#刃牙道

    人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
    今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
    2週間71円で全て読み放題!!

    刃牙道 175話 『ビッグマッチ

    武蔵をとことんまで追い詰めた花山薫という強者・・・・

    その花山薫ですら刃牙には歯が立たない・・・そう語るジッチャン。
    1

    「動かせん事実じゃ」

    花山薫は鍛えない。

    範馬刃牙は、最近こそ鍛えてないようだが、それまでは鍛錬の日々・・・

    この両者だが、不思議と差が広がってるとは思えないんだよなぁ。

    むしろ刃牙の実戦描画が、あまりに少ないせいで、読者は刃牙の強さを忘れ、見失いがちになるw

    あれ?範馬刃牙って強かったんだっけ?

    ってなる。

    まぁ事実強いんだけどさ・・・思い返せばね。

    武蔵は茶をすすり、ひと息つく。

    「少年(ぼん)が花山より強い・・・知っている」
    2


    武蔵のこの発言に驚く徳川。
    「知っていたと・・・?そらまた珍妙な」

    かつて徳川邸の庭にて、刃牙と武蔵はやりあい・・・そして完膚なきまでに打ち倒されたのが刃牙だった。


    自分を追い詰めた花山薫、対して、楽勝の刃牙。

    それでもなお花山薫より刃牙の方が強いという武蔵。

    じっちゃんが不思議に思うのも無理は無いのだ。


    「勝負ではない」
    3

    「!」


    「少年(ぼん)の未熟に乗じ、操作したにすぎん」
    4

    「操作・・・?」


    武蔵いわく、実力は見れば解るという。

    なるほど、武蔵ほどの域になれば、一目である程度の戦力は測れるってことか。

    身のこなし、たたずまい・・・筋肉・・・そういったものから感じ取れるものなのか。


    「『気』が整うその前に、脅し、すかし、からかい・・・
     実力(ちから)を発揮できぬよう、操作しただけのこと。
    『立ち合い』とは別物だ」
    5


    あの庭の一戦では刃牙は実力を発揮できていなかったということなんだなぁ。

    じっちゃんは、それを刃牙に聞かせたところで救われないだろうという。

    誰が何を言おうと刃牙は自らの敗北を譲らない。


    不意打ちだろうが
    だまし打ちだろうが
    武器使用だろうが
    多人数だろうが


    果ては異種生物戦に至るまで・・・


    そのどれもを範馬刃牙は嫌わない。

    そう語る徳川。


    「倒しゃ勝ち、倒されりゃ敗け。

     そこは単純(しんぷる)なものじゃ。
    6

     喧嘩ではアンタの勝ち、いいんじゃないかね、それで」


    「ふふ・・・『試合なら負けん』とも聞こえるぞ」
    7


    「ひとつ・・・・・伝言(つた)えておく」


    !!!


    じっちゃんからの告白に驚愕する武蔵。


    「まことかそれは・・・」


    一体何を話したのか?


    「『強き人』・・・範馬勇次郎に勝った・・・
     地上唯一の『生物』・・・それがあの少年(ぼん)、範馬刃牙じゃよ」
    8


    武蔵は勇次郎の事を思い出していた。
    9

    彼が勇次郎に見たものは・・・どこまでも果てなく続く懐石料理の平原だった。
    10


    それをも越えるポテンシャルを秘めた範馬刃牙の本気・・・

    武蔵の表情がぱぁぁっと明るくなる!!

    なんと目出度い!!!


    「なんと美味しい!なんと目出度い試合か!
    徳川!
    すぐに準備せい!!!」
    11

    歓喜ッッ!!

