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    ゴールデンカムイ 第137話 『呼応

    アシリパとウイルクの記憶。
    1


    幼いアシリパがウイルクから熊の生態について実地で教えを受けている。


    正確に熊の行動を当てて見せるウイルクに、ただただ驚くアシリパ。


    ウイルクはアシリパに対して、今、観察している熊を仕留めろと命じる。
    2


    幼いアシリパは心細さに一瞬ウイルクに頼りかけるが、
    容赦なく向かってくる熊に対して冷静に矢を放ち、樹上に登って、
    熊が手を伸ばして来るのに合わせて毒を塗ったマキリを打ち込み見事に斃す。
    3


    傍らで銃を片手に見守っていたウイルクはアシリパを抱き上げてアシリパを褒める。


    頬にキスしてくるウイルクを嫌がるアシリパ。
    4


    そして現在、アシリパは双眼鏡でのっぺら坊の目を見て、のっぺら坊がウイルクであることを確信する。
    5

    6

    間違いないのかと問いかけるキロランケ。
    7

    8

    一方、地上で杉元から借りた双眼鏡でのっぺら坊はアシリパを見上げていた。
    9


    その視界にはなめざめと泣くアシリパの姿が入る。


    杉元はのっぺら坊がウイルクだと理解したかと問いかけるがウイルクはそれには答えず、
    アイヌを殺したのは自分ではないと唐突に告白を始める。
    10


    問い返す杉元に、ウイルクは金塊についてアシリパに伝えるよう前置きし、話そうとするが、
    11

    次の瞬間右前頭部を銃撃されされる。
    12


    その様子を双眼鏡で見ていたインカラマッが上げた、ウイルクが撃たれた、という声にアシリパが前を向く。
    13


    その瞬間、今度はウイルクの体を抱き留めようとした杉元が左前頭部に銃撃を受ける。
    14


    仰向けに崩れ落ちる杉元。
    15


    その様子を目撃していたアシリパが、杉元ォ! と叫ぶ。


    ウイルクと杉元を銃撃したのは尾形。
    16


    右手で髪を撫でつける仕草を行う尾形は何の感情も浮かべることなく冷静に杉元たちを見下ろす。


    金塊の謎を解く鍵を持つのがアシリパだけになり、金塊を追う者すべてに追われる立場となったことを悟ったインカラマッがアシリパに逃げろと催促するのだった。
    17


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    キングダム 第535話 『格不足』

    遼陽の戦い。激しく刃をぶつけ合うバジオウと犬戎の間にも、静かに夕闇が訪れ・・・!?



