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ハイキュー!! 第278話 『守護神のヒーロー

「スンマセンッ」
顔を歪めながらスガたちの元へ戻る木下。
スガはドスッと木下の背中を殴り声を掛ける。
「お前が「ここぞってところでカッコ良くキメる」チャンスは」
「別に今日で終わりってワケじゃねえんだからな!」
1

「ーハ ハイ!」と木下は返事をしたが、
でも3年生は今日で終わりかもしれないじゃないか、と悔しい。

なのに俺は
何もやってない

尾白のサーブは西谷の正面。

2
反省する尾白。
そのまま日向がスパイクを決める。
3

影山のサーブは白帯に当たり稲荷崎コートに落ちる。

「何か持っている影山飛雄ーッ!!」

みんなは沸き立つが、白帯に当たった事に渋い顔の影山。

5VS8。
烏野リードに稲荷崎はタイムアウトを取る。
4

嶋田は心の中で、次の次にくる宮侑のサーブを心配し、なるべく今のうちの点を稼げるよう祈る。

タイムアウト中、
「俺」と珍しく西谷が話し始める。

「超ガキの頃 すげえビビリだったんですよ」
唐突な告白に山口も日向も要領を得ない。

あまり覚えてないが小学校に上がるくらいまで、いろんなものが怖くて、人見知りだったような気もする。

今の西谷からは想像できない話に、旭は「前世とかの話?」と思わず聞き返す。

西谷の祖父はリアル「獅子の子落とし」野郎なので大体は克服した、と話す。
だが、蛾と生のタマネギは今もキライだと言う。

「獅子の子落とし」がわからない日向と影山に、スガがこっそり後ろから教えてあげる。
「試練を与えて厳しく育てる的な意味な」と。

田中は2回会ったという西谷祖父の印象を話す。
「あのキョーレツなじーちゃんな!」
「2回見たけど2回とも違う美女連れてた」

烏養は試合中に饒舌な西谷を珍しいと感じていた。
緊張からなのか…。

「ミヤアツムのサーブの時 足が床に張り付いて」
「なんか懐かしい気がしたんす」
5

「こわいって思うことが」

西谷の言葉にスガは思う。
(“恐い”ってハッキリ言える事が凄えな…)

山口は真顔で、
「“恐い”が“懐かしい”って何だろ…?」と考える。
「さぁ。凡人にはわかんないデショ」と月島。

西谷は続ける。
「でも」
「じいちゃんが言ったんすよ」

夕坊
「こわがる」事の何が悪いかわかるか

少年西谷が「オトコラシクないから…?」と泣きながら答えると、

「もったいねえからさ」と言った祖父。
6

ジャンフロを取る練習で、木下に「わざわざ苦手なオーバーでやんなくても」と言われたことがある。
西谷自身もアンダーで全部取れるならそれでいいと思っていたし、できると思っていた。
だが、上にはもっと上が居る。

選択肢が増えるってわかっててやんないなんて
つまんねえよ

続く影山のサーブはリベロ赤木に拾われて、そのまま銀島に決められる。
7

「来たなァ~」
「このやろォ~」
心底嫌な顔の冴子。

「狙い撃ち」の演奏が響く中、サーブに入ったのは宮侑。
8

西谷は思う。

食わず嫌いしてたものを「やっぱり嫌いだ」って確認すること
敵意には理由があること
自転車に乗れたらどこまでいけるのか

「わからず終いは もったいねえのさ」

それでもこわかったらどうするの

「そんなの決まってんだろ!」

「助けてもらう!!」

祖父の簡潔で力強い言葉。

仲間たちの言葉、そして行動。
それを受けてきた傷だらけの西谷の手。
9

「サッ」
「来オオオオイ!!」
叫ぶ澤村と田中。

サーブに入る宮侑。
狙うは西谷。

その小こい(ちっこい)手
吹っ飛ばしたらア!!
10

練習のときのクセが出ていたと木下に注意された。
それは
染みついた「一歩下がってアンダー」のパターン。

「西谷」
木下が叫ぶ!

「前ッ」

そう、アンダーではない!
そのまま前に出て、西谷は宮侑のジャンフロを見事にオーバーで捉える!!
11

緊張の中、みんなの視線が注がれる!

12
笑みを受かべる木下。

「ナイスレシーブ」
影山はボールを上げる。
同時多発位置差攻撃!

13
そのボールを稲荷崎コートに叩き込む旭!

「…よしっ…」
「よしっ…!!」
噛み締める木下。
「ナイスキー!!」
叫ぶスガや縁下。

「ヨッシャアアッ」
嶋田たちも雄叫ぶ!!

「よーーーーーし!」
矢巾や渡もホッと一息。

7VS10。
烏野、宮侑のサーブを1本で切った!
14


「オァーーーーーーーーーーーイ!!!」
ドーーーーーン!!と胸をぶつけ合う旭と西谷。
15

「ウエェーーーーーイ!!」
田中と日向もそれに続こうと西谷に飛び掛る!

が、
西谷は体を反転させて二人を置き去りに。

西谷の向いた先には木下!
西谷は力強く指差す!

その指先には木下との練習の積み重ねが!!

木下を指差したまま、その手を強く握り、グッと引き、ガッツポーズをする西谷。
17

うらやましく思った自分以外のヒーローたち。
だが、木下は西谷の思いに答えるように、
涙で顔をクシャクシャにしながら、同じく力強く拳を握り締めた!!