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    ワンピース 第879話 『ビッグ・マム3将星 カタクリ』

    ブルック
    『そんな……!!』『ペドロさんが……!!』
    『我々がもっと…!!強ければ……!!』

    泣いてるブルック、チョッパー、キャロット、ナミ
    1


    ジンベエ
    『泣きたいのは敵方じゃろう』
    『こっちが心を乱すな』

    ブルック
    『……!!ちょっとジンベエさん!!!』
    『よく吐けましたねそんな薄情なセリフ!!』
    『あなた一番ペドロさんとの付き合いが短いから』

    ジンベエ(ブルックの言葉をさえぎる形で)
    『緊張の糸を解くなと言うとるんじゃ!!!』

    『絶体絶命の海岸じゃった』
    『--ここはそういう場所だと』『『常に身を挺する覚悟を決めておった』
    『これは…!!ペドロの勝利じゃ!!!』
    2

    泣いてるチョッパー、ブルック、ナミ、キャロットのコマ

    ジンベエ
    『お前さんらが来た事で敵はどれ程の損害を受けた!?』『奴らにしてみりゃ前代未聞の大失態!!』
    『お前達の中のペドロは言うておらんか?』

    『「進め」と!!!』

    『ルフィは瞬時にそれを察知し敵を一人で請け負う策を講じた!!』
    『カタクリは10億を超える賞金首…!!一か八かじゃ!!!』
    3

    『やがて来るぞ--後ろからはこの国の海賊女王ビッグ・マム!!』
    『八方の海からいつ仕掛けて来るとも知れん敵の艦隊!!』
    『ビッグ・マムの覇権の轟くナワバリを抜けるまでは』

