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    キングダム 第533話 『失われた士気』

    李牧の刃により麻鉱を討たれた将亡き本陣。残された指揮官達に、もはや戦意はなく・・・!?

    <麻鉱軍本陣>

    もはや敵の勢いを止められませぬ。

    優隊が本陣の指示をあおいでいます。丙丸隊もです。

    もっもう少し早くお退がりを。

    敵が近づいて来ています。

    馬春殿、虎左殿討ち死にです。
    1

    丁陽殿っ高順殿でもいい。早く全軍に指示を・・・!

    麻鉱様・・・

    丁陽殿、しっかりしてくれ今は・・・

    あれが本陣だぞ。つぶせェ。

    まっまずい丁陽様を後ろへ。

    あっ

    楽華隊蒙恬、なぜここに・・・それに後ろのお前は・・・
    2

    我呂:マジでここが本陣かよ。あっちよりやられちまうとこだったぞ。

    信:ムダ口叩くな我呂。しっかり守れ。

    蒙恬:今の軍の指揮官は!?

    丁陽殿と高順殿だ。

    蒙恬:丁陽殿、今の戦況は!?

    丁陽:麻鉱様が・・・李牧に討たれた。我々は・・・将を失った・・・
    3

    蒙恬:そんなことを聞いているんじゃない。どう対処してるかって聞いてるんだ。何もしていないのか・・・本陣は・・・・・・分かってるのか。お前達が兵を動かさないから精強な麻鉱兵が刻々と無残に殺られているんだぞ。
    4

    しっ仕方がないのだ。麻鉱様と共に作戦参謀達も全員殺られてしまった。

    蒙恬:参謀達も・・・やはりそうだったか・・・・・・

    それに何もしなかったわけではない。

    手は打とうとしたが・・・どれもこれも敵の流れに抗えなかったのだ。

    もう・・・何もかも手遅れだ・・・軍の崩壊点はとっくに過ぎてしまった・・・・・・

    河了貂:その通り・・・

    蒙恬:いや、俺はまだ過ぎていないと思う。

    河了貂:えっ。な・・・何言ってるの蒙恬。ざっ残念だけど手遅れだよもう麻鉱軍には立て直せるだけの兵が単純に残っていない・・・!

    蒙恬:ふつうの軍で考えるならな。

    河了貂:えっ?

    蒙恬:遊軍としてこの軍の戦いぶりを外から見てすぐに分かった。麻鉱軍は練兵に練兵を重ね、個の力を鍛えに鍛えあげた兵団だとな。麻鉱兵は強い。
    5

    当然だ。我らは王翦軍内最強の自負がある。

    蒙恬:ならば今すぐその個の力が復活すればまだ首の皮一枚の望みはあると思う。

    信:個の力を復活!?

    ど、どうやって・・・一体

    蒙恬:失われた士気の回復。
    6

    河了貂:あっ

    蒙恬:全てはそこにかかっている



    本陣は本当はこれを最初にしなくちゃいけなかったんだ

    全麻鉱兵聞けェイ

    麻鉱様は存命である!繰り返す麻鉱様は存命である!!
    7

    えっ!?

    麻鉱様が・・・生きてる!?

    それこそ虚報だ。麻鉱は間違いなく李牧様に討ち取られた。

    虚報ではない。たしかに本陣は李牧に急襲され、麻鉱様は深手を負った。

    だが先程息を吹き返されたぞ。

    嘘だ。麻鉱の首が飛ぶのを俺は見たぞ。

    麻鉱様は存命である。繰り返す。麻鉱様は存命であるぞォ。

    だまれホラ吹きがっ

    え・・・ど・・・どっちが本当だ・・・!?

    信:味方に嘘を流すのか・・・・・・

    蒙恬:今は必要なことだ。

    信:あ あれだけで士気が戻るのか!?

    蒙恬:無理だ。だが、真偽を確かめるため顔を上げ、周囲に目を向ける。そこでお前達の働きが必要になるんだ信。
    8

    丁陽殿、左右で一番多く生き残っている隊がどこか分かるか!?丁陽殿

    右だと珉隊。左では黒里隊だ。二隊ともこの逆流の中で武勇を見せている!

