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ワンピース 第884話 『誰だ』
“ギア4”!
ルフィのパンチに吹っ飛ぶカタクリ。
「お前を無敵だと思った!!!」
「“武装色”は実体を捕らえる力なのに!!」
「“武装色”は」
「自然系にも効く力なのに!!」
「お前の体をすり抜けたから!!!」
「でも違った!!!」
「お前にも攻撃は」
「当たるんだ!!!」
またもルフィのパンチがカタクリを捕らえる!
「う゛!!!」
「硬すぎるお前の「武装防御」も!!!」
再びルフィに飛ばされるカタクリ。
「“ギア4”なら負けねェ!!!」
「フーー……」
「……………!!」
「フーー……」
息を整えるカタクリ。
「すげェのはモチの能力じゃねェ!!!」
「お前の“見聞色”なんだろ!!?」
次々と攻撃を加えるルフィ。
縮めた両足を身体にめり込め、反動で強烈な蹴りを繰り出す!
「“リノシュナイダー”!!!」
ドン!!
カタクリは大きく蹴り飛ばされ、頭を強く打ち付ける。
だが、立ち上がるカタクリ。
ハァ ハァと息を吐きながら、
「フーー……」と呼吸を整える。
「”ゴムゴムの”ォ!!」
ルフィが次の攻撃の構えに入る。
頭から血を流しながら、「ギロリ…!!」とルフィを睨むカタクリ。
「“コングオルガン”」
「!?」
ルフィの強烈な無数のパンチを、再びかわし始めたカタクリ。
「見極めただけ大したものだ…!!」とカタクリ。
「!!!」
驚くルフィにカタクリは語る。
「ああ おれは変形して効率よく避けてるだけ」
「「覇気」で未来を見れば可能だ」
「今 少々熱くなった事で…」
「お前につけ入る隙を与えた」
「“見聞色”は冷静でなきゃあ」
「発動しねェもんなァ…!!」
「殴られたなんて 何年ぶりだ…!?」
モチ状態で身体を貫通させ、ルフィの拳を「がしっ!!」と胴で捕らえる。
「弟クラッカーがやられた理由が……」
「ーー少し理解できたよ…!!」
ルフィを捕らえたまま、
「無双ドーナツ!!!」とトリモチをドーナツ状にしたものが現れる。
「モチじゃねェのか!!」とショックを受けるルフィ。
片腕を捕らえられたまま、再び両足をギギリ…と構えるが、
カタクリはドーナツを自身の拳に変える。
「え」
ルフィが認識した直後、
「“力餅”!!!!」
武装色を纏ったモチ拳がルフィを激しく強打する!!
ビキビキビキ
ボコン!!
強烈な衝撃を食らい、ルフィは弾き飛ばされる。
“ギア4”の身体が虚しく跳ねる。
「もう二度とスキは見せん」
「ーーまた振り出しだな…!!」
その頃、「ショコラタウン」で騒動が。
シフォンを見つけていたパウンドが現れて、お菓子工場に入れてくれ!と騒いでいる。
パウンドを認識しても、プリンの命令で工場には入れられない。
一目会いたいだけ!と懇願するパウンド。
どうか会って一言だけ言葉を交わしたい!
時間は16:00。
作業を続けているサンジたちにも外の騒ぎが聞こえてくるが…。
中では、ブリュレから“麦わらの一味”の状況が伝えられていた。
深夜1時には、見失った“麦わらの一味”の船がカカオ島に現れる。
そこが、はぐれた船長“麦わらのルフィ”との落ち合い場所。
「もっとも……」
「あいつがカタクリお兄ちゃんに勝ち…」
「カカオ島に現れる事はないけどね!!」
と笑うブリュレ。
ーーつまり9時間後には
現れない船長を待つ“麦わらの一味”が到着!
それを追う食いわずらいのママとペロス兄がカカオ島に集う!!
だけど安心して!!
麦わらの一味は
今そっちに行ったオーブンお兄ちゃんの軍隊に任せればいい!!
ちょうどその頃、4男のオーブンが到着。
プリンの言いつけを納得するが、騒ぎを気にする。
「ママの事は頼んだよプリン」
「あんたが頼みの綱だ!!」
ブリュレの言葉に、最高のケーキを作ると約束するプリン。
工場前では、パウンドがオーブンに排除されようとしていた。
誰が騒いでいるのか気にするシフォン。
サンジは「気になるか?」と問うが、
プリンは、「今のお話聞いてた?」とルフィを心配する。
カタクリ兄さんは超人、誰にも負けたことが無い、と。
プリンの心配に、サンジは自信満々で答える。
「ーーじゃあ今日が」
「初めての敗北だな」
「ケーキを作ろう 大丈夫だ」
サンジの男らしい言葉に、プリンからゆげが!
慌てるシェフたち!
スイートシティには、ママがナッツ島を襲撃している、と報告が。
慌てるモンドールに更なる知らせ。
海底調査の結果…、
「ナワバリウミウシが一匹もいない~~!!?」
驚愕のモンドール、ニワトリ伯爵、そしてペコムズ。
「なぜだ~~!!!」
「死んだのか!?」
だが、原因は不明。
カカオ島を目指すサニー号でも、ジンベエが異変に気付く。
追っ手が全く見えない状況に、ナミは「きっと罠よ!!」と警戒。
それには、チョッパーとキャロットが、一瞬たりとも気を抜かない!!と、気合いの見張り!
ジンベエは、アラディン達が無事に逃げたか心配する。
突然消えた何万匹のナワバリウミウシ。
突然消えた何万匹のナワバリウミウシ。
彼らは楽しげな歌声に誘われて集合していた。
ほら♥
ほら♥
一緒に歌お♪
ウミウシ達~~♪♪
働くのやめたらウキウキだし~~♪♪
警備?
ダメよ♪♪
報告?
禁止♪
歌は?
オッケ~~❤
そう♪
働いちゃダメよ❤
それが休日の~~~~~~♪♪