    『緊張の糸を緩めるなと……!!』
    『ペドロは言うておらんか!!?』
    4

    チョッパー
    『うおーーーーーっ!!!』

    『ナミ指示をくれ!!』

    ナミ
    『……!!』
    『サンジ君達がカカオ島からこっちへ向かって来る約束だから…』
    『すれ違いは避けなきゃ……!!』

    『船は面舵!!』

    チョッパー?
    『オウ』

    ナミ
    『もうすぎ強風が吹く!!追い風よ!!』
    『右舷で風を受けてまっすぐ西へ!!最短距離で行くわ!!』

    ブルック
    『私使ったコーラ足しときます!!』

    チョッパー
    『了解!!』

    ジンベエ
    『---よし』
    『海流の見極めは任せて貰おう!!』

    キャロット
    『!!』
    『来てるよ!!!六時の方から!!』『さっきの船達と……』

    『!?』

    ビッグ・マム
    『ウェ~~ディ~~ン』
    『ケ~~~~~キ!!!』
    5

    キャロット?
    『ビッグ・マムが!!!』
    『海を歩いて来る!!!』
    『!!?』

    ジンベエ
    『バカな!!いくら何でも!!』

    キャロット
    『海じゃない』…!!『動く巨大な』『キャンディの上を歩いてるんだ…!!』
    6

    『……………!!』
    『キャンディ…』


    ペロスペロー
    『くくくく…!!』
    『アメウミウシ!!』

    ペロスペロー
    『ゼウスはどこへ行った!?ママに海を渡らせるのはあいつの仕事だろう!!』

    『まぁいいよ私も丁度あいつらに恨みができた所だ……!!』
    『別に右手を失ったくらい…』『キャンディで代用できるが…』

    『熱い紅茶に飲む午後にぃ……カップの熱で溶ける右手を見る度にィ~~~~!!』
    『思い出しちゃうぜ!!ミンク族のジャガーの顔を!!!』

    『そうだろう?ナポレオン そんな屈辱他にない!!』

    ナポレオン(ビッグ・マムの帽子)
    『我が国じゃどの道大犯罪者未来はないっす』

    ペロスペロー
    『奴の仲間を…--どう苦しめれば気が済むか…!!!』


    ※場面が変わってホールケーキアイランド西の海岸

    ゼウス
    『あれ~!?もう誰もいないぞ!?』

    プロメテウス
    『とにかく日を食いたい…!!』『力が………』


    ※場面が変わって万国内--海

    パウンド(シフォン、ローラの父)
    『あれ?』
    『あれあれ』
    『あれ~~?』



    パウンド(シフォン、ローラの父)
    『見間違いだろうか……!!!』
    7

    『む…娘な気がするのね……!!!』
    『シフォン……!?』

    『お~~~~い!!』
    『お~~~~い!!』


    シフォン
    『そうよ!ローラはカカオ島のチョコレート大臣だった…!!』
    『あのコがいなくなってその大臣の座はずっと欠番なの!』
    『誰もが認める次の大臣の候補はプリンがそれを断り続けるから……!!』

    プリン
    『だ……だって私には……!!』

    ジュウタン
    『ショコラタウンのチョコレート大臣はローラ姉さんしかいなくて!!またいつか帰って来てくれるんじゃないかと…』

    サンジ
    『ヘェ…』
    『スリラーバークのローラちゃんはチョコ作りの名人だったのか…!!』

    シフォン
    『--それはいいけどそこから出てらっしゃい!!プリン!!』


    プリン
    『アハハハハハ!!ウェディングドレスを着てその男と同じ絨毯に座ったらまるで夫婦だって思われるじゃない!!』

    シフォン
    『誰に?』

    プリン
    『迷惑なのよ!!アハハハめ…め…迷惑なんだからね!!』

    サンジ
    『迷惑は悪かったが落ちないでくれよ?』


    8

    プリン
    (キャー何て優しいの!?私の心配を…)
    『う…うるさいわね!!落ちるか落ちないかは私の勝手でしょサンジ!!!』

    シフォン
    『プリン!とにかくもうカカオ島に着くわよ』

    サンジ
    『よし!急いで作ろう』

    プリン
    『さん』


    ルフィ
    『ゴムゴムのォ!!』

    敵モブ達
    『ギャハハムリムリ!!もう負けを認めろ麦わらァ!!』
    『カタクリ様は「3将星」最強の男だぞ!!!』
    『お前はもう船には戻れねぇ!!ここから出る術もねェ!!』

    ルフィ
    『ホークガトリング!!!』
    9


    カタクリ
    『フフ…少し違うか?』
    『この方が効率的だろう!!!』

    ルフィ
    『ハァ』
    『ハァ』
    『!!』

    『うわあああ!!!』
    10


    敵モブ達
    『ギャーーーー!!』
    『カタクリ様エゲツねぇ!!!』

    カタクリ
    『…言ったろう……能力的にも……お前にできておれにできない事はない』
    『速さも力も全てお前が劣っている』

    ルフィ
    『ゴムがモチに敗けるか!!』
    『ゴムゴムのォ!!』

    カタクリ
    『………』

    ルフィ
    『ホークスタンプ!!!』
    11

    敵モブ達
    『ぐわーー!!』

    『消えた!!』


    カタクリ
    『……』
    『次は力か…』
    『もう懲りろ』

    ルフィ
    『くそ』
    『ゴムゴムの!!』

    13
    『エレファント』


    敵モブ達
    『でっけーパンチ~~!!』

    ルフィ
    『ガン!!!!』


    敵モブ達
    『カタクリ様のはもっとデケ~~!!』

    ルフィ
    『ぐぎぎ』



    ルフィ
    『ウゥ!!』
    12

    カタクリ
    『これでいいのか?』

    ルフィ
    『……………!!』

    カタクリ
    『エレファントガン…!!』
    14

    ルフィ
    『ゲフ』
    15

    最後の煽り
    『10億の力、圧倒的上位……!!』


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    銀魂 六百五十二訓 「世界の終わりと家族の始まり」

    遠き日、眩しさの中に━━━━━。

    前号の続き....

    神威達の前に現れる星海坊主...

    星海坊主「ここは世界の終わりが始まった星...

    魔王とはち合わせても神仏とはち合わせても驚かねェ覚悟はしてきたんだが...