    犬戎:日没だ。帰るぞ兄者。

    犬戎:腹へった。

    犬戎:その面・・・覚えておくぞ。

    壁:やっと退がったか・・・。

    大丈夫ですか壁様

    壁:ああ。急いで死傷者の数を調べろ。

    フィゴ王:初日から派手に死んだのー死王。血の原にたたずむ貴様の姿はいつ見ても・・・


    楊端和:フィゴ王よ。私に話しかけるな。今は機嫌が悪い。




    夜は静かなんだな。戦争って・・・

    お父ーお腹すいたー

    ボクもー

    明日また配給がある。我慢して寝なさい。

    はーい。

    おなかへったー。

    摩論:お待たせしましたお頭。雌馬のホホ肉 摩論風香辛焼きです。戦では好きなだけ馬肉にありつけるのがいいですね。趙王都圏の馬の味はいかがなものか。

    オギコ:いただきまーす。

    摩論:お頭が先ですオギコ

    オギコ:あいた。

    雷土:俺らにもあやからせろ摩論。

    摩論:おや雷土さん黒桜さん。

    摩論:わざわざ反対側にそちらにも軍馬は転がっているでしょーに。

    雷土:肉はあっても料理する奴がいねー。

    摩論:一応黒桜さんが。

    雷土:こいつの料理食うくらいなら生肉食った方がマシだ。

    黒桜:お前マジでいつか殺すからな雷土。

    桓騎:雷土、お前側の方は日暮れまで大変そうだったなー。

    雷土:大変なんてもんじゃねーよ。次っから次にひっきりなしに奴ら出てきやがって。く、うめーな。やっぱ摩論、お前の味つけは。

    摩論:ありがとうございます。

    黒桜:リン玉は何でこんなにバカ寝してんだ。

    摩論:こちら側で大車輪のご活躍でしたので・・・。酷使ともいいますが。

    桓騎:で初日やった感じどうだった。

    雷土:正直やれなくはねェ。向こうはワラワラとわいて出てくるが、横の連携・・・的なもんがねェから個別に討ててやりやすい。

    黒桜:連携してくると多少厄介だけど、こっちにはまだゼノウ一家ら隠し玉が残ってる。

    雷土:ただし、これにもし李牧やら何やらのでけェ軍が来ちまったらマジで一たまりもねェ。


    摩論:そこは間違いないかと。オギコさん食べすぎです。

    雷土:王翦の戦場がどうなってんのか報告は?

    桓騎:フッ。イチイチ入ってくるわけねェだろ。気にしィだなお前雷土。

    摩論:たしかに・・・時々雷土さんは気が大きいのか小さいのか分からない時があります。

    雷土:何だとコラァ。


    朱海平原 秦軍右翼 玉鳳隊 本陣

    まっ麻鉱将軍が討たれただとォ!?

    しっしかもりっ・・・李牧本人に討ち取られたなどと左翼で一体何が起こったのだ!?

    関常:し信じられぬ。あの麻鉱様が討たれるなどと・・・李牧とは一体どれ程の・・・

    それでは将 麻鉱が討たれ、左翼はそのまま敗退したということか?

    い・・・いえそれが報告では左翼は敗退せず、何とか初日を耐えしのんだと。

    なっ何っ!?

    何でも・・・楽華隊の蒙恬が麻鉱軍を率いてもちこたえさせたと・・・。

    なっ

    もっ蒙恬が・・・

    と言っても左翼が虫の息なのは変わりない。王翦様は早くも窮地に立たされましたね隊長。


    関常:ああ。初日は明らかに左に策を設けて仕掛けたが、逆にそこで李牧にしてやられた。
    おまけに失ったのは左腕とまで言われた第二将 麻鉱。
    王翦様が精神的にくらった傷は大変なものだ。


    王賁:お前に王翦の何が分かる関常。
    誰が死のうがあの人にとっては駒の一つを失ったにすぎぬ。
    左翼の将という駒を失ったなら補完するだけだ。
    そのために中央軍にはまだ多くの将校をとどめている。下手な感情を一切持たぬという強み。
    何が起ころうとその中で冷静に策を組み重ねて勝つために戦略を練り上げていく。
    それが王翦だ。そう簡単に崩れはせぬ!

    関常:そんなことは分かってますよ。俺が言いたいのは・・・左翼の立て直しはとてつもなく難しいってことだ。相手はあの紀彗とかいう

    関常。賁様は王翦様に任せておけば大丈夫だとおっしゃっているのだ。

    関常:だといいですけどね。

    秦軍 左翼 楽華隊 本陣

    信:落馬して頭打って気絶してたってダッサー。

    コラ貴様 蒙恬様に向かって

    蒙恬:ハハいいよじィ。本当に間抜けだった。

    たまに抜けてるんだよなー蒙恬様。

    蒙恬:うるさいよ陸仙。

    信:あ。


    麻鉱軍の将校:今日の我らへの指揮 真に見事であった。我々は間違いなくお前に救われた蒙恬。心から感謝する。

    信・河了貂:麻鉱軍の将校達・・・

    蒙恬:でも麻鉱将軍が「生きてる」ってだまして戦わせちゃって兵達怒ってないの?