    蒙恬:かも知れぬが、今はそこの敵が最も弱いと考える。その両点が狙い目だ。

    信、陸仙 ここから二隊の武の力に頼らざるをえない。
    9

    この大いなる趙の濁流に対し抗う拠点を作ってくれ
    10


    ぐっ・・・蒙恬 簡単に言いやがって。とんでもねェぞこの流れに逆らって戦うのは。

    くそ。んなことなら竜川の馬鹿力達を連れてくりゃよかった。

    全くだ。

    オラァ死ねェ。

    信:ドるア

    河了貂:信・・・・・・


    蒙恬:今は拠り所が必要だ。何としてもその激流の中に、楽華のでもなく「麻鉱の旗」をかかげてくれ。
    11

    さっ左右の旗の周りが・・・敵の勢いが弱くなってないか!?こちらが繰り返してるのか!?

    蒙恬:まだだ!まだ半信半疑だ!!最後の言葉で皆に火をつける。

    えっ!?

    蒙恬:次の言葉で麻鉱兵を復活させるんだ。
    12

    馬呈様、左右に旗をかかげた敵の拠点が!

    バカが。とっとと叩き潰せ。

    うがあァ。メチャクチャ寄って来てんぞ。あたり前だ。こんなに分かりやすい「的」が他にあるかよ。

    河了貂:ああっみんながっ。伝令まだなの。拠点がつぶされるよ。

    陸仙達もやばいぞ。

    いっ今全力で戦ってる。

    麻鉱兵聞けッ。聞けッ。
    13

    そ・・・それで何を皆に伝えるのだ蒙恬・・・・・・

    蒙恬:あんたら麻鉱兵にしか分からない言葉だ。

    河了貂:え!?麻鉱兵にしか分からない言葉!?

    蒙恬:麻鉱と共に練兵に明け暮れた日々の中で麻鉱があんたらに一番多くかけた言葉だ。それを皆に伝えてもらいたい。思い出せるか?

    お、思い出せるかだと・・・・・・と・・・当然だ。げ・・・限界にきた時、麻鉱様が我々に必ずかけていた言葉は・・・簡単な・・・この二言だ・・・立って戦え
    14

    繰り返す。麻鉱様より全兵士への言葉だ。立って戦え!!
    15

    麻鉱様生きてらっしゃる。麻鉱様。

    立って戦えェェ
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    ウオオオオオオオ
    紀彗:何っ!?
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    ワンピース 第880話 『退路0

    カカオ島「ショコラタウン」

    シフォンを連れたプリンが現れる。
    シフォンの腕には手錠。
    プリンは、シフォンは謀反の主犯ではない、と説明。
    1

    悪いのは夫の“ギャング”ベッジである、と。

    形式的に、シフォンを脅してケーキを作らせる、という作戦。
    2


    そのため、謝りながらシフォンに手錠をかける。
    ざわめく島民に説明しながら、集めたコックとも合流。

    サンジの存在がバレないように、お菓子工場を決して覗かないようお願いをする。
    どんな人物が来ても中を覗かせないように、とも。
    3

    プリンを応援する島民たち。

    プリンは料理長たちに、一人ずつ工場内に入るよう指示。

    そして、能力で一人ずつ記憶を改竄していく。

    工場内では、サンジがラビアンの中から出てくる。
    時間がもったいないので、くるまれている間に、ウェディングケーキの設計図を描いた、と紙を広げる。

    シフォンは手錠を外しながら、
    「覚えてるの!?」と驚く。

    「だいたいな」とサンジ。

    紙を見てさらに驚く!

    「え!?形ならまだしもなぜ素材までわかるの!?」

    「香りで」
    事もなく答えたサンジに、さらに驚愕するシフォン。
    4

    プリンが料理長たちを連れてやってくる。

    コック服に着替えたプリン。
    「カワイイなー❤」と目を飛び出させるサンジに、
    熱を出して寝込むプリン。
    料理長は大慌て!

    サンジに向かって
    「頑張りましょう!!旦那様!!」と声が掛けられる。

    プリンはコックたちから“事件”の記憶を抜いたのだ。
    だから彼らの中では、式は行われて、二人は夫婦。
    しかし、不慮の天候によりウェディングケーキが台無しに!
    ママは怒り急遽ケーキを作り直す事になった!
    という筋書きを説明。

    ケーキを作った記憶はまだ鮮明だから役に立つ。

    コックたちはケーキの設計図とレシピを見て驚く!!
    間違いがあったら言ってくれ、と言うサンジだが、
    コックたちからは絶賛の嵐!