    そんなもんよりよっぽどレアもんの顔が見えるな...
    エイリアンハンター生活25年...
    まだこの宇宙に驚くべき事が残っていたとは...」

    「やっぱりこの世界...
    1

    終わらせるには勿体ねェな」
    2

    神楽「パピ━━━━ぃぃ!!」

    銀さん『星海坊主!!』
    3

    跳躍し、奈落を一掃する星海坊主...

    星海坊主「ほう..お前ら虚の血を受けたできそこないか...
    不死のバーゲンセールってワケか...
    だが不死身はお前らの
    専売特許じゃねェぞ...」
    4

    烙陽で、虚に敗れる星海坊主の描写...

    奈落目掛けて銃を放ちます...

    \ドゴォォン/

    星海坊主「お前らの大将に借りを返しにまい戻った
    オッさんも...
    この瓦礫の星で未だ立ち続ける連中も...

    不死の身体なんぞもっちゃ
    いねェが何度倒れても立ち上がる...
    【不死】と【不屈】最後に立ってんのはどちらか...」

    「だが....」

    「お前は今死ねェェェ!!」

    突如、神威を頭から踏み付ける星海坊主に驚愕する銀さん・神楽 ...

    神楽「何してるアルかハゲェェェ!!」

    星海坊主「チッ し損じたか...クソガキがこの期に及んでよくまァこりずに姿を現しやがったな...
    しかもよりにも
    よってこんな時に...
    今度こそ引導を渡してやらあコイツらと一緒にな...」

    神楽「違うネ パピーコイツは・・・」

    星海坊主「何も違わねェさ...コイツが何を思ってここに来たのかなんてしらねェが...少なくとも...
    妹かばってどてっ腹に穴あけた兄貴をよくやったなんて誉める親父はいねェよ...
    5

    兄貴だろうが妹だろうが親より先にいこうとする奴を誉める親はいねェよ...
    そんなくだらん事をしにきたってんならいっそここで退場させてやるって言ったんだ...」

    神威「・・・そうかいだったら心配いらないよ...アンタのいう通り俺はそんなくだらん事に命を使うつもりはない...」

    神威「アンタを殺る余力(ちから)はちゃんと残してあるよ...」
    6

    星海坊主へと拳を繰り出す神威...

    神威「メインディッシュは最後にと思ったけど...アンタが言うなら前菜ごとたいらげてあげるよ」

    銀さん『待て てめェら・・・』

    星海坊主「今 なんつった...」

    星海坊主「誰の頭がメイドインバングラディッシュだァ!!」 

    銀さん『誰も言ってねェよ んな事!!』
    7

    星海坊主「かぶってねェ...俺は断じて何もカブってねェぞォ!!」

    \おおおおおおおお/

    互いに駆け出した次の瞬間...

    \ゴッ/

    \ゴッ/

    電柱を使い、喧嘩を止める神楽...
    8

    星海坊主「あ"あ"ああああ」

    蹲る星海坊主...

    神楽「ったくお前らときたら..こんな時まで顔合わせたら殴り合いアルか...」

    星海坊主「神楽ちゃん君達の故郷に何すんの?」

    神楽「いつまでたってもどこまでいってもつくづく
    アルな...いや...人の事...
    言えないか......でもそれでもいいアル...」

    「たとえ・・・一時で地球(ここ)にみんなが来てくれた...それだけで充分アル...」
    9

    夜兎家族へと迫る奈落を斬り倒す信女...

    信女「走って...これ以上囲まれたら厄介な事になる...
    ここを突破する!!急いで!!」

    立ち上がろうとする神威に、先に負った傷の痛みが走ります...

    舌打ちをし、傷口に手を当てる神威に止血剤を投げる星海坊主の描写...

    星海坊主「親(オレ)の目の届かねェ所でのたれ死ぬのは構わねェ...
    ただここはこの地球(ほし)だけは許さねェ...」
    10

    星海坊主を狙う奈落を銃で打ち落とす神威...

    神威「アンタのためじゃない...感謝しなよ...あの人に...」
    11

    江華とのやりとりを思い返す神楽・神威...