    麻鉱軍の将校:大丈夫だ。うちは上下関係が強烈だ。
    文句を言った奴は鉄拳制裁でしずめた。冗談だ。
    あの状況で軍の息を継ぎ止めた指揮官に誰が文句を言うものか。


    明日以降で麻鉱様の仇を必ず討つと皆が等しく士気を高めているところだ。

    信:でも明日からどうやって戦うんだ?あんたらの軍には大将もいなけりゃ参謀もいねーんだろ。

    麻鉱軍の将校:王翦様がここに何らかの手を加えられることは間違いない。

    今日は何とかもったがこのままでは明日は戦えぬ。今晩中に軍編制をやり戦略を組み立てねば。

    中央軍にはまだ田里弥様・倉央様という将軍がおられる。
    そのどちらかが間もなく到着され準備にとりかかるはずだ。

    信:へー。俺はいっそ蒙恬がそのまま指揮をとってもいーと思うけどなー。

    蒙恬:それは無理だ。
    今日はたまたまうまくいったが、この大軍を実戦で率いるにはあまりに俺は経験不足だ。
    しかも勝手を知らない麻鉱軍だ。そんな危うい軍で叩ける程、相対す紀彗軍は易くない!

    本陣はここかー。中央本営王翦様より伝令であァる。

    信:さっそく来たな。


    伝令:王翦様の言葉をそのまま伝える。
    麻鉱将軍を失った中で総崩れとならず、踏みとどまった左翼の奮闘を心から称える。
    特に途中から指揮をとり導いた蒙恬に心から感謝する。
    だが、五千将の身でこれ以上この大戦の指揮を取るには「格」不足である。
    この左翼の戦いは右翼と共にこの朱海平原の勝敗そのものに直結する程重要だ。
    よってこの左の異常事態に対し、総大将の特別権利を発動し、
    この戦の期間中に限り蒙恬を「将軍」の位へ格上げし、左翼の全権限を与えることとする!!

    信:なっなァっ・・・将軍にィィ 何ィィィ

    秦軍 中央軍 本陣

    宜しいのですが左翼。

    王翦:ああ。若いが蒙恬は私と李牧の間に割って入る程、戦が見えておる。

    何と・・・

    王翦:それに左ではない。明日以降火がつくのは右翼だ!