    シュトロイゼンが1週間かけて考えた「隠し味」まであっている、と。
    5

    くしくもこのケーキ作りが夫婦として
    初めての協同作業になる、と言われて、
    サンジは「そうなるなーっ照れる❤」と笑うと、

    恋の炎に燃え上がるプリン。


    サンジは、時間の勝負、とそれぞれの制限時間を指示。
    6

    最高のケーキを作り、サニー号で落ち合い、「最強のケーキ」を完成させる!
    無駄のない作戦。

    さらにサンジには仕上げに「秘策」がある、と!

    ママに国を破壊されないよう、死力をつくしてケーキ作りが始まる!
    7


    「鏡世界」では、カタクリがペロスペローと通信中。
    8

    ブリュレを起こし、再び船に兵士を連れていき、火でもつけて来い!と指示。

    ルフィの手応えのなさに期待ハズレを感じているようだ。
    9

    ブリュレはその作戦を大いに喜ぶ。
    船に繋がる鏡を割ろうとするルフィだが、カタクリに阻まれる。
    10

    11


    12

    カタクリに攻撃されながら、ルフィは船に続く鏡の欠片を拾い、ナミに叫ぶ。
    13

    サニー号でナミも欠片を拾い、ルフィに応答。

    ルフィは船にある全ての鏡を粉々に割るように指示。

    ナミはルフィの帰り道がなくなる為に拒否するが、
    鏡から火矢が飛んで来て船内に燃え広がる。

    ルフィは鏡からの攻撃を止めようとするも、またもやカタクリに蹴り飛ばされる。
    14

    ブリュレはついに船に兵を送り込む準備を整える。

    ルフィを心配するナミ。

    だが、ルフィはあくまでも鏡を割るように指示。

    「早く割れ!!全部!!」
    「敵がそっちへなだれ込むぞ!!」
    「おれ1人じゃ止めきれねェ!!!」

    「こいつ1人に集中させてくれ!!!」
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    ルフィの叫びに、ナミは全部の鏡を割るように指示をしようと叫ぶが、

    「ナミ!!!大変だよ!!」とキャロットも叫ぶ!
    16

    「逃げ切れない……!!」
    空を仰ぎ、キャロットの口から言葉が洩れる。

    「高波ィ~~~!?」

    17
    ママを乗せ、ママの魂をもらった高波がサニー号を襲う!!

    「ーーもしもし?ごめんルフィ」
    「私達もう…」

    「ダメかも…」
    18

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    銀魂 六百五十三訓 「二本差し

    星海坊主 回想━━━━━

    冒頭、何処かの星の研究所にやってくる星海坊主...

    博士「なんじゃ...久し振りに顔を見せたと思ったらお前さんまだそんなものを集めていたのか...」

    星海坊主は、袋いっぱいに詰め込まれた結晶石を博士に見せます...

    博士「そいつは今のお前さんにとってはただの石コロのはずだ...女房を失った今のお前には...」

    星一つに咲く事も稀と言われるアルタナの結晶石の数を見て驚く博士...

    博士「徨安の結晶石はお前が女房のため取り尽くしてしま
    ったはず...お前さんまさか....宇宙中を・・・・」

    星海坊主「爺さん アンタの言う通りだ...アイツを死なせちまった今の俺にとっては
    結晶石(コイツ)は宇宙中(そこら)を捜せばどこにでも落ちている
    ただの石コロさ...
    だが..ただの石コロにも使い道はある...」

    「コイツで殴り殺してェ奴がいる手ェ貸してくれるか...」

    積み上げられた結晶石を見上げる博士...

    博士「・・・・・なるほどだがこれだけの"石コロ"が
    必要とは...今度はどんだけデカイのが敵(あいて)だ...宇宙一のハンターさんよ...」

    星海坊主「今までで一番小せェ、だが今までで一番アブねェ生物だ...」
    1


    回想終わり━━━━━━━

    戦闘中、アルタナの結晶石について銀さん達に説明する星海坊主...

    銀さん『結晶石!?そいつがあれば虚の不死身を打ち崩せるってのか...』
    2

    星海坊主「・・・・・・虚は不死身なんかじゃねェ..

    奴等『変異体』は星の力
    『アルタナ』を受け生まれた
    特別変異生物...

    その体内には血液のように
    アルタナが流れる...