    神楽回想━━━━━━

    幼少神楽「地球?」

    江華「そう..昔あの人が教えてくれたの...
    宇宙にはまだ見た事もないそれは美しい青い星があるんだって...
    いつか一緒にそこへいこうって」

    神威回想━━━━━━━


    幼少神威「それで?そこへはいけたの....」

    江華「さていつになるんだかね」

    神楽回想━━━━━━━

    神楽「いこうよマミー...地球へいつかマミーの病気が治ったらパピーも神威も家族みーんなで」

    回想終わり━━━━━━━

    神楽《マミー待たせてゴメンネ》
    12

    《みんなここにいるヨ》

    《ここが地球だヨ》
    13

    夜兎家族を柔らかな表情で見ている銀さんは、敵を倒しながら信女に話しかけます...

    銀さん『信女!!てめー核弾頭の所に核弾頭もって
    きた奴ぁ!!』

    信女「核?そんなもので虚が倒せるの...
    虚を倒せる唯一の切り札...そうきいたから連れてきたんだけど....
    それに何もしらない私には仲のいいそっくりな親子に見えるけど」

    星海坊主・神威「誰がだ!!」

    星海坊主「言っただろう虚(やつ)を倒す方法は俺が必ず見つけてくるとな...」

    新八「ま・・・まさか・・・!!」

    星海坊主「かき集めてきたぜ
    世界の果てから果てまで....」

    「星が生み落とした結晶を...
    希望の欠片を━━━━━━」
    14


    世界を救う鍵━━━━━!?


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    ゴールデンカムイ 第133話 『700人の凶悪犯

    土方、都丹庵士と相対しているアシリパ。


    土方から脱出を促されるが、アシリパは杉元と一緒じゃないと脱出はしないと土方に言い放つ。


    土方は動じる事無く、ここに来た目的を忘れたか、とアシリパに問いかける。



    そもそもこうして網走監獄に侵入したのは、のっぺらぼうが娘であるアシリパを見て金塊の情報を話すことが目的だった。
    であれば、杉元もアシリパとのっぺらぼう――父親との再会を望むはずだ、と土方はアシリパを諭す。
    1


    アシリパは伏し目がちになって黙った後、どこにいるんだ? と土方に問いかける。


    窮地に陥る杉元

    「下がれ」
    杉元は、扉の陰に隠れてのっぺらぼうのこめかみに銃口をつきつけたまま、まだ金塊の在り処は聞けていない、と肉薄する鶴見中尉達を牽制する。


    外で看守と戦っている兵を含めて63名の部下を連れてきた、と言う鶴見中尉。


    鶴見中尉の背後には月島軍曹、鯉登少尉が杉元に向かって銃を構え、さらにその背後には第七師団兵が大挙して押し寄せて来ており、その数は監獄の廊下を完全に満たしている。


    のっぺらぼうに向けて銃を突き付けることが逃走の成功に繋がると思っているのか、と鶴見中尉は杉元に静かに問いかける。


    「試してやろうじゃねえか」
    杉元は叫ぶ。
    「全員武器を置いてここから…」
    2


    ドンッ



    杉元が身を隠している扉を銃弾が掠める。
    うわっ、と杉元はのっぺらぼうと共に身を縮める。


    「二階堂ッ!!」
    鶴見中尉が振り向く。


    発砲したのは二階堂だった。その目は完全に杉元に対する憎しみで血走っている。


    月島軍曹が平静を失っている二階堂の首根っこを押さえる。


    「離せッ 俺が殺す約束だろッ!!」
    狂人のような形相で叫ぶ二階堂。
    3


    「バカヤローッ」
    杉元はのっぺらぼう(偽)と共に元の監獄へと身を潜め、扉を閉める。
    「のっぺらぼうに当たったらどうすんだッ」


    二階堂の凶弾はのっぺらぼう(偽)の頭部を捉えていた。
    「う…!?」
    杉元は、力なく頭を横たえ、ビチャビチャと頭から血を垂れ流しているのっぺらぼう(偽)を見て呻く。