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    ゴールデンカムイ 第136話 『最後の侍


    「止まれッ 誰か来る」
    白石が複数の人影を発見し、建物の陰に隠れながらアシリパを制する。
    1


    見えてきたのは谷垣、インカラマッ、牛山、夏太郎の姿だった。


    みんな揃って正門に行き、待機している白石達の元へさらにキロランケが合流する。


    アシリパが開口一番キロランケに、杉元は? と問い質す。

    キロランケは杉元を舎房から出したが、その後はのっぺら坊を連れてきて必ずアシリパに会わせるべく、ひとりで教誨堂へと向かったと報告する。
    2


    教誨堂には土方と犬童もいると言うキロランケの言葉に夏太郎が助太刀しなくては、と牛山に呼びかけながら走り出す。


    待てといいながら夏太郎を追う牛山。


    さらにその後を追おうとするアシリパの頭をキロランケが掴む。
    「お前は言ったらダメだ」


    アシリパはキロランケを見上げながら、でも、ともどかしそうな表情で訴える。


    谷垣がふと傍らを見ると、インカラマッが外壁に備え付けてある梯子を上り始めている。
    「インカラマッ!?」
    3


    インカラマッは、梯子は屋根の雪を下ろすために登るための梯子で、高所から見下ろせば確認できるかもしれないと説明し、梯子をどんどん登っていく。


    屋根に登ったインカラマッが辺りを見回す。
    4


    介錯

    教誨堂。

    犬童が土方の前に跪いて握りこぶしを固めた両腕で土方の腹にもたれかかってうめき声を上げる。


    犬童が土方の服をポケットに手を入れるようにして掴んだために、ポケットが破れ、そこからアシリパの写真が床に落ちる。
    5


    土方は崩れ落ちる犬童を静かに見下ろしている。

    犬童が手を降ろし、土方と繋がっている鎖が音を立てる。
    その腹からは床に向けて内臓が飛び出ている。


    「やれ」
    床に跪き俯いたまま、犬童は一切取り乱すことなく静かに土方に介錯を頼む。
    「最後の侍…」
    6


    土方は無言で犬童の首に向けて刀を振り下ろす。
    その切り口は見事に皮一枚を残し、犬童の首が床に落ちる。


    杉元、本物ののっぺら坊との邂逅

    二階堂を連れて行った第七師団兵から姿を隠していた杉元が床下から這い出る。
    その目の前には杖をつき膝をついている囚人の姿。


    照明弾が降り、のっぺら坊の顔が照らされると、杉元はその目が青い事を確認する。
    7


    膝歩きで杉元からゆっくりと離れていくのっぺら坊に、背後から杉元が声をかける。
    「これが何かわかるか?」
    杉元の右手にはアシリパから預かっていたメノコマキリ。


    振り向いたのっぺら坊が答える。
    「アシリパのマキリ…どうして…それを持っている?」


    やっぱりか、と杉元は確信する。
    「やっぱりのっぺら坊はアシリパさんの父親だったのか…」
    8


    のっぺら坊は杉元にアシリパがここに来ているのかと問いかける。


    「来いッ」
    杉元がのっぺら坊の囚人服の袖を掴む。
    「全部話してもらうぜ」


    のっぺら坊は袖にかかった杉元の手を払いのける。
    「金塊……知りたければアシリパを連れて来い」


    「金塊?」
    杉元は、それも聞かせてもらうけどよ、と断り、あんたにはずっと言いたいことがあったと先を続ける。
    「本当はなぁ…あんたをアシリパさんに会わせたくねえよ!!」



    杉元は、アシリパが、もし本当にアイヌ殺しと金塊強奪をやってのけたのっぺら坊が自分の父親だったらどうしようと怯えていたと指摘する。
    9


    そして、なぜ土方に直接金塊の在り処を伝えずに「胡蝶部明日子」という和名を土方に教えたのか、独立云々でどうしてアシリパを巻き込む必要があった、とのっぺら坊を指さし声を荒げる。
    10


    「…未来を託すため」
    のっぺら坊が口を開く。
    「アシリパは山で潜伏し戦えるよう…………仕込んだ」
    「私の娘は……アイヌを導く存在…」
    11


    アイヌを導くだって? と杉元が呼吸を荒くしながらも反応する。



    土方歳三が新聞記者(石川啄木)にアシリパの事について書かせるつもりであることを白石から聞いたという杉元は堰を切ったようにのっぺら坊に言い募る。


    「新聞を使って世論を誘導しアイヌの独立運動にアシリパを利用する気か?」


    「アメリカ南北戦争のように北海道と内地は下手すりゃ戦争だ」


    「あの子をジャンヌ・ダルクにでもしようってのか?」


    その頃、舎房では第七師団と囚人たちとの戦いの趨勢がほぼ決していた。
    火事の煙が房内を満たしつつある。
    12


    「どうしたこっちは遊び足りんぞ!!」
    囚人の死体に囲まれながら鶴見中尉が逃げ始める囚人たちに向けて叫ぶ。
    「有坂閣下の『坊や』に挨拶しろ!!」
    膝をつきながら、囚人たちに向けて銃口の狙いを定めた機関銃を発射する。


    ついにアシリパとのっぺら坊が……

    「あの子を俺たちみたいな人殺しにしようってのか!!」
    杉元がのっぺら坊の囚人服の襟を掴んで訴えかける。

    13
    大義はご立派、誰かが戦わなくてはならないかもしれないが、それはアシリパではなくてもいいだろう、と言う杉元。
    「アシリパさんには…山で鹿を獲って脳みそを食べてチタタプしてヒンナヒンナしていて欲しいんだよ俺はッ!!」


    「シサムよ…あの子に随分と仕込まれたようだな…」
    のっぺら坊が静かに口を開く。


    そして、杉元を見据えていた青い目が高所の何かを視界に捉える。
    「あの着物は…」
    のっぺら坊が見つけたのは屋根の上で辺りを見回しているインカラマッだった。
    14


