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ワンピース 第859話

サンジ「 “ビッグ・マム暗さつ” には興味ねェが…そもそもビッグ・マムは銃や大砲で◯ぬ様な人間なのか?
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印象的にはまるで “鉄の風船” !!とても◯せる気がしねェ」

ペドロ「そうだな、”暗さつ” と言うからには一瞬で仕留めなければ取り囲まれて返り討ちに遭うだけだ」

ルフィ「やっぱすげェのか “四皇” は」


ナミ「勿論怪物よ!!寝てる間にブルックを取り戻すだけでこっちが命の危機だったんだから!!」

ブルック「全くです!!…なのになぜ幹部達の集う “お茶会” を暗さつの場に選んだんですか!?ベッジさん」

ベッジ「…まァ素直な質問だな …まず答えておこう
ある条件下で “5秒” あればビッグ・マムの首は取れる!!」
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一同「!!」

チョッパー「…!!たった5秒!?」

ヴィト「…しかし会場内で5秒の隙を作るのは至難の業レロ ほんの一瞬で “将星” を始めとする、誰かに阻止されるレロう」

ベッジ「そうなりゃ戦闘だ、勝ち目は “ゼロ” !!くくく…!!

この暗さつ計画はシーザーの捕獲から始まっている」

シーザー「ガスティーノだ!!間違ってもビッグ・マムの前でその名を呼ぶなよ!!
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この作戦が終わったら心臓を返し、おれを自由にする…!!それが協定だ…!!忘れるな

さもなくばおれは必ずお前の息子の命を奪う!!シュロロロ!!ゲホゴホ」

ベッジ「…」

シフォン「…!!妙な心配すんじゃないよ、ガス彦!!ベッジは約束は守るわ!!」

シーザー「ガス彦!?ガスティーノだ!!」

ルフィ「あっはっはっは!!ガスひこ!!」

ナミ「何でもいいでしょ、クズなんだから!!」

シーザー「!?」

ベッジ「…つまりコイツの重要な仕事が…」

シーザー「そう!!シュロロロロ!!まさにおれの仕事がコレだ!!
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猛毒ガス弾 “KXランチャー” !!1本で充分な所、予備2本っ!!

1本につき有機リン系の毒ガスを直接体内に…ご…5グラムもブチ込むという神を恐れぬ至悪の◯人兵器だ…!!しね…みんな◯ねェ〜!!」
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サンジ「成程よくわかった 当たれば◯せる武器は用意してあるんだな?」

ベッジ「いや残念ながら…元気なビッグ・マムに当たってもあの強靭な皮膚には刺さりゃあしねェ」

一同「!?」

ベッジ「ビッグ・マムに効く武器なんてこの世にゃそうそうねェのさ!!」

チョッパー「えー!!じゃどうすんだ!?」

ベッジ「この “KXランチャー” が本領を発揮する条件は2つ!!

5秒間、誰もこっちに手出しできねェ状況にある事 そしてママの体が衰弱している事!!」

チョッパー「何だその都合のいい条件は!!」

ベッジ「…その都合のいい条件が揃う場所こそ “茶会” だ!!」

泣くペッツ「ふぎゃーっ」

あやすベッジ「あ〜ごめんでちたー♡声おっきいでちたねーよちよち♡



おれ達が傘下に入って1年以上経ちゅが…ママはケガをしねェ…!!街を壊す時も船を沈める時も、銃弾や砲弾を食らっても

あの強靭な肉体にはカスリ傷一つつかねェ まさに!! “鉄の風船” とはよく言ったな

…だが “一度だけ” ママがカスリ傷を負ったのを見たんでちゅよ…」

一同「!!」

ヴィト「 “マザー・カルメル” の写真事件レロね!!」

ベッジ「その通りだ」

一同「?」
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ベッジ「茶会ではママの正面の席にはいつも、ある写真が大切に置かれ 誰も座る事はない ママにとって何より大事な宝の様だ」

チョッパー「写真が?」

ベッジ「そう…それが “マザー・カルメル” の写真だ!!ママの唯一の弱点と言える!!」

一同「!?」

ベッジ「恩人の様だが詳細は不明…謎の人物だがな」

ナミ「遺影って事?」

シフォン「失踪したらしいの、私達家族も詳しくは知らなくて…!!

前にお茶会でうっかりマザー・カルメルの写真を落とした給仕がいて…

その時のママの反応には驚いたわ 顔は青ざめ、聞いた事ない大音量の奇声を発したの!!食いわずらいの癇癪とはまた違う発作!!
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周りはただ耳を塞ぎ、自分の鼓膜を守るのが精一杯 ある者達はバタバタと気を失い、倒れていった!!」

ベッジ「奇声に加え、持ち前の “覇王色” の覇気を発動しやがったのさ」

ジンベエ「…」

ベッジ「…たかだか写真を落としただけでな…

その時、ショックでひざをついたママは何と…!!ひざをスリむき、血を流していた!!」

サンジ「!」

ベッジ「この女にも赤い血が流れていたのかと驚いたよ ”あの” 状態になるとママの体は抵抗力を失うんだ
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ならば今日、茶会の会場で!!その写真を真っ2つに叩き割ったらどうなる!?

ママは衰弱し!!会場の誰も動けない5秒以上の時間!!KXランチャーはその時、最大の効果を示し、ビッグ・マムは◯ぬ!!