    杉元は焦る気持ちを必死で抑えつけながら、早く全員この建物から出ろ、と鶴見中尉達に向かって叫ぶ。
    「のっぺらぼうの頭をぶち抜くぞッ いいのか?」
    4


    横目で杉元の様子を窺いながら作業を続ける白石。



    のっぺらぼうの房内は煙で満たされつつある。


    門倉の奥の手

    「!?」
    宇佐美上等兵が背後を見る。


    門倉が見張り場所から、腰を屈めてこそこそと出て行くところを目撃する。


    「門倉部長殿ぉ!?」
    宇佐美上等兵は、お久しぶりでーす、と不気味な笑顔を貼り付けて門倉に向けて一直線に駆け寄る。
    5


    門倉は、何なんだよそのホクロッ、と言い捨てて宇佐美上等兵から逃げるために駆け出す。


    宇佐美上等兵が銃を撃つ。


    「ぐあッ」
    銃弾は逃げる門倉の左肩に当たる。


    宇佐美上等兵は、門倉部長すみません、と銃を構えたまま歩いて門倉との距離を詰めていく。
    「首を狙ったんですけど…」
    宇佐美上等兵の表情には何の感情も籠っていない。


    暗がりに門倉を発見した宇佐美上等兵は、門倉が何かレバーを掴んでいることに気づく。


    「新人…」
    門倉は右手で、大きなレバーを手にしつつ、宇佐見上等兵を見ている。
    「まだこの装置のこと説明してなかったっけ?」


    ガシャン
    6


    門倉はレバーを押し出す。
    「樺戸監獄で考案された火災時に作動させる一斉開房装置だ」


    ガコン、という音を合図に、網走監獄に収容されている囚人たちの房が一斉に開く。


    固まる宇佐美上等兵。


    「700人の凶悪犯と戦う覚悟は出来てるか?」
    額に脂汗をかきつつも、門倉は宇佐美上等兵に向かって冷静に問いかける。
    7


    第七師団兵63人 対 700人の凶悪犯

    鶴見中尉達が陣を構えている棟にある全ての房の扉も同時に開く。


    中からゆっくりと姿を現す凶悪犯たち。


    「おおおおおおおおおおおおお」
    8


    雄叫びと共に他の棟から現れた凶悪犯たちが大挙して宇佐美上等兵に突っ込んでいく。


    宇佐美上等兵は銃を持ったまま必死に逃げる。


    「着け剣ッ」
    脳汁を垂らしながら、鶴見中尉が鋭く声を発する。


    第七師団兵たちは鶴見中尉に命じられた通り銃に剣を装備する。


    「一匹残らず駆除だッッ」
    銃口を囚人たちに向ける鶴見中尉。脳汁がどんどん溢れてくる。
    9


    ズドンッ


    鶴見中尉の銃撃が囚人の顔にヒット。そして素早く排莢する。


    他の第七師団兵も表情を変える事無く囚人の群れに照準を定めて発砲する。


    囚人にヒットするが、その背後からすぐに囚人が現れ、あっという間に第七師団兵との距離は縮まっていく。


    「おおおおおおおおおおおおおおおおお」


    第七師団兵は肉薄してきた囚人に銃剣を突き刺す。


    「おおおおおおおおおおおおおおおおお」


    囚人は第七師団兵に蹴りを食らわせる。


    男たちの雄叫びが監獄に響く。


    いくらか冷静になっていた二階堂は杉元が身を隠した房の扉を開ける。


    そこにいたのは、床にうつ伏せに横たわったのっぺらぼう(偽)のみ。


    部屋の隅で上がっている火の手は房内に煙を供給し続けている。


    杉元ぉ? と房内を見渡す二階堂。
    10


    本物ののっぺらぼうの行方

    杉元と白石は、白石が拓いた床の通気口の内部を這っていた。


    杉元は、土方が仕組んだに違いないと呟く。


    都丹庵士もグルならアシリパは土方と一緒かも、と返す白石。


    自分たちをのっぺらぼう(偽)の房に侵入させて騒ぎを起こす事により、不安になった犬童典獄が本物ののっぺらぼうの元に向かうはずだ、と白石。