    俄然ヤル気になった武蔵。


    いよいよか・・・

    いよいよ刃牙と武蔵がやりあう・・・


    すでに目に写らぬ速さを体得してる刃牙ならあるいは・・・


    ・・・・・

    ・・・


    その頃、刃牙は・・・

    まだ鎬昂昇の道場にいた。


    サンドバッグを打つ刃牙・・・もはや拳打が見えることはない。
    12

    最速のジャブ・・・

    一見すれば、花山薫ほどの剛力では無いように思われるが、刃牙の放ったジャブで、サンドバッグは大きく揺れている。


    しかもそれだけではない・・・


    「・・・ッッ!!」

    「・・・ッッ!」
    13


    これを見ていた鎬昂昇と、その弟子は驚きを隠せずにいた。


    「す・・・凄いな・・・マジ・・・」
    14


    刃牙の放ったジャブ一発。

    サンドバッグに貼られていたガムテープが剥がれるほどの威力・・・

    しかも、それが打った箇所ではなく、打った箇所の裏側・・・


    つまり、拳打の衝撃がサンドバッグを突き抜けたのだ。

    達人クラス、果てはどんな腕力自慢でさえ、こうはならないだろう・・・


    「無造作なジャブで、このレベルだ。
    宮本武蔵の強さ・・・それなりに学んだつもりではあるけど、
    このレベルで打たれたら、かの剣豪と云えど・・・
    ”立って”いられるハズがない」


    「いや・・・実は、倒す気なんかないんだ」

    「・・・・・え?」

    「殺しちゃおうと思ってて・・・」
    15

    →→続く

    人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
    今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
    2週間71円で全て読み放題!!

    刃牙道 172話 『一興

    武蔵
    「少年
    この俺を『殺す』と・・・・・・?」
    1


    刃牙
    「これ・・・
    さすがに言いにくいんだけど・・・

    武蔵さん
    アンタ現世(ここ)にいるべきじゃない」


    武蔵
    「少年さすがに俺でも理解るわ
    現世は『斬り登る』場ではない」


    刃牙
    「知ってたんかい
    にしちゃ斬りすぎだ」

    武蔵
    「ふむ その仇を取りたいと」

    刃牙
    「まァ・・・・・・
    そうするつもりだけど」
    2

    ただならぬ殺気を放つ武蔵

    武蔵
    「いいぞ この場で奪りにこい

    3
    登れん でも斬る 他は知らん」


    刃牙
    「やらねぇよ
    疲れ果てたアンタに勝ったところで――」

    ドフッと突然刀を抜き刃牙の腹部を斬る武蔵
    4


    刃牙
    「ほらこのザマだ」
    5

    腹部の切り口は浅くわずかに出血している


    刃牙
    「本来なら真っ二つだ
    もう宮本武蔵じゃない」

    わらぁと髪の毛が逆立つ武蔵

    武蔵
    「童・・・・・・」


    刃牙
    「そう その童すら斬れないのが
    今のアンタだ」
    6

    逆立っていた髪の毛がしなっと元に戻る
    キョトンとした顔をしている武蔵


    武蔵
    「ん~・・・
    ときには少年にも言われ放題
    それもまた一興か」
    7


    キチ・・・と鞘に納めた刀を突如抜き
    そのまま上から下へバフュッと斬った


    刃牙
    「お手柔らかでありがとう」
    8

    上着だけが綺麗に斬れて
    冷や汗をかく刃牙


    武蔵
    「繰り返す
    この場で奪りに来い
    今この場だ」

    徳川
    「そうイジめるな」

    武蔵
    「お・・・」


    刃牙
    「じ・・・」

    武蔵
    「また会えたな徳川」
    9

    徳川
    「風呂も沸いとる
    今宵は帰るぞ」

    武蔵
    「よかろう!」

    内海
    「お送りしろ!!!」
    10

    武蔵
    「ふふ・・・たいそうな出世だ」

    武蔵を先頭に100人以上の
    警官達が後を付いていく
    11

    (立派に斬り登ってるではないか)

    →→続く

    人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
    今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
    2週間71円で全て読み放題!!

    刃牙道 171話 『嘘つき』

    ■最後の一太刀の瞬間に…!?

