呑んでもないのに」
すぐにシャーロットを引き上げて、鼻血を垂らしながら手で扇ぐソル「ねっ…姐さんっっ、大丈夫ですかっ!?」
シャーロット「う〜んう〜ん」
ソル「さわってもいいですよね!?」
ノエル「…どーしたのかしら?」
湯に浸かったノエル「イイ湯じゃないの…」
ノエルをじっと見るメレオレオナ「…ますます母親に似てきたな…」
ノエル「!」
メレオレオナ「まるで生き写しのようだ」
ノエル「…私のお母様って…どんな人だったんですか…? …その…誰も私に母のことを話してくれなくて…」
メレオレオナ「…強い人だった…」
ノエル「!」
メレオレオナ「よく稽古を付けてもらったが…戦場では無敗だった私が、ついぞ一度も勝てなかった 属性が有利だったにも関わらずな…
戦場を舞うように駆ける鋼鉄の戦姫アシエ・シルヴァ その強さと美しさに誰もが魅了された」
目を輝かせたようなノエル
メレオレオナ「オマエの大雑把な魔力操作、とてもあの人の娘とは思えん あの人の魔力はこれ以上無い程に洗練され、凛としていた
オマエのは王族とは思えぬほど泥臭く見苦しい
だからこそ越えろ
母親に似たオマエが 母親とは違うオマエの強さでな」
ノエルの額に優しく拳を当てるメレオレオナ
ノエル「…はいっ!! …ん?何か熱いっ!」
炎でお湯の温度を上げているレオポルド「カッコつけおって…この温度には耐えられまい!貴様のクールを崩してやるわ!」
レオポルド「あッ、貴様 なに風で冷ましてる!!ズルだぞ!!」
男に生まれたらやるだろうが 命を賭しても」
あの熱血真面目大王と一緒でどーするよ テメーはアイツを超えるんだろーがよ」
いえ!!僕にはシスターという心に決めた人がいるので絶対に見ませんッッッ!!」
男湯では…
炎でお湯の温度を上げているレオポルド「カッコつけおって…この温度には耐えられまい!貴様のクールを崩してやるわ!」
ニヤ…として言うユノ「…全然大丈夫だけど…」
レオポルド「何をををを!!ぬぬぬぬ」
アスタ「レオ!コイツはクールとかじゃないぞー、ただの負けず嫌いだ!!そしてオレも負けず嫌いだァァァ!!勝ォォ〜負!!」
レオポルド「あッ、貴様 なに風で冷ましてる!!ズルだぞ!!」
ユノ「ズルじゃない、魔法もオレの力だから そもそもオマエも魔法で熱してるし」
ヤミ「なにくだらねーことやってんだ温泉で もっと楽しみ方あるだろーが」
アスタ「ヤミ団長」
ヤミ「のぞくぞ、女風呂」
どよめく団員達「な…!!」「のぞく…ですって…!?」「…いいのか!?そんなことして…!!」「…てゆーかバレたら◯されるんじゃ…」
ヤミ「つべこべうるせーヘタレ共だな…
男に生まれたらやるだろうが 命を賭しても」
レオポルドと団員達「(男とは そういうものだったのか…!!)」
ヤミ「そう、どんな男でもそうだ クールくんもホントは見たいんだろ?」
ユノ「いや、見たくないです」
ユノの頭を掴むヤミ「テメコノヤロかっこつけてんじゃねーぞ爽やかイケメンコラ」
ユノ「いや…だからオレこーゆーキャラじゃないんでヤメテください…イタタタタ」
ヤミ「キャラとか通じねー相手がいるんだよバカヤロー それがオレだよ」
アスタ「やめてやってください、ヤミ団長!!ユノは本当に見たくないんですよ!!子供の頃から男としか一緒に風呂入らなかったし!!」
ユノ「オイアスタ、誤解を招く言い方はヤメロ」
レオポルド「(そういえば兄上も風呂が好きだったなぁー…)
そうだ…!!兄上なら絶対にのぞいたりなどしないはず…!!むしろ烈火の如く怒り、止めるだろう…」
レオポルドが1人ぶつぶつ呟いていると…
ヤミ「何をブツブツ言ってんだ、爆発ヘッド
あの熱血真面目大王と一緒でどーするよ テメーはアイツを超えるんだろーがよ」
レオポルド「!!(そうだ…!!オレは…兄上を超える男に…!!)
よォォォォし!!のぞくぞォー!!男見せてやれぇぇ〜!!」
団員達「おおおおおおお!!」
ヤミ「わはははは よし!小僧も行ってこい!大人になってこい!」
ゆっくり目を閉じて…大きく見開くアスタ「…
いえ!!僕にはシスターという心に決めた人がいるので絶対に見ませんッッッ!!」
ヤミ「…お…おお…」
団員達も止まり…
温泉合宿編・終!!