    奴等は星の地表から流れ出る
    アルタナを取り込みエネルギー
    とする事でその供給がある限り
    半永久的に活動できる...

    だが一度その供給が断たれ
    体内のアルタナが尽きれば
    ただの人間に戻る...

    故郷から離れ死んでいった
    江華(アイツ)のように...

    人の体内に各々違う血液が
    流れているように、星の中
    に流れるアルタナも各々の
    星特有のものだ...

    変異体は自分の生まれた星の
    アルタナをもってしか生きて
    いく事ができない...
    もし自分と合わんアルタナを
    その身に強く受ければ奴等は
    その不死性を維持できなくなる...

    俺が徨安の結晶石をかき集めて
    いたのはそこに凝縮された江華
    の母星のアルタナを抽出し、
    江華に与え少しでも延命させる
    為だった...

    だがその使い道を逆転させれば
    結晶石をもって異星のアルタナを
    虚にぶちまけられれば奴も奴から
    生まれたコイツらも終わらせる事
    ができる....

    俺は江華を救えなかった...
    だが江華に出会わなければ
    こんな事に気づく事はなか
    っただろう...

    だから今度は救う...

    アイツのくれた希望をもって
    アイツの愛したこの地球(ほし)
    を━━━━━━━━━」

    奈落を前に、構えの姿勢を取る星海坊主....

    星海坊主「とくと拝むがいい...コイツが結晶石に秘められたアルタナの力だ!!」

    \ファサ/

    「頭にふりかけたらこんなにフサフサになっりました!!」
    3

    すかさず、星海坊主を頭から踏み付ける万事屋の三人...

    星海坊主「何をするんだお前達...痛てて見ろ頭が・・・こんなにフサフサになりました」

    神楽「じゃねェアル!!なんか強力な武器でも出すかと思ったらお前結晶石を何に使ってるアルか!!」

    星海坊主「敵に見せつけてやったのさ...不死身なのはお前らだけじゃない...俺の毛根もだ...」

    銀さん(?)『何の役にも立たねェよつーかアルタナってそんな効果もあったの?ふりかけたって何?のりたま状なの?』

    \ブチン/と星海坊主の髪の毛を引きちぎる神威....

    神威「じゃあ俺にもよく見せてよ不死身?いつもと同じヅラじゃないか...」

    星海坊主 \あ"あ"あ"あ"あ"/

    「そんなバカ力で引っぱったら全ての髪がヅラになるわ!!何をさらしとんじゃクソガキャ!!」

    一斉に迫ってくる奈落の描写...

    新八「んな事やってる場合ですか!!敵が.....!!」

    星海坊主「やれやれ...戦隊モノの敵はロボット合体している間 空気を読んで攻撃してこないものだぞ...」

    懐に手を入れ、武器を取り出す星海坊主...

    \ジャキ/

    星海坊主「ならばこっちも
    空気は読むまい...

    遊びはここまでだ...

    結晶石より作られしアルタナ
    兵器の力見せてやる....

    レディ~~~~ファイヤァァ」

    \プシュ/

    奈落へと向けた武器を自身の頭皮に向けて浴びせる星海坊主...

    「3秒だけ時間を稼げ...すぐに生える!!」
    4

    \プシュ/\プシュ/

    再び星海坊主を奈落へと蹴り込む万事屋...

    銀さん『オイぃ!!どういうこった!!頼みの綱の結晶石がほぼゴミに使われてんぞ...』

    信女「これが切札だとしたら地球はもう滅亡ね...毛根だけ残して...」

    神楽「毛根も滅べ!!」

    倒しても這い上がる奈落に限界を感じる新八...

    「このままじゃ突破できない...
    定春の元に・・・たどりつけない」

    ぶっちぶっちと倒れている星海坊主の髪の毛を引きちぎっている神威に腕を伸ばす星海坊主...

    新八達に奈落が飛び掛ろうとしたその時...

    \ドン/
    5

    激しい光が神威の股下を貫き、奈落達を一掃します...

    万事屋「なんか出たァァ!!」
    6

    星海坊主「言っただろう...オッさんと大砲が合体してるんだ...空気を読め...
    結晶石から抽出したアルタナをエネルギー変換し一気に放つアルタナ兵器『晶龍門』...
    増毛銃を作る過程で偶然生まれた副産物だ...」

    銀さん(?)『どう考えてもあっちのがオマケだろ!!』

    星海坊主「コイツにこめられた
    アルタナはあちこちの星のアル
    タナをブレンドしたオリジナル...
    適合する者など宇宙に存在しない... 

