#刃牙道

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    刃牙道 162話 『拳骨』

    ■もろに拳を食らった武蔵に花山は…!?

    「おお~っ片手で…ッッ」

    「あのサムライニュースで見たッッ」

    「ケンカか!?」

    「フンドシ一丁かよ!?」

    「刀 差してね!? ホンモノ!!?」



    顔面から流血している武蔵に花山は静かに問いかける

    花山「オサムライ…まだやれるかい」

    にい…っと笑みを浮かべる武蔵…

    武蔵「ふむ おもしろいな…

    続行を確認している

    ふふ… ぬるい…」

    その言葉を聞いた花山は再び拳を強く握りしめ振りかぶる!
    1 (1)

    巨拳…



    再び

    花山「!」
    1 (2)
    武蔵は花山の拳に刀を突き刺していた…!



    「抜いたッッ」

    「斬った!!!」

    「拳 斬ってンじゃんッッ!!!」




    腹を押さえダメージが残っていそうな雰囲気の武蔵
    1 (3)
    武蔵「拳骨を割るも…臓腑が捻くれとるわ……」


    ググ…

    武蔵「!」

    ググ…グ…

    武蔵「お?お!?」

    拳に突き刺した刀を引き抜こうとしてもまったくビクともしないので困惑する武蔵

    グ ググ…・

    武蔵「おお~っっ」



    巨拳… 三度……

    刀が刺さっている方の拳で武蔵に顔面パンチ!
    1 (4)

    「うおおおおっ刀のまま殴ったァァッ」

    「また飛んだ――ッッッ」

    武蔵「(なぁ……)」

    ゴロ ゴロ ゴロ ゴロ

    武蔵「(拳骨の人…………弁慶とて…もっと非力だぞ……………)」




    「徳川さん」
    1 (5)

    「内海さん」



    「あれが花山だ」
    1 (6)

    「あれが花山だ」


    ■仇討ちの拳の強さ!!

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    刃牙道 160話 『疵と剣』

    ■対峙する異様…。極まる緊張感ッッ!!

    彫物を背負った男と――――――

    刀剣を帯びた男――――――

    警察が黙して見ている



    ただならぬ事態を警察が「見て見ている」フリをしている………


    周りの通行人達はザワつく…

    「おいおい…」

    「え~…?」

    「止めないよケーサツ…」

    「なに始まるんだ…?」



    剣豪は考えていた…


    武蔵「はて」


    この若者背後――――――


    何故 白い……?
    2 (1)

    武蔵には白く輝いて見える花山…
    2 (2)
    これが…この「立ち会い」の景色だと……



    稀なり
    2 (3)
    「少年」との立ち会いでは
    2 (4)

    地平まで広がる懐石料理(ごちそう)……「ピクル」との立ち会いでは

    目も眩む黄金と絶賛(ほめ)……
    2 (5)
    「強気人」ン際の黄金は

    天に達する……
    2 (6)
    「妖術の爺さん」の背後は

    心華やぐ一面の花畑……


    なのにどうだ

    見えてる景色が――――


    「白」………
    もしや 「無」…?
    2 (7)


    いやいやいや………………

    この若さでそれはあるまい



    武蔵「(……………… ん~~~~~~~~?)」



    「構え」…………?
    2 (8)

    これが……??


    これでは……なにも防御(ふせ)げないではないか

    「立ち会い」の場数は十二分の風情…

    このまま打ち込むと…?



    俺が斬り掛かったらどうするつもりだ?

    「毒針」を吹いたら…?

    「爆薬」をぶつけたら?


    ズズ……

    静かにゆっくりと沈み込む花山

    ググ… グ……



    おお~…――――――

    なるほど…

    これが……否 多分――――――これが……



    まず間違いなく

    これがこの若者の―――――――――

    意志(おも)い…………
    2 (9)


    花山に見惚れるように立ち尽す武蔵…



    無垢な……

    なんと純粋(きれ)いな



    そしてあまりに雄々しいッッ!!!

    2 (10)


    白い……



    あまりの白さ……



    あまりの輝き……



    あまりのまぶしさに剣豪はつい――――――――
    bakidou160-17060804



    「目を閉じてしまった…」んだとさ……♡
    2 (11)



    ■渾身、命中ッッ!!




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    ■警察のトップがヤクザに…?