    武蔵の目の前にやってきた刃牙

    刃牙「それ 抜いたらよォ……ブチ殺すぞてめぇ」
    1

    武蔵「ん んん~~? 抜いては駄目か 少年(ボン)」

    刃牙「これ以上斬ろうってのかよ」

    武蔵「斬らねば決着が付かん」

    刃牙「もう決着だ」
    2

    武蔵を鋭く睨みつける刃牙



    武蔵「少年 これは決着とは言わん」

    刃牙「宮本武蔵さん

    サムライの誰もが刀を差していた

    アンタの時代とは違う

    現代(ここ)じゃ決着なんだよォッッ」
    3

    激しく怒鳴りつける

    その声に驚くギャラリー

    花山「ありがとよ 刃牙」
    4

    一言静かに礼を言う花山…

    刃牙は花山の後ろまでやってきてで座り込む…

    刃牙「立派でした 花山さん

    どうかもう

    倒れちゃってください」



    ギャラリー

    「あれ…?あのちっちゃいの」

    「見たことあるよ あの少年」

    「『親子喧嘩』の子じゃね?」



    花山「…………………なァ………刃牙…………

    『侠客立ち』、まだ立ってるか……?」
    5

    刃牙は花山の背中を間近でじーっくりと見る

    刃牙「花山さん

    誰がど見たって立ってるさ

    ビフォー アフター

    以前よりずっと立派な『侠客立ち』だ」

    花山は刃牙を言葉を聞きニィと笑う

    花山「今夜はよォ…………

    (嘘つきばかりだ………………………………………………………………………………………………………………………………)」

    そのまま意識を失う花山…



    内海「集合ォ!!!」
    6

    内海はザッと立ち上がり大声を張り上げる

    その瞬間ギャラリーの隙間から次々と警官達が集まってくる

    「うわッ」

    「え!?」

    「お!?」

    「ひッ」

    「なんだ!?」

    警官達は武蔵や刃牙達の周囲を取り囲むように集合する

    「ケーサツじゃんッッ」

    「いたのかよッッ」

    「隠れてたんだッッ」

    「こんなに………………」

    「私服の刑事も交じってる…………」

    「どこにいたんだ……?」



    内海「花山さんをただちに搬送しろッッ

    絶対にしなせるなッッ」

    警官達「はい!!!」



    ナレーター

    「俺が英雄」花山 薫を死なせるな

    侠客 花山

    マッハの迅速さで「車中の人」となる


    内海「いいのか行かなくて」

    花山が座っていた場所に顔を向ける刃牙

    刃牙「さすが花山さん こんなにも………」

    花山が座っていた場所に血溜まりが出来ていた…

    そして刃牙は武蔵の方を振り向く

    刃牙「アンタが流させた」
    7

    ニィと笑う武蔵

    武蔵「くるか!」

    刃牙「ブチのめして勝つんじゃない…… この世から葬り去るんだ」
    8


    ■言葉から伝う。強い覚悟。

    →→続く

    人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
    今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
    2週間71円で全て読み放題!!

    刃牙道 166話 『純粋力比べ

    ■斬り刻まれる侠客立ち…

    ギャラリー

    「ヤッバッッ」

    「斬ったッッ」

    「また斬ったァッッ」

    「ひィッッ」

    「何回斬った!!?」

    武蔵「ふむ」



    語り~

    人間を斬る……

    ――という特殊な出来事

    そんなん時代劇でしか見たことない



    [現場を目撃した 沼館 修一(22)]

    沼館「ええ…見ました ――斬るの
    1 (11)

    もちろん初めてです

    2度も見れませんから人切りなんて

    そもそも「刀」とか見ないっすからフツウ

    おと…音ですか……?

    (…………………………………………………)

    いや…………………………………………もう

    すっげぇ音しましたよ それはもう……

    イヤ…大っきい音とかじゃなく

    なんていうんだろ……

    ああ…… 皮膚があってその下に――

    筋肉があって―― なんだろ

    人の身体ってやっぱ―― 水分が含まれてンだな…って」

    「そういうもの刃物で切ったら ああいう音なんだ……って」
    1 (1)

    ズタボロに斬り刻まれた花山の背中……
    1 (2)

    ギャラリー

    「ズタズタだ……」

    「うわ」 「おお」

    「ひえ~~」

    「死なねえの…!!?」

    「うぷ…」



    ゆっくりと振り向く花山……そして一言…



    花山「――ってぇな」
    1 (3)

    武蔵「ほぉ~~~~~……

    「痛い」と申すか………花山

    長く「武」を歩むも俺に斬られて「痛み」を口にする者を初めて見た

    「痛み」の以前 或いは口にしようにも既に「事切れ」ている

    並々ならぬ強さなくしては痛がることもできん

    幾度言わせる気か花山」



    武蔵「天晴だ」
    1 (4)


    ズチャリ…

    花山はゆっくりと武蔵に近付いていく…

    武蔵「……………… ん……」



    武蔵「なんだ……?こうか……?」
    1 (5)