    いかな不死者もその体内のアルタナ
    ごと破壊する...
    くわえて砲によって拡散されたアル
    タナの粒子は破壊を免れた周囲の
    不死者の肉体も侵す...

    不死者(やつら)はもう立ち上がれない」

    「最後に立つのは
    不屈者(オレたち)だ」

    再度、星海坊主の頭部を踏み付ける万事屋...

    神楽「このハゲェェェェェ!!」
    7

    新八「そんなもんあんならさっさと使わんかい!!増毛のくだりは何だ!!自慢したかっただけか」

    星海坊主「待って待って!!そんなつもりはなかったんです...」

    銀さん『そんなつもりはなかったんでスゥ~って
    そんなつもりがなかったらァ~♪地球滅ぼしてもいいの~~♪』

    星海坊主「晶龍門は一発撃つまでに時間がかかる無駄撃ちはできんのだ...」

    銀さん『何!?他にそのアルタナ兵器ってのはねェのかよ...』

    星海坊主「あるにはあるが...何せ数に限りが...虚のためにとっておかねェと...」

    星海坊主の後ろでドォォンと奈落に向けて爆弾を投げている神威の描写...

    神威「おわっスゴイこのちっこい爆玉...
    不死者がまるでゴミのようだ....」

    星海坊主「てめェェェェ!!
    いつの間に人の武器くすねて無駄使いしてんだ」

    神威「育毛剤に使うよりはよっぽどマシだと思うけど...
    それにここで使わずにどこで使うわけ...
    兵器(コイツ)があれば俺一人でもあの屍どもくらい抑えられる...」  

    そして、神威は神楽に「いけよ」と言葉をかけます...

    神威「時間がないんだろ...お守りはもうこりごりだ...

    8
    その上 犬の世話まで焼かされる覚えはないよ...」

    新八「神威さん...」

    星海坊主「・・・・・・ 
    確かにいつまでも小娘に見守られてたんじゃ男が立たんわな.. 」

    神威「俺の事じゃなっ・・・」

    星海坊主「お前じゃねェ...俺の話さ...
    だがもう心配いらねェよ...お前がいなくても...」

    過去に、神楽が星海坊主と神威を止める描写...

    星海坊主「家族(こっち)はもう大丈夫だ...だからいけ
    ・・・今度はお前が見つけた万事屋(やつら)のため...お前自身のために...」
    9

    持っていた剣を銀さんに投げ渡す星海坊主...

    星海坊主「持ってけ...結晶石を含んだ鋼を叩きあげ作った....銃でも大砲でもねェ 」

    「てめーら侍はやっぱり刃(そいつ)だろう...」
    10

    銀さん『・・・・・・・
    侍はな..その昔二本差しだったんだ...刀と脇差し
    二本を差してこそ一人前の武士だってな...

    だがいつからかその誇りを捨て 護るべき信念を失くし
    身を護るだけの凶器(いっぽん)が残った...

    そんな暗がりを木刀(ぼうきれ)一本振り回してフラフラさま
    よいながら、それでもなんとかかんとかここまでやってこれたのは...』

    『ここに斬れ味は悪いが絶対折れねェ2本の剣があったからだ...
    礼を言うよ...そんな鈍に巡り合わせてくれた事に...コイツらが腰にある限り
    侍も折れねェよ...必ず帰ってくる...二本差しで』 
    11

    星海坊主・神威に背を向け歩く万事屋...

    万事屋と別れ、奈落と向き合う星海坊主・神威...

    敵を前に、先の銀さんの言葉が気になってる様子の星海坊主...

    星海坊主「・・・オイ
    ひょっとして今のって....
    娘さんをください的な発言だったのか...まさか違うよな」

    神威「何を今さら...俺はてっきりとっくに
    その覚悟なのかと思ってたよ...」

    星海坊主「バカ言え...江華はな、ああいう
    ふ抜けた男は大嫌いだった...」

    神威「なるほど...毛抜けた
    男を選んだくらいだからね...やっぱり持つべきものは息子だね...
    娘はいずれ他に持ってかれる
    が息子は親父をほっとかない...」

    星海坊主「まったくだ...いつも命を狙われたり
    腕をもがれたり髪をひきちぎられたり....」

    口角をあげ、奈落へと駆け出す親子...