    監獄内部には男たちの怒号と銃声が響き渡っている。


    犬童典獄は阿鼻叫喚となっている監獄を尻目にどこかへと足を進める。


    「最初っからそれが土方の狙いだった」
    全てを喝破した杉元。
    門倉が杉元と白石をのっぺらぼう(偽)の房に釘付けにしている間にアシリパを本物ののっぺらぼう――アシリパの父ウイルクに会わせて金塊の在り処を聞き出して脱出する。
    「この機会にアシリパさんから俺を引き剥がすつもりだ」
    いつか俺が邪魔になるはずだから…、と冷静な杉元。
    11


    「ふぬぬ…」
    白石は外に続く通気高から顔だけを出す。


    外に抜け出た白石。その肩は関節を外している。
    「通風口が思ったより狭かったが両肩を外せば出られるぞ」


    出来るかぁ!! と突っ込む杉元。


    通風口を壊せるものを探す、とその場を動こうとする白石に対して、杉元は、自分で何とかするからアシリパを探しに行け、と通風口から腕を伸ばして叫ぶ。


    杉元は、近づいてきた白石の襟を握って引き寄せる。
    そして、アシリパを確保できたら正門で待て、と必死の形相で頼む。
    「アシリパさんを頼むぞッ白石!!」
    12


    犬童典獄は教誨堂に来ていた。


    その後をつけていた土方、都丹庵士、アシリパ。


    土方は、やはり教誨堂だった、と呟く。


    犬童が毎日稽古で出入りすることから怪しいと思っていたが、門倉が何度か教誨堂を調べても何も見つける事が出来なかったと土方は続ける。


    「ここにいるんだな?」
    教誨堂を真っ直ぐ見ながら、土方に問いかけるアシリパ。


    土方もまた教誨堂を鋭く睨む。
    「犬童典獄がのっぺらぼうを動かす瞬間を押さえる!!」


    「行けッ シライシ!!」
    鋭く叫ぶ杉元。
    13


    真剣な表情で駆けていく白石。

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    東京喰種:re トーキョーグール 141話 『染みはたる

    四方からの、殺意ー
    1


    (四方)が…は……  ぐ……
    (六月)あらあら  可哀想
    2

    六月のクインケを受け、うずくまる四方。
    追撃する六月の攻撃を避ける四方でしたが、
    背後の安浦に距離をつめられ、転落してしまう。

    !!
    !!がっは…ぐふっ!!

    腱…腹部…ハァッ…ハァッ…
    すこし攻撃をもらいすぎたか…
    3

    逃げ続ける四方に、クインケを投げ続ける六月。
    ドサリと倒れ込む四方のもとに、ゆっくりと近づいていく。

    ぐっ…!!!
    視界半分
    感覚だけで避けるなんて大した芸じゃあないですか

    だいぶ動きも落ちてきましたが

    お代をくれてやりましょうね
    最期に言い残す事でもありますか
    ………………
    4

    …何?聴こえないな
    ……………………ー『間合い』だ
    あ?

    水音をたてながら歩み寄り、四方を見下ろす六月。
    ボソボソと何かをつぶやく四方に、少しの不審感を抱いたその瞬間、
    六月を囲うように電撃が走り、六月を襲う。

    !!!
    いあああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!
    5

    水…!!!!通!!!!
    がッ…あ…まきまきまきまきまきまきまきっ!!
    6

    ……

    白いコートは黒く燃え尽き、
    六月の身体はブスブスと音をたて、無惨にも崩れ落ちてしまいます。

    (安浦)!!透さん…
    貴様あああああァアアア!!!!!

    あああああ!!!!!!!!