    同時に、インカラマッも赤い囚人服と一緒にいる杉元を見つける。
    「アシリパちゃん上に来てくださいッ のっぺら坊と杉元ニシパがいますッ」
    大声で地上のアシリパ達に知らせるインカラマッ。
    15


    「どうだ見えるか?」
    杉元はのっぺら坊の目に自身の双眼鏡を当てて屋根の上を確認させていた。


    「…………インカラマッ」
    一言だけ口を開くのっぺら坊。


    土方は負傷した肩の血の止血の為に、二の腕に巻いた布を絞っていた。
    駆けつけた夏太郎と牛山に向けて、のっぺら坊が近くにいるはずだ、探せと命じる。
    16

    インカラマッと同様に屋根の上に登るアシリパとキロランケ。

    アシリパは大きくなる自身の胸の拍動を感じながら双眼鏡を覗く
    17


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    刃牙道 177話 『 原始人とサムライ』

    武蔵
    「花山も巨体かったが」
    「ぴくるよ」

    1
    「飛び抜けとるなおぬしゃ……」


    ぴくる
    「……」


    武蔵
    「ふむ…」



    武蔵
    「特に…」
    「何をしにきたわけでもないんだが…」
    「会いにきた」


    場面は地上・・・・・・・・・・

    2

    刑事
    「桑田さん」
    「ひょっとしてここ…」
    「この辺りって…」


    桑田
    「なんだ 今ごろ気付いたのか」


    刑事
    「で…ですよね 「ピクル」っすよね」
    「!」
    「え!?--ってことは…」


    桑田
    「そういうことだ 原始人とサムライを会わせたい」

    3
    「誰かがお侍にこの場所を告ったワケだ」




    場面は地下…武蔵、ピクルサイドへ・・・・・・・


    武蔵・ピクル
    「・・・・・・・・」

    武蔵
    「これ…」
    「これを全部」

    武蔵
    「おぬし一人で食したと」
    4


    ピクル
    「・・・・」


    武蔵
    「火も使用わんと生で食らう」
    「骨だけ」


    武蔵
    「内臓もきれいさっぱりだ」
    「なるほど 強い訳だ」


    武蔵
    「これも…召し上がれと」


    ピクル
    「ニィ…」


    ぱも…
    5

    むぐ

    武蔵
    「ふむ  脳漿か」

    6
    「旨い」


    さらにご馳走を差し出すピクル・・・・・


    武蔵
    「ぴくる  少し話さんか」


    武蔵
    「これは土産にしたい」
    「後で必ず食う」
    「焼いて…」


    武蔵
    「徳川から聞いた」
    「一切喋れんと」
    「なのに話しにきた」


    『ピクルもまた 遠い~~時代からやってきた……』

    『自身と同じ境遇んびあることを徳川の口から聞いた』

    『(その仕組みはさっぱり理解らぬまま…)』
    7


    武蔵
    「喋ることすら出来ぬぴくる なのに逢いにきた」


    ピクル
    「…」


    武蔵
    「話せぬおぬしといったい何をしに…?」


    武蔵
    「それが理解る」
    「こうしているとその意味が実感る」

    8
    「無口なおまえだが」
    「思っていた通り――」


    武蔵
    「存分に話らえた」
    「長居した」
    9



    ■言葉なき濃厚な意思疎通!!


    →→続く

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    銀魂 六百五十五訓 「
    空から底はよく見えないが
    底から空はよく見える

    スクーターを走らせながら、阿音の言葉に耳を傾ける百音…

    百音「そんな…狗神が…消える…!?
    このまま力を使い続ければこの子達はかき消えてしまうと…
    1

    じゃあ..あの龍脈は・・・
    あの暴走は一体どうやって…

    私達全員の力を使っても難しいのに…
    この子達の力なしで・・・」

    阿音「だからその分は私がカバー
    するって言ってんのよ…
    こんなケガに負けてる場合じゃないの…
    私の使命は龍脈を鎮める事だけじゃない…
    この子を無事万事屋(アイツら)の所へ帰す事でもあるんだから…」

    百音「そのためなら姉上が犠牲になってもいいと…いけません!!