    「え…」

    「…………」

    「なに…?」


    徳川の嬉しそうな顔……!
    1 (6)



    武蔵と花山は手を握り合う…

    武蔵「はて…」
    1 (7)



    徳川・内海「手四つッッ」



    武蔵「これは現世の風習か…?」



    武蔵「ピクルともやったぞ」
    1 (8)



    ギャラリー

    「おお…ッッ」

    「力比べだッッ」

    「握力勝負だ……!!!」



    徳川「内海よ 見物じゃぞ

    生の青竹の「節」を造作もなく粉砕する握力と

    500円硬貨をねじ曲げる握力」



    花山「間に合った」

    唖然とする武蔵…

    武蔵「間に合ったと……?」

    花山「あんた……手の内だ」



    メキュッッ!

    武蔵「ん゛ん゛ッッ」
    1 (9)


    武蔵「お゛ッッ ぬ゛ッ あ゛…」

    花山の腕力に押される武蔵……

    武蔵「な……なかなかの握り力…」

    花山「手の内だ」


    ガッ


    花山は武蔵の顔面を鷲掴み……!
    1 (10)


    ■圧倒的、花山領域!!


    →→続く

    人気コミック、週刊誌、雑誌が読み放題!!
    今なら新規会員様特別キャンペーン開催中!!
    2週間71円で全て読み放題!!

    刃牙道 164話 『肉の宮』

    ■それは、武蔵の時代…!!

    [○○×年(1XXX年)小倉]

    [長谷部邸にて]


    長谷部「ははははは 天晴れじゃ」

    商人「おそれいります

    747貫(2.8トン)ほど―――――――

    楽々と並の四倍になるかと…」

    長谷部「よもやこれほどとはのぉ…」

    「どうッ どうッッ」

    長谷部「化物じゃ」
    bakido164-1

    長谷部「どうじゃ 武蔵殿」
    bakido164-2

    武蔵「“どう”とは……?」

    長谷部「勝てるか」
    bakido164-3

    武蔵「“勝てるか”とは…?」


    武蔵の返答を聞き、長谷部は軽くタメ息を吐く…

    長谷部「なるほどのぉ… 「人間」相手では天下無双


    鬼をも逃げ出す宮本武蔵

    相手は人に非ず あまつさえ山の如き怪物」


    長谷部「怖じけたか 武蔵」
    bakido164-4

    その一言を聞いた瞬間、武蔵はドンッと飛び跳ねる…


    高く跳ね上がり…
    bakido164-01


    巨大牛を一刀両断に処す……


    胴体真っ二つに切り裂かれた牛さん……


    ピピ…っと刀についていた血を払う武蔵…


    武蔵「長谷部殿も異な事を申される」

    え?って顔をしている長谷部

    武蔵「“まな板の鯉”を前にした板前に“この鯉に勝てるか?”とは言われますまい」

    長谷部「…………… …………… …………… い…………… いかにも…」



    背中をばっさり斬られる花山……
    bakido164-5

    ギャラリー

    「うっわッッ」

    「斬った!!?」

    「斬った!!!」



    武蔵(…………………………………………!)

    武蔵の脳裏に浮かぶには真っ二つに切り裂かれている花山の姿……

    武蔵「(胴体を―… 切り離すつもりで 放った一振りだった……)」
    2 (3)

    内海「き 斬りましたね…」

    徳川「~~~~ッッ」

    その光景を見ていた徳川と内海の顔は青冷めている…


    武蔵「(“切り離す”はおろか…… 骨一本断てぬ
    2 (1)

    猛牛をもしのぐ「肉の宮」…………)」


    武蔵「(斬られたその後―――― 何を見せる………?)」
    2 (2)


    刀が突き刺さっている左拳を前に差し出す花山…
    bakido164-7

    花山「チョット…遅れちまってな 悪かった」

    呆然とする武蔵…

    花山「俺が持っててもしょうがねぇ 返ぇすぜ」


    徳川・内海「え~~~~~~~~~~~ッッ!!!」

    さすがの木崎も渋い顔……


    武蔵「こ… 困った奴だな~~ッッ」
    bakido164-8

    花山「ん」


    徳川・内海『花山だな~~ッッ!!!』
    bakido164-9

    ■いかなる時も仁義を重んじる、これが花山スタイル!!


    このページのトップヘ