    予想にもしていなかった状況。
    安浦は六月の姿を見ると、怒りを顕著に暴れだし、四方に襲いかかります。
    四方は自分に向かってくる安浦の首を鷲掴み、力を込めると、安浦の首をへし折ってしまう。
    7

    こは…くひぃ…
    はなせ糞ぐうぅるううううう  かは…
    ……

    ヒナミ…トーカ…

    安浦の身体を捨て置き、四方はヨロヨロと歩き出す。


    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



    一方、S3班と対峙するトーカとヒナミ。
    ヒナミは赫子で捜査官達を威圧します。

    (ヒナミ)…通さない
    (捜査官)あの赫子
    ヨツメ  アオギリの生き残りか

    来るぞ!!完全に避けろ!!!
    8


    ヒナミのサポートをするようにトーカも赫子を繰り出し、
    ヒナミとトーカの2人は戦闘の態勢を整える。

    (旧多)ホッホー  がんばってるぅ  でも  む・だ
    あなた達は「餌」なんですから

    …さあて
    死神の時間ですよ
    9

    (什造)落ちた所を
    (阿原)は

    旧多の言葉とともに姿を見せる什造と阿原。
    什造はすぐさまクインケを構え、ヒナミとトーカは2人がかりで什造に向かっていく。

    (ト-カ)!!く…

    ッ!!
    浅き!!!

    腕に什造のクインケをまともに受け、怯むトーカ。
    その隙に阿原が横からトーカに斬りかかりますが、トーカはそれをギリギリのところで躱していく。

    …はっ…はっ…
    左腕がもう使い物にならない…
    10

    !ヒナミ…

    腕を押さえ、ふらつくトーカの目に見えたのは、
    什造のクインケ捌きに圧されているヒナミの姿。

    ッ…
    ヒナ…あれじゃ体力が…

    !!どけエッッ!!!
    ヒナミ!!!

    襲い来る捜査官を吹き飛ばすトーカは、ヒナミの名前を呼び続けます。
    什造から距離を保ちつつも、既に息の荒いヒナミ。
    疲れからか、立ちくらみがヒナミを遅ったその瞬間、什造がヒナミの懐に潜り込み、クインケを振りかざす。

    ッ…………く……!!

    11



    生きてー…


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    キングダム 第532話 『信の刃

    趙軍の間を潜り抜け、信が走る・・・!!!
    1

    オオ

    バカ。今は旗をあげんなよ。

    よォし秦軍はひるんでいる!我らも前進するぞォ!!

    オオ

    行けェ

    殺せェ

    皆殺しだァ

    うっわー。一歩的なながれになったなこりゃー。

    当たり前だ。そのために李牧様は危険を冒されたんだ。

    傅抵:危険つっても逃げんのも思ったより楽だったな。もっと死にもの狂いで追ってきて囲まれんのかと思ってたぜ。

    李牧:紀彗の挙動が鋭かったからです。麻鉱討ち死にの報を両軍共に効果的に広めて一気に攻勢に転じた。敵は麻鉱の仇どころではなくなりました。

    初日で王翦は片腕を失い、その左翼の軍も壊滅す。

    フッ王翦にとっては最悪の展開だな。

    カイネ:行きましょう李牧様。あとは紀彗軍が・・・

    カイネ:あっ・・・

    信:李牧ゥア
    2

    飛信隊!!

    ブハハバカがモタついてやがって。マジで追いついたぞ。

    河了貂:李牧ダ。こうなったら李牧だけを狙って。もう左翼がどうとか関係ない。李牧さえ討てば・・・秦軍の勝ちだ!!
    3

    カイネ:河了貂

    李牧:行きますよ!

    我呂:逃げるぞ。バカが。ここまで来て逃がすかよ。

    河了貂:討てる。こっちには今信と羗瘣がいる。追いつきさえすれば李牧を討てる!カイネ・・・

    傅抵:俺が殺っちゃいましょーか。

    李牧:無用です。脚で引き離せばいいだけの話です。
    4

    なっ・・・何ィ!?