    2
    私達全員の使命は全員で生きて帰………」

    \ガォン/ \ゴガァ/

    百音「!!」

    奈落にスクーターを狙われ、バランスを崩し投げ飛ばされる巫女姉妹…

    百音「姉上ェ」

    結界を張り、多勢で襲い来る奈落から阿音を護る百音…
    奈落に背後を狙われ、負傷する百音…

    阿音「百音ェェ!!」
    3

    奈落に噛み付く定春…

    阿音「立ってェェェ!!こっちよ!!」

    負傷した百音に肩を貸し、狭い路地へと入る阿音…

    阿音「しっかり!!走ってェェ!!」

    阿音達の後に続く定春・狛子でしたが、狛子は向きを変え、結界を張り、奈落を足止めします…

    足を止める定春に「わん!!」と思いを伝える狛子…
    4

    定春「・・・・・・・・!!」

    狛子の意を汲み、定春は背中に姉妹を乗せて全力で走ります…

    背中に乗せられる中で、一人残る狛子の姿が目に入る姉妹…

    阿音「狛子ォ!!
    狛子ォォォォォォォ」
    5

    場面は、再び宇宙─────────
    6

    ハタ皇子に呼びかける部下…

    部下「お・・・皇子・・・」

    呼びかけに応えないハタ皇子に話しかける長谷川…

    長谷川「何を迷っている…答えならもう出てるはずだ…
    いや..以前のアンタならためらう事なんかなかったはずだろ……」
    7

    回想──────────

    ハタ皇子「余のカワイイ
    ペスがァァ!?
    どうしてくれるのだ..…これは国際問題だぞ」

    「地球のガキがどうなろうが知った事か!!余を誰だと思っている!!」

    回想終わり────────

    ハタ皇子「・・・・・・・

    そうだな….
    そしてまたお前に殴られて
    いたのであろうな…

    兄者は何も解っていない…

    余は世界の命運を託されるような器ではない…
    8

    生きとし生ける者を愛する弟?
    そんな弟はどこにもいない…


    幼き頃より王位継承問題にまき込まれ余は一人である事が多かった…
    愛玩動物を隣におくようになったのはそのさびしさを紛らわせるために過ぎぬ…

    生き物に囲まれている時は一人である事を忘れられた…」

    じい「皇子..私はいつも側におりましたぞ」

    ハタ皇子「生き物に囲まれて
    いなくても爺やは忘れていた…」

    じい「普通に忘れんな!! 」

    ハタ皇子「だが自分の側に置く生き物を愛でる一方で
    余は自分の意にそわぬ生物に愛をそそぐ事はなかった…」

    ハタ皇子のペットに締め付けられているじいの描写…

    じい「いやそれ爺やの事ですか...爺やの事だよね」

    ハタ皇子「余が欲していたのは自分の都合のいいようになる
    便利なペット…余は生物(かれら)を愛していたのではない…
    自分しか愛していなかったのだ…
    爺やにいたっては愛する愛さない
    以前に忘れていた…なのに何故であろうな…」
    9