    内海「花山さん これはあなたにとっても…悪いハナシではないハズです

    花山さん 国家の為 一肌脱いではくれませんか」


    内海の言葉に怒りをあらわにする花山

    花山「おい……」

    イスの肘掛けを強く握りしめる花山を見て内海は少しビビる

    花山「うかつな言葉は慎むことだ 国の為……」
    2 (1)

    「ヤクザ使ってどーする 御国も気の毒ってもんだ」

    内海「………」


    花山「内海さん ”俺ら”は大昔からの敵同士だぜ」

    内海「花山さん………」


    内海「”国家の為”などと―――― いかにもオイシ気な言葉をチラつかせ

    気を引こうとした無礼を詫びたい」
    2 (2)

    「この通りだ」



    内海「”テロ”とも違う ”サイコ”とも違う

    過去 警察が対峙したどのタイプにも該当しない

    まるで底が知れえない

    一頭の怪獣が我々の眼前に現れたのです

    花山さん 改めて申し上げたい

    万策尽きた警察になり変わり 国家の為 花山薫が立ち上がる

    “侠客”であるあなたにとって これは本当に悪いハナシではないハズです!」



    花山「内海さん

    今日のところは帰ってくれ」

    内海「……ッッ」




    花山「一朝一夕じゃ埋まらねぇ

    それ程に―――――

    警察とヤクザの溝は深ぇえ」
    2 (3)

    険しい表情から顔を緩め、ため息を吐く

    内海「仰しゃる通りです

    軽率な提案だったかもしれません…」


    扉の前でピタっと足を止める内海

    内海の握った拳が震えている


    内海「花山さん」
    2 (4)

    震えた声で話し始める内海

    内海「武蔵に斬られた大塚ってヤツ……俺の同期でさ

    俺の手で……… 仇討とうって………

    気負ったはいいが……

    ハハ……掠りッ傷一つつくれねェ

    “仇討ち”……?

    ハハ……殉職者の山だぜ」


    トシャン
    2 (5)

    両膝を床につけ座り込む内海

    内海「花山さんッ」

    そして振り返り片手を床につけた所で花山が止めに入る



    花山「警視総監のアンタが…その先やっちゃいけねぇ」

    内海(~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッ)

    花山「事情はわかった」
    2 (6)

    花山「家帰って一杯やっててくれ」



    ■利ではなく義に。花山が動くッッ!!

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    その光景に皆気圧されて・・・近づけない・・・・・・
    警視庁が誇る第○機動隊

    その精鋭が誰一人として近づけない

    「鬼」で鳴る隊長 岩間が 眼前にて惨殺さる
    1 (1)


    あまつさえ「斬首」・・・・・・

    あまつさえ 加害者は剣豪「宮本武蔵」

    ―――としか思えぬ男

    あまりの出来事・・・・・・・・・

    あまりの非日常(ファンタジー)・・・・・・・・・

    近付けたものではない

    上を見上げて武蔵は言った

    武蔵
    「お おお~~・・・・・・・・・いい月だ」

    1 (2)


    月を見つめる武蔵

    隊員達はその言葉にざわつく

    「え?」

    「月って・・・・・・」

    「ええ・・・?」

    (このタイミングで「月」かよ!!?)

    武蔵
    「こう月が冴えわたると―――」

    武蔵の顔つきが変わっていき隊員達に動揺が走る!

    武蔵
    「斬りたくもなるわ・・・・・・」
    1 (3)


    不気味な笑みを浮かべる武蔵

    ざわわ・・・・・

    隊員達は武蔵の言葉に顔に冷や汗をうかべる

    武蔵は隊員たちの方を見て言った

    武蔵
    「”頭”を失った軍勢・・・・・・もはや”軍”とは呼べぬ」

    ヂャリ・・・・・・
    (武蔵が地面を踏みしめる音)

    武蔵
    「統率の取れぬ百人に”数”の威力はない」

    どろッ

    1 (4)


    武蔵は突然前に出る!

    そして一人の隊員の前で止まる

    武蔵「”一人”が百あるだけ」

    刀の鞘を握り斬りかかる!

    カッ コッ コッ カッ

    上下左右と剣閃が走る!

    ワラ・・・・・・

    1 (5)


    隊員の持っていた盾が細切れに

    隊員達はその光景に驚く!

    盾を持っていた隊員は慌てふためく

    「こッッ これッッ センパイこれッッ盾がこれッッ」

    武蔵
    「これ」

    武蔵は岩間の死体のほうに手を向けて言った

    武蔵
    「これ・・・・・・仏さんを早く・・・・・・」

    「!」

    「あ」

    隊員たちは岩間の死体を担架で運び始める

    月が雲に隠れ始める

    武蔵
    「ふむ」

    手をパン!と強く叩き武蔵は叫ぶ

    1 (6)


    武蔵
    「別れいッッ!!!」

    武蔵の大声に隊員達は一斉に道を開けた

    その分かれた道の真ん中を通り武蔵は去って行く・・・

    国家完敗ッッ!!

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