    何だ奴らの馬の速さ・・・ぐっぐんぐん離される。

    河了貂:バ バカな。こっちも隊内最速を集めてるのに。

    傅抵:趙の騎馬の歴史なめんなよブァーカ。しかも対匈奴用の雁門馬だ。つまり中華一。
    5

    信:くうっ。汚ェぞてめェ李牧ゥ。

    傅抵:ククうける。

    カイネ:李牧様?

    李牧:大丈夫です。

    河了貂:えっ



    信:なっ・・・何のマネだ李牧。てめェっ・・・
    6
    7

    李牧:秦。あなたと初めて会った時のことはよく覚えています。王騎が死んだ年の翌年、今から七年前咸陽の宴の場です。あの時はまだ子供でしたが、さすがに今はそうは言えませんね五千将 信。

    信:当たり前だ。なめてんのかてめェ。

    李牧:あの時もそうでしたが、合従軍前、春申君との密談の場に偶然出くわした時も

    那貴:林が深くなってきてるぞ

    河了貂:分かってる!限界だ信。止まれ。この先にきっと伏兵がいる。くっ悔しいけどここまでだ!!

    信:何っ

    傅抵:おっ!?気付きやがった。

    李牧:諸事情があったとしてもいずれの時もあなたの刃は私に届きませんでした。そして今も結局最後まで、あなたの刃が私に届くことはありませんよ信
    8

    河了貂:信止まれ!!今すぐ引き返さないと危ない。

    傅抵:カイネ伏兵に合図してこっちに向かわせろ。あいつら逃げちまうぞ。

    カイネ:合図なんて必要ない。私達が肉薄されてる時点でこっちに・・・

    あっ

    奥から騎馬隊がっ!!信っ!!


    信:李牧、よく目に焼きつけとけ。これがお前の策で討たれた王騎将軍の矛!!最後の六大将軍王騎から俺が受け継いだ矛だ!!これでお前を討つ!!
    9

    李牧:王騎の矛・・・・・・

    信:三大天の首。この矛で絶対俺が取ってやるからな李牧。
    10

    お任せを

    信:それまで首を洗って待ってやがれ。

    早く逃げろバカ信。

    傅抵:きっちりとどめさしてきましょうか。

    李牧:止めておきなさい。追い払えても、信と羗瘣の首を取るにはあの倍の兵が必要です。

    傅抵:思いの他評価高いんですねあのバカの・・・何だその沈黙は・・・

    李牧:とりあえず中央軍に戻りますよ。もはやこの戦場での秦軍左翼の光はこのまま消滅します。初日としては十二分の戦果。趙軍にとっては完璧なる初日です。

    たっ隊長我々はどうすれば。

    わっ分からん。中隊長から何の指示も・・・

    殺せェ

    も・・・戻ったら・・・さっきよりひどくなってんぞ。マジで・・・麻鉱軍終わりなんじゃねェかこれ・・・

    信:どどうすりゃいいんだこれテン

    河了貂:し・・・初日で麻鉱軍が消滅したら・・・もう全体の戦の勝敗が趙に傾いたも同じになる・・・麻鉱は生き返らないけど軍の消滅だけは避けないと・・・・・・。
    11


    で・・・でもこの戦られ方・・・すでに軍の崩壊点を超えてしまっている・・・!!もう左翼は手遅れだ!!


    娘軍師。オイ河了貂。

    蒙恬:信かっ!飛信隊!!本当に来てたのか。

    信:お前らは裏側にいたんじゃなかったか。

    蒙恬:裾にそって回って来た。お前達こそ登ってきた側と反対側になぜいるんだ。

    信:ちょっと色々あって・・・それよかお前達もあん中にいたら危なかったな。

    河了貂:李牧が自ら麻鉱を討ったんだ。あの流れはもう止められない・・・。

    蒙恬:いた止めないと、この戦そのものが負けてしまう。
    12

    え!?

    蒙恬:飛信隊も楽華隊について来てくれ。

    えっどっどこへ!?

    蒙恬:今からあの濁流の中に割って入る。

    えっ

    蒙恬:本当にここで会えて嬉しいよ信。俺達で麻鉱軍を復活させるんだ。
    13

    えっ!?


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