    「愉快な家族をもって
    お父さん幸せだな!!」
    12

    もう二度と、解けない━━━━!! 


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    ゴールデンカムイ 第134話 『教誨堂』

    駆逐艦の砲撃音に都丹庵士は苦んでいた。

    大丈夫か、と都丹庵士を心配して振り返る土方に、都丹庵士は早く建物に入ることを促す。

    土方が傍らを見ると、そこにいたはずのアシリパの姿が見えない。


    都丹庵士も揃って辺りを見回すがやはりその場からアシリパは立ち去っていた。


    敷地を必死に駆けるアシリパ。


    土方はアシリパが杉元の元へ戻ったと判断し、のっぺら坊の居場所を聞き出すまで自分のところにいたアシリパを強かな娘だと呟く。


    連れ戻すかと問う都丹庵士に、
    土方は犬童を逃がさない事を優先すると答え、アシリパと撮っていた写真を手元で広げる。
    「これでなんとか信じさせるしかないか…」
    1



    アシリパ、白石、キロランケが合流

    杉元の元へ向かっていたアシリパの口を、建物の陰から伸びた手が塞ぐ。
    2

    「静かに」
    キロランケが、機関銃を持って敷地内を走り回っている見張りからアシリパを匿っていたのだった。

    キロランケとアシリパの前を白石が走っていく。
    シライシ? とキロランケが声をかけると白石は走るのを止めてキロランケ達に近づいていく。

    「アシリパちゃーん!!」
    杉元の頼みであるアシリパとの合流を果たした白石。


    アシリパは開口一番、杉元は? と白石に問いかける。

    白石は、杉元は舎房の床下、通風口から出られずにいると答える。

    舎房に向けて駆けだそうとしたアシリパを、兵士がうじゃうじゃいる、と白石が引き留める。

    そのやりとりを見ていたキロランケが、自分が助けに行くと宣言。

    アシリパはキロランケに、のっぺら坊が教誨堂にいると伝え、杉元を教誨堂へ連れてきてと頼む。

    白石は、アシリパと正門で待つように言われているとそれを拒否する。
    3


    教誨堂にいるという本物ののっぺら坊が、果たして本物なのかを自分が会って確かめないといけないと主張するアシリパ。


    白石は杉元とアシリパを引き剥がそうとしている土方の元に行くことがダメなんだと説く。
    4


    「杉元から?」
    アシリパが少し落ち着いた様子で聞き返す。


    杉元を助けたら教誨堂に行く、とキロランケが駆け出す。

    正門までのっぺら坊を連れて来ると言うキロランケをアシリパが引き留め、腰から外したものをキロランケに渡す。
    「これを杉元に!!」


    メノコマキリ

    火の手が上がっている舎房。


    杉元は白石が脱出した通風口から必死の形相で頭だけ出して強引に抜け出そうとしている。
    「ふぬぬ…どうやったら肩を外せるんだよォ」


    「杉元!!」
    杉元に駆け寄っていくキロランケ。
    「馬鹿かよオマエ 出られるわけねえだろ!!」


    何やら杉元の目の前で作業を始めたキロランケに、どうすんだ? と問いかける杉元。


    キロランケは壁と土の隙間に手投げ弾を詰め込むと言って建物に接している地面の土を掘っていた。


    地面に掘った穴にキロランケの手投げ弾が詰めこまれる。
    導火線には火が点いている。

    「どこかに身を隠せ」

    唐突なキロランケの言葉に戸惑う杉元。

    ドンッ
    5

    6

    舎房の壁が手投げ弾で破壊される。

    二階堂が杉元たちの痕跡を探しているのっぺら坊(偽)の房内。

    のっぺら坊(偽)がうつ伏せに倒れている死体のお尻の辺りから煙が噴き出す。

    「え!? おなら?」
    房の中で杉元たちを探していた二階堂がのっぺら坊(偽)の死体に注目する。

    のっぺら坊(偽)を動かすと、そこだけ床板が外れているのを発見する。

    舎房の床下から抜け出した杉元。その身体は黒く汚れ、煙を纏っている。

    「教誨堂に?」
    キロランケから教誨堂に行くと聞いた杉元が問い返す。

    キロランケは、これをのっぺら坊に見せろって、とアシリパから預かっていたものを杉元に差し出す。
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    それはアシリパの、父親が作ったというメノコマキリだった。