    紫雀【生きとし生ける者を愛する優しい王になれ…ハタ】

    ハタ皇子「自分の意にそう事なく余の元を去っていった
    その兄(いきもの)の帰りをずっと待ち続けていたのは何故であろうな…」

    過去に長谷川から殴られた時の事を思い返すハタ皇子…

    長谷川【うるせーって言ってんだ
    このムツゴロー星人─────────】

    ハタ皇子「自分の意にそわぬ生物ばかりがはびこるあの地球(ほし)から離れられなかったのは…

    何故であろうな…

    あの船もあの地球(ほし)も壊したくない…そう思っている余が
    ここにいるのは…
    10

    ・・・それは愛などと呼べる代物ではないのは解っている

    ・・・だが意にそわぬその連中の声が・・・・喧騒がやめば
    余は本当に一人になってしまう気がする… 」

    「だとしても…いやだからこそ
    その一つを壊さねばならぬ事も…」
    11

    ─────────────────

    天鳥船にいる船員達に通信を入れる紫雀…

    紫雀「すまぬ..地球の友よ
    我々はお前達に救われながらお前達を救う事ができなかった…

    お前達を地球(こきょう)に帰してやる事ができなかった…

    この船を沈めたのは力足りなかった
    この私だ..だから我が弟を責めないでやってほしい…
    全ての責はこの私が・・・」

    紫雀の隣に並び、プラカードを掲げるドラゴニア…

    【我々 兄弟が受けよう】

    紫雀「あ・・・兄者」
    12

    コクリと頷くドラゴニアの描写…

    ──────────────────

    モニターで天鳥船を見ているハタ皇子…

    ハタ皇子「今にして思えば
    地球で珍妙な生物に出会った
    のが運の尽きであった…

    奴等に出会わなければこんなに
    迷う事はなかった…

    奴等に出会わなければ自分の事
    だけを考えて生きていられた…

    【侍】責任はとってもらうぞ…

    もしまた余が選択を間違った
    時は…」

    「殴ってくれ…」

    央国星の艦隊に指示を出すハタ皇子…

    ハタ皇子「全艦発射用意!!
    目標は・・・天鳥船!!」
    13

    「・・・・・・すまぬ兄者・・・」

    ハタ皇子が「発・・・」と呼びかけたその時…

    \ゴガ/
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    ハタ皇子「しゅぼろほォァァ!!」

    突然の長谷川の行動に驚きをみせる部下達…

    じい・部下「え"え"え"え"え"え"え"え"」

    「マジで殴ったァァァァ!!とんでもねェタイミングで
    殴った!!
    何!?皇子何間違ったの!?
    なんかマズイ事した!?」

    長谷川「顔」

    部下「顔間違ったって何だ!!今に限った事じゃねェだろずっと赤点だわ!!」

    殴り飛ばしたハタ皇子の前に立つ長谷川…

    長谷川「アンタを殴って職を失ってどん底まで落ちた…
    何度も後悔した…何度も死のうと思った…

    だが..地球のために苦しんで迷ってそれでも答えを出そう
    とする今のアンタのツラ見て思った…

    殴ってよかった───────

    俺のやった事に意味はあったって…だからもう一度殴った…

    15
    今度はアンタと一緒にどん底からはい上がるために…

    アンタは変わった..だが
    バカ皇子なのは変わらねェ…

    地球が滅ぶのを黙って眺めているか……

    兄貴と仲間の乗った船を破壊して地球を救うか…
    どっちが正しくてどっちが間違ってるかなんてガキでも解る…」

    「どっちも間違いだ…地球もあの船も全部丸ごと救う以外の道などねェ…」
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    天鳥船を通り過ぎる無数の戦艦…

    紫雀「!!」

    「ハタ・・・!?
    何をしている!!何故撃たぬ!!」
    17

    紫雀へ通信を入れる長谷川…

    長谷川:〔提督..悪いがお前達を撃墜する事はできねェ…

    入国管理局の者だ…

    敵国の船ならまだしも友軍…
    仲間の乗った船を撃ち落とすようなマネはできねェ…〕

    紫雀「何を馬鹿な事を!!この燃える船に入国を許可するとでもいうのか!!」

    長谷川「ああ 歓迎するよ…」

    「止められねェなら入れるしかねェだろ…
    いつもそうだった…

    次々やってくるアブねェ宇宙人の機嫌をとりながら
    安全に入国させ無事に宇宙に帰す…
    あの頃と何も変わらねェ…コイツは…」

    「入国管理局局長 長谷川泰三の仕事だ」
    18

    今こそ、働く時・・・!!

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