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ワンピース 第881話 『波の部屋』
「そっちで何が起きてんだ!!!」
「おい!!お前らァ!!」
鏡世界からのルフィの叫び。
その時、ドドドォ!!!、サニー号を巨大な波が襲う!
クード・バーストで逃げるのはもうコーラが足りない。
キャロットは、ペドロに謝る。
「せっかく生かしてくれたのに」
この窮地に焦っていたのはナミたちだけではなかった。
ママの上に乗るペロスペローもママを止めようとする。
サニー号が沈んでしまえば、サニー号に乗せてあるハズのケーキも台無しになってしまう。
そうなると、ママの攻撃はペロスペローに向けられてしまう。
「ママ~~~~!!」、叫ぶペロスペロー。
「急げ!!」
「はい!!」
サニー号ではジンベエの指示が飛ぶ!
チョッパーたちが帆にロープを掛け、ジンベエが何本ものロープを一つに束ねる。
一人で一船の帆を操るという無謀な行動。
だが、ジンベエは「充分じゃ!!」と次にナミに風の状態を問う。
「南から強い風が来る!!」
ナミもジンベエの行動がわかっていない。
ジンベエはロープを引き、船を反転させようとする。
驚くナミ。
「「グリーンルーム」へ入る!!!」
ジンベエの言葉に、
「どこだそれ!!」と波に向かうジンベエに焦るチョッパー。
「天国のことですね!!」と絶叫するブルック。
「ドクターおれとうとうそっちへ行くよおー!!」とヒルルクに向かって絶叫するチョッパー。
「終わった……!!」
「ムリよ サーフィンじゃあるまいし!!」
とナミも絶望。
だが、「しっかり船にしがみついとれ!!!」とみんなに叫ぶ!
ザッパァーーーーーーーーーーン!!!
大波に飲まれるサニー号!
「ギャアアア~~~~~~」
その瞬間、ナミは異変に気付く。
波をかぶっていないのだ。
「あの世かなここが…きれいだなー…」
涙を流しながら呆然と上を見つめるチョッパー。
「こりゃあええ船じゃ…!!」と感嘆するジンベエ。
「グリーンルーム」は
逆巻く波の中に一瞬できる“波の部屋”
魚人族の子供にとっちゃ
格好の遊び場じゃった
「波の中ァ~~~~~~~~~~~~~~~~!!?」
絶叫するみんな。
「抜けるぞ 掴まれェ~~~~~~~!!!」
「わあああああ~~~~~~~~~~!!!」
さらにジンベエは続ける。
「ええ船と ええ航海士もおる!!」
「操舵が良けりゃあ この船は無敵じゃのう!!!」
ナミも驚愕する。
「すごい……!!」
「スループ船をまるで手足の様に……!!」
「こんな操舵手見た事ない!!」
「すげーぞジンベエ~~~~~~~~!!」
「死なないの!?私達~~~!!」
チョッパーやキャロットも状況を理解して叫ぶ!
大波に乗るママ。
サニー号の状況はわからない。
ペロスペローは「くくく…」と笑う。
「まァいいか…」
「ザマァ見やがれ小物共!!」
そしてペロスペローからカタクリに通信が入る。
「おいカタクリ こっちは全部片付いたぞ!!」
「え!!」と驚くルフィ。
鏡の破片に必死で話しかけるルフィ。
ブリュレは残念がりながら、兵士に侵攻の中止を告げる。
だがマスカルポーネたちは、鏡の向こうが海中でないことを不思議に思う。
と、鏡が割れる。
「きゃぁ割れた!!」
「姉さん急に鏡が!!」
窮地を脱したサニー号では、ナミが鏡を割り始め、驚くブルック。
チョッパーもルフィが帰って来れなくなる!と叫ぶ。
だが、ナミはすべての鏡を割るように指示する。
戸惑う二人に「ルフィの邪魔したい!?」と言い放つ。
こいつ一人に集中させてくれ!!
ルフィの思いを受け止めるナミ。
「船長命令よ!!!」
「急いで!!!」
鏡世界では次々と船に通じる鏡が割れていく。
ざわつくブリュレたち。
「生きてるのかしら 変ね」
だが、「船が沈んで水圧で割れたんだきっと!!」との声も。
「おい!ルフィ」
「話があるから敵から離れてくれ!」とルフィの持つ欠片にひそひそ声。
それはチョッパーからの連絡。
カラクリから離れて、みんなの無事を知るルフィ。
ザックリと状況を聞き、鏡もすべて割ったと報告を受ける。
ブルックはルフィが戻れないことを心配するが、
ルフィはなんとかする、と告げる。
だが、「策もないくせに!」と怒りのナミ。
そして、ルフィに「よく聞いて」と今後の予定を告げる。
サンジ君が今ケーキを作ってる「カカオ島」
私達はそこに向かってる!!
到着は最速で10時間後!
深夜1時ころよ
「いい?」
「そいつをぶっ飛ばしたら「カカオ島」に続く鏡を探して!!」
「そこで落ち合いましょう!!」
その時、ルフィの足にトリモチが絡みつく。
「ルフィ?」
ナミの問いかけに、ルフィは自分の口をふさぎ、そして鏡を握り締める。
パリン!!
カタクリの蹴りに鏡の欠片が割れる。
ナミ達側の鏡の欠片も粉々に!
ルフィは自分の声が鏡の欠片を通してナミたちに聞こえないように、
口をグッと伸ばしてギュッと握る。
カタクリの攻撃と受けるも、ルフィの声は聞こえない。
「ルフィ何かあったの?」
心配するナミの声。
ルフィは無言で戦い続ける。
激しい連続攻撃を受けながらも、ルフィは口を押さえ続ける。
血がポタポタと落ちる。
苦しさに歯を食いしばるルフィ。
だが、に゛か!
「い!」
必死で笑顔を作るルフィ。
そして鏡の欠片に向かって叫ぶ。
「急いで来いよ!お前ら」
「さっさと着いて…待ちくたびれそうだ!!」
その元気な声に安堵するナミたち。
「おう!!」
「後でな!!」
パリン
そして鏡はさらに割れる。
パキパキ
拳で、通信できないほどに鏡を粉々にするルフィ。
「「こんな所で死ぬ気はねぇ」とお前は言うが」
「遺言はそのくらいでいいか?」
カタクリの腕から槍が現れる。
「……!!こんな所で死ぬ気はねェよ!!!」