    杉元はキロランケに、白石だけでは心配だから正門で待っていてくれと告げる。
    「俺がのっぺら坊を連れて来る 必ず会わせるとアシリパさんに伝えてくれ」

    了解し、キロランケは正門に向けて駆けだしていく。

    杉元は教誨堂に向けて敷地を駆けていた。

    駆逐艦の放った曳光弾が夜空を照らす。


    杉元がふと建物の壁に映った自分の影を見ると、背後から自分の首元に銃口を突きつけられているのに気づく。
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    ドバァン
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    弾が放たれる。


    杉元は左手を大きく振り上げながら素早く回転し、銃口を自分から逸らしていた。
    杉元に銃を突き付け、銃撃したのは二階堂だった。


    二階堂は身を屈めて左手で腰元の銃剣を手に取り、杉元の顔に向けて突き出す。


    杉元は口を開けて銃剣を左頬から突き抜けさせ、銃剣の刃を噛んで固定する。
    頬から突き出た銃剣の刃は左耳までも切り裂いている。


    刃を噛んだまま、杉元は鬼気迫る表情で二階堂を睨みつける。
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    教誨堂

    教誨堂内部に潜入した土方と都丹庵士。

    頭を傾け、床下から物音を感知した都丹庵士は、土方に何か聞こえると伝える。

    地下室があったのか、と呟く土方。


    犬童典獄はランプを片手に石壁に囲まれた狭く暗い地下室に入っていた。


    階段を降りた先にある鉄格子の内には何者かが胡坐をかいている。


    犬童典獄は鍵を開けて、出ろ、と短く命令する。
    11


    ピストルを構えた都丹庵士が呟く。
    「俺が犬童の両目をぶち抜いてやる」


    都丹庵士は、教誨堂内部を土方と分かれて探索する。


    ライフルを構えた土方は扉を開けて入室する。


    ゴッ


    鈍い音が響く。
    都丹庵士は、土方とは別の扉を開けた瞬間、鉄球を前頭部に受けていた。


    鉄球に繋がった鎖を振り下ろしていたのは犬童典獄。


    ドンッ


    都丹庵士は崩れ落ちながらも前方に向けてピストルを発射する。


    その銃声に土方は前の部屋に戻る。


    そこにいたのは、頭部から血を流し、仰向けに倒れている都丹庵士。
    その傍らには壁にもたれて力なく座り込んでいる犬童典獄。もたれた壁には犬童典獄の血が擦り付けられたような軌跡を描かれている。


    土方は都丹庵士に近寄り、その首元に手を当てて生存確認をする。
    すぐ近くに何者かの気配を感じ、振り向いた土方の視線の先には囚人服を着た男が杖に縋って立っている。

    「のっぺら坊…」
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    のっぺら坊はその場に立ったまま、土方をじっと見据えている。

    ガチンッ

    ライフルを持つ土方の左腕、手首に素早く囚人を拘束する錠を付けた犬童典獄は腕を振る。

    鎖の音が鳴り、土方の持っていた銃が床に投げ出される。

    錠をはめた犬童典獄の左手首、そして土方の左手首は、互いに鎖で繋がっている。

    ジャギィッ

    互いに腕を引き合う。両者の間で鎖はピンと張り詰める。
    13

    犬童の右腕にはサーベルが握られている。

    「死が…ふたりを分かつまで…」
    14
    犬童典獄は満身の力をこめ、手首を引き絞る。

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    刃牙道 175話 『ビッグマッチ

    武蔵をとことんまで追い詰めた花山薫という強者・・・・

    その花山薫ですら刃牙には歯が立たない・・・そう語るジッチャン。
    1

    「動かせん事実じゃ」

    花山薫は鍛えない。

    範馬刃牙は、最近こそ鍛えてないようだが、それまでは鍛錬の日々・・・

    この両者だが、不思議と差が広がってるとは思えないんだよなぁ。

    むしろ刃牙の実戦描画が、あまりに少ないせいで、読者は刃牙の強さを忘れ、見失いがちになるw

    あれ?範馬刃牙って強かったんだっけ?