ビッグ・マム暗さつのニュースは世界を駆けめぐるだろう!!」

チョッパー「…でもその奇声…?おれ達も動けねェんじゃねェか!?」
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ベッジ「安心しろ、コレがある ”インヴィジブル・シンフォニアシステム” !!」

チョッパー「あ、耳せんか!」

ルフィ「写真割るだけでそんな騒ぎになるんならよ!!おれ達もそのスキにサンジの家族を助けよう!!」

ベッジ「ん!?オイ、人ごとの様に言うな!!その写真を割ってからママの発作が始まるまで約3秒かかる

まだ何も起きてねェ会場で怒るビッグ・マム海賊団に囲まれ、3秒も生きてられたら正直奇跡だ!!

その役はお前にやって貰うぞ “麦わら” !!」
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ニヤリ…としてそう言うベッジ

ナミ「ちょっと待ってよ、それじゃルフィが囮になるみたいじゃない!!」

シフォン「ベッジ!!ナミ達はローラの恩人なのよ!!そんな十中八九◯ぬ様な事!!」
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笑顔で答えるルフィ「いいよ、おれやるよ!!」

ナミ達「!?」

ルフィ「それより今、面白ェ登場のし方考えたんだよな〜!!ししし!!」

チョッパー「え〜何だ何だ?楽しそうだな、教えてくれ!!」

ルフィ「ダメだ、今言ったらつまんねェだろ!!ししし!!」

チョッパー「え〜」

ナミとシフォン「(心配したのに…)」

ベッジ「頼もしいな タイミングはわかってるか?」

ルフィ「サンジがプリンとチューしたらだろ?」

サンジ「バカ、しねェよ!!できねェんだ!!

彼女は誓いのキスの代わりにおれを撃ってくるが、おれァそれをかわすからその銃声が合図だ」

ルフィ「そうか!わかり易いな!」




ベッジ「よし、話は早ェ ビッグ・マムの奇声が上がればこっちのモンだ、会場がたじろいでる間にお前らは “救出”

おれ達は “暗さつ” 、最悪10秒以内に片づける それと同時にバカ登場だ!!」

シーザー「おれ登場!!誰がバカだ!!

いいか、空を飛べるおれ様が!!脱出用の “鏡” を持って会場内へ突入する!!この女を連れてな!!」

ブリュレ「仲間に入れんじゃねェよォ〜!!ママに消される〜!!」

ベッジ「ブリュレを連れて来た事はお前らの大手柄だ!!逃走にこんな有用な能力はねェ!!」

照れるチョッパー

ベッジ「用が済んだら全員素早くシーザーの鏡の中に飛び込め!!辺りはまだ奇声に包まれてる 後は悠々と鏡の中を逃げるだけ

てめェらの船にも人の出入りできる鏡を用意しておけ!!それで最短距離で島から脱出できる!!」
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ブリュレ「…!!(何とかママに報告を)」
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ベッジ「互いに船に行き着いたら共闘もそこまで!!後は全力でナワバリから抜け出すんだ 武運を祈る!!」

ルフィ「よし!!」

ジンベエ「よさそうじゃのう…!!」

サンジ「…あと2時間半か…おれは部屋に戻らねェと… “新郎” だからな」

ベッジ「おれ達もだ…仮の護衛の準備にかかるか…」

部下「は!!」

ルフィ「なァベッジ、頼みがあんだけどよ!!面白ェ登場する時に…」

ベッジ「面白さに拘るなァ!!◯ぬぞ!!」



一方… “トットランド” の島々



ミルク島 “チーズタウン” では…

「相手は “ジェルマ66” の3男だと!!強力なパイプができるな!!」

「今日はスプレムチーズとビールで祝おう!!」



ナッツ島 “ピーナッツタウン” では…

「昨日ルフェルド財閥の一族が港に来たって」

「今回もゲストは豪華そうだな!!」



カカオ島 “ショコラタウン” では…

「プリン様おめでとう〜!!」

「…まだ少し時間が早いぞ!!」

「ぎゃははは いいんだ、めでたい!!」



ジェルマ王国…

兵士達「今日はいよいよサンジ様の結婚式だな!送迎の兵達は入城もできなかった様だ…!!」

「参列も当然ムリか…」

「結婚式に護衛がいるか?」

「平和な日だ…」



ホールケーキ城…

準備するヴィンスモーク家

ニジ「ヨンジ!!起きて着替えろ!!」

ジャッジ「レイジュはどうした、部屋にいないぞ」

イチジ「ああ、そういえば」

兵「あ!!別室にてもう準備を済まされておりました!!まだ1時間はございますのでごゆっくり」


9階…ビッグマム寝室

叫ぶビッグ・マム「ぎゃあああ〜っ!!」

兵「な!!なな何事でしょうか!?ママ!?大臣達をお呼び…!!…!?」

作り物のブルックを握りしめるビッグ・マム「う!!…動かねェ!!◯んでる…おれのかわいいガイコツが…!!」

プロメテウス「そりゃ残念だけどママ!!」

ゼウス「今日は “お茶会” と〜…?」

ビッグ・マム「ウエディングケ〜キ♬ハ〜ハハッハ〜マ〜ママッマ〜♪」

偽ブルックをポイっと投げるビッグ・マム

兵「たった今、モルガンズ氏が入港されまして その他ゲストの方々も続々と城へ…!!」



プリンの部屋

ラビヤン「どうしたプリン!ドレス似合ってるぜ!!」

プリン「…ゆううつなの…」

ニトロ「どうしたマリッジブルーか!?ギャハハハ!!」

プリン「私には荷が重いわニトロ…ラビヤン…

サンジのバカをブッ◯した後…血がつくのもイヤだし…」

ニトロ「ふんふん」

ラビヤン「うんうん」

プリン「またいいコに戻る為に色んな奴らの記憶を消して回んなきゃならない…それを考えると
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すっげー面倒くせェ」

まもなく開宴… “地獄のお茶会”