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七つの大罪 第219話 「英雄たちの休息

ホーク「さあさあ豚野郎ども、寄ってらっしゃい見てらっしゃい

待ちに待った “新〈豚の帽子〉亭” の落成式だぜー!!」

メリオダスとバン「早くしろ」

ホーク「少なっ!!お前らせっかく七人揃ったんじゃねーのかよっ!?他の連中はどこ!?」

メリオダス「全員、用事があるんだと」

バン「♪」

ホーク「冷たっ!!」

メリオダス「さっさと見ようぜ、バン」

バン「OK♪ 団ちょ〜」

かけられた布を引っ張る2人

ホーク「それは俺の役…っ 酷ぉっ!!」

ホーク「このクソ豚野郎ども!!豚にひかれて◯んでしまえーっ!!!」

メリオダス「やなこった」

バン「怒んなよ師匠〜 今夜の宴会にゃ最高の残飯喰わせてやっからよ♪」

ホーク「バンは許す!!」

メリオダス「つーわけで」

ドンッ

ホーク「ひー!!」

跳んで、帽子亭の中を凄いスピードで駆けていく2人

とある一室の扉を開けた2人


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バン「この部屋は “俺ら” がいただくぜ〜♪」

メリオダス「残念でした “オレたち” の部屋に決まりなんだな〜 なぜならオレの方が早かった!!にししっ」

バン「団ちょ〜足下見てみ」

メリオダス「…」

一歩足を踏み入れているバン「俺の方が先〜♪」

メリオダス「バン…店の改築費を誰が払ったと思ってんだ?」

バン「国王だろ」

メリオダス「チッ、知ってたか… こうなりゃこれで勝負!!」

ポケットからコインを取り出したメリオダス
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場面は変わって、とある建物
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その部屋の中で本を読んでいるエレイン「ウフフ 近付いてきた…あともう20フィート」

足音を立てないように近付いていっているエリザベスとディアンヌ

エレイン「2人とも!!バレてるわよ」

扉の外の2人「!!」

エレイン「どうぞ入って」

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エリザベス「やっぱり無理ね…心を読まれないようにがんばったつもりなのに…」

ディアンヌ「やっほーエレイン!!さっすが妖精王の森の聖女様だね♡」

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エレイン「まだまだね、エリザベス 考えを閉じていてもそわそわした気分が伝わってきたからすぐにわかっちゃった」

エリザベス「そ…そうなの?」

エレイン「それにディアンヌはずっと兄さんのことばかり考えてるし」

ディアンヌ「え…ええ!?本当!?」

エレイン「ま…兄さんはディアンヌの倍は喜んでいるようだったけど…

…けど、本当に兄さんでいいの?」

ディアンヌ「へ?」

エレイン「そういえば兄さんとは一緒じゃないの?」

ディアンヌ「それがゴウセルと男同士の話があるからって…昼間から酒場だよ 今夜はみんなでパーティすることになってるのにねぇ?

それよりエレイン、体は大丈夫なの?」

エレイン「ええ…禁呪で魂を繋ぎとめている状態だから…正直、元の調子には程遠いけど エリザベスの魔力のおかげで体はだいぶ楽なの

ディアンヌ…妖精王の森の様子はどう?」

ディアンヌ「うん!色々あったけどみんな元気だよ!!

そうだそうだ!!ボクとキングがね、三千年前の世界(ブリタニア)に行ってきたんだけど」

2人「?」

ディアンヌ「そしたらね、なんとそこで

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昔の団長と、キミに瓜二つのエリザベスに出会ったんだ!!」


場面は酒場へ
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酔っぱらっているキング「おきゃわり!!ゴウセル〜さっきから全然飲んでないろぉ…オイラの酒が飲めないろか〜?」

ゴウセル「これで説明12度目だけど…俺は人形だから酒は飲まないよ それと今から酔い潰れてたら、夜のパーティまでもたないと思う」

エスカノール「ゴウセルくんシーッ!!」

子供の姿になるキング「オ…オイラはさぁ ただキミとの間に空いた溝をね、少しれも埋めようと思って…れも…何を話しぇばいいか分からんくて」

ゴウセル「酒の力を借りたの?」

エスカノール「ゴウセルくん…以前より切れ味増してません?」

おっさんになるキング「い…一度腹を割ってキミと話がしたかっただけだよぅ…うう…」

ゴウセル「ちなみに 1時間後にお前がこの会話を覚えてる確率は5%もないよ」

子供になるキング「これだけは言っておく!!オイラはキミの全てを許したわけじゃない!!だってキミは…」
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ゴウセル「…わかってる」

エスカノール「ま…まあまあキングくん」

寝るキング「くかーっ」

ずっこけるエスカノール「ズコーッ!!」
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“詮索の光(サーチライト)” をキングに使うゴウセル


“ゴウセル…オイラはキミが嫌いだ”

“オイラ…誤解してばっかりだ”

“羽が生えたわ〜い”

“ディアンヌ…えへへへ…”

“オイラだって同じことをしたのに”

“ごめんね”


ゴウセル「キングは俺を嫌っている…当然だよね…彼の大切な女性(ひと)に俺は酷いことをした…」

エスカノール「…大丈夫 キングくんは優しいですから」

ゴウセル「…俺はいい人形になりたい

そうすれば…そうすればきっとキングも〈七つの大罪〉のみんなも 俺を好きになってくれるかもしれない…」

エスカノール「ゴウセルくん、僕は君が好きですよ?」

ゴウセル「ありがとう、エスカノール」

エスカノール「さあ、2人でキングくんを介抱しましょう」

キングに肩を貸す2人だったが…

キング「ううんもっと…呑む〜」

キングの手がエスカノールの眼鏡に当たって外れ…

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ムキムキになるエスカノール「おこ…っ がましぃぃぃぃっ!!」

ゴウセルはキングを放り、眼鏡を素早く拾ってエスカノールの顔に投げる

エスカノール「この私に介抱させようとは…」

小さい体に戻るエスカノール「いや〜危ない危ない!マーリンさんにもらった魔法のメガネを外すと大変なことになっちゃうんですよね〜

さ、キングくんを介抱しましょう」

ゴウセル「いいコトが1つできた」

顔から落ちたキングは鼻血を流している「えへへ」

エスカノール「(覚えてないといいなァ、キングくん…)」

酒場にいたグリアモールとハウザー

グリアモール「お…恐ろしい…」

ハウザー「あ…ああ」


マーリンの研究室

マーリン「どこだ…応えてくれ…」
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場面はキャメロット城付近?

魔神達がいる中、空を飛んでいる一つ目の物体「ちぇ〜っ、王たる器の魔力を捜せったって…感じるのは魔神どもの魔力か、洗脳された人間の気配ばかり…」

マーリン「つべこべ文句を言わずに捜せ、オルロンディ!!」

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オルロンディ「は…は〜い!!ごめんなさいマーリン様

でも〜本当にどこを探ってもいないですよ?もう帰っていいですか!?」

ピクッ…と反応したマーリン「オルロンディー!!」

オルロンディ「あれ?急に暗…」

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オルロンディの前に現れたゼルドリス「何者だ、貴様?」

オルロンディ「おっ…おおお…お前は〜!!」

マーリン「まずい…」

攻撃するゼルドリス

オルロンディ「ギャピィ〜!!」

やられたかに見えたオルロンディだったが…

「…?へ?…へ?ボク…生きて…る?」

ゼルドリス「やるじゃないか、この俺の手から逃れるとは…」

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かなりのダメージを負った様子のマーリン「ハアッハアッ…ぐふっ…

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アーサー…!!どこにいる!?」