    ってなる。

    まぁ事実強いんだけどさ・・・思い返せばね。

    武蔵は茶をすすり、ひと息つく。

    「少年(ぼん)が花山より強い・・・知っている」
    2


    武蔵のこの発言に驚く徳川。
    「知っていたと・・・?そらまた珍妙な」

    かつて徳川邸の庭にて、刃牙と武蔵はやりあい・・・そして完膚なきまでに打ち倒されたのが刃牙だった。


    自分を追い詰めた花山薫、対して、楽勝の刃牙。

    それでもなお花山薫より刃牙の方が強いという武蔵。

    じっちゃんが不思議に思うのも無理は無いのだ。


    「勝負ではない」
    3

    「!」


    「少年(ぼん)の未熟に乗じ、操作したにすぎん」
    4

    「操作・・・?」


    武蔵いわく、実力は見れば解るという。

    なるほど、武蔵ほどの域になれば、一目である程度の戦力は測れるってことか。

    身のこなし、たたずまい・・・筋肉・・・そういったものから感じ取れるものなのか。


    「『気』が整うその前に、脅し、すかし、からかい・・・
     実力(ちから)を発揮できぬよう、操作しただけのこと。
    『立ち合い』とは別物だ」
    5


    あの庭の一戦では刃牙は実力を発揮できていなかったということなんだなぁ。

    じっちゃんは、それを刃牙に聞かせたところで救われないだろうという。

    誰が何を言おうと刃牙は自らの敗北を譲らない。


    不意打ちだろうが
    だまし打ちだろうが
    武器使用だろうが
    多人数だろうが


    果ては異種生物戦に至るまで・・・


    そのどれもを範馬刃牙は嫌わない。

    そう語る徳川。


    「倒しゃ勝ち、倒されりゃ敗け。

     そこは単純(しんぷる)なものじゃ。
    6

     喧嘩ではアンタの勝ち、いいんじゃないかね、それで」


    「ふふ・・・『試合なら負けん』とも聞こえるぞ」
    7


    「ひとつ・・・・・伝言(つた)えておく」


    !!!


    じっちゃんからの告白に驚愕する武蔵。


    「まことかそれは・・・」


    一体何を話したのか?


    「『強き人』・・・範馬勇次郎に勝った・・・
     地上唯一の『生物』・・・それがあの少年(ぼん)、範馬刃牙じゃよ」
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    武蔵は勇次郎の事を思い出していた。
    9

    彼が勇次郎に見たものは・・・どこまでも果てなく続く懐石料理の平原だった。
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    それをも越えるポテンシャルを秘めた範馬刃牙の本気・・・

    武蔵の表情がぱぁぁっと明るくなる!!

    なんと目出度い!!!


    「なんと美味しい!なんと目出度い試合か!
    徳川!
    すぐに準備せい!!!」
    11

    歓喜ッッ!!

    俄然ヤル気になった武蔵。


    いよいよか・・・

    いよいよ刃牙と武蔵がやりあう・・・


    すでに目に写らぬ速さを体得してる刃牙ならあるいは・・・


    ・・・・・

    ・・・


    その頃、刃牙は・・・

    まだ鎬昂昇の道場にいた。


    サンドバッグを打つ刃牙・・・もはや拳打が見えることはない。
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    最速のジャブ・・・

    一見すれば、花山薫ほどの剛力では無いように思われるが、刃牙の放ったジャブで、サンドバッグは大きく揺れている。


    しかもそれだけではない・・・


    「・・・ッッ!!」

    「・・・ッッ!」
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    これを見ていた鎬昂昇と、その弟子は驚きを隠せずにいた。


    「す・・・凄いな・・・マジ・・・」
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    刃牙の放ったジャブ一発。

    サンドバッグに貼られていたガムテープが剥がれるほどの威力・・・

    しかも、それが打った箇所ではなく、打った箇所の裏側・・・


    つまり、拳打の衝撃がサンドバッグを突き抜けたのだ。

    達人クラス、果てはどんな腕力自慢でさえ、こうはならないだろう・・・


    「無造作なジャブで、このレベルだ。
    宮本武蔵の強さ・・・それなりに学んだつもりではあるけど、
    このレベルで打たれたら、かの剣豪と云えど・・・
    ”立って”いられるハズがない」


    「いや・・・実は、倒す気なんかないんだ」

    「・・・・・え?」

    「殺しちゃおうと思ってて・・・」
    15

    →→続く

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