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銀魂 六百五十訓 「ドンペリの飲み過ぎにも注意

銀さんに肩を貸し、神楽・新八の前に現れる神威...

神威「血相変えてどうした
捜し物かい...ひょっとして
お前の捜しもんは...
1


神楽「銀ちゃん!!神威!!」

新八「よかった!!きっと
生きてるって信じてました!!」

神楽「・・・・お前・・・!!
まさか銀ちゃんを・・・!?」

神威「だとしたら?
少しはお兄ちゃんを見直すかい
見くびらないでもらいたいね...
虚(アイツ)には星海坊主(えもの)
を奪われた....俺は借りは返す...」

背景には、虚と対峙する銀さんの描写...

神威「同じ目にあわせてやっただけさ」

回想━━━━━━

神楽達と会う少し前...

銀さんを背後から思い切り蹴り飛ばす神威...

瓦礫に突っ込んで行く銀さん...

回想終わり━━━━━━━━

新八「いやマジで虚より先に
殺そうとしてただけじゃない
ですか!!」

銀さん『龍脈(アルタナ)の暴走
くらった方がマシだった気がする...』

神威「俺が本気だったら死んでたよ...」

銀さん『俺も本気じゃなかったら
死んでたよ...』

神威「まァこれに懲りたら
少しは慎重に動いてもらい
たいね...」


2


神楽「神威・・・」

少し離れた所から会話を聞いている沖田...

沖田「やれやれ...猪に はやるな
と説教されるたァ旦那もヤキが
回りやしたね...

だが一理あらぁ...アンタ虚(アレ)
を前にするといつも周りが見え
なくなってるぜ...
じゃなきゃ猪の蹴りなんざ当たっ
ちゃいねェだろ...」

向かい合う、沖田・神威...

神威「じゃあアンタはその
猪の蹴りよけられるって
ワケかい...」

神威の言葉に、安い挑発には乗らないと返す沖田...

沖田「それに猪でも貴重な
戦力削るワケにはいかねェ
ってな...」

神威「心配しなくていいよ...
アンタ程度の穴なら俺が一人
で埋めるさ」

沖田「ほう...言うねェ」

神楽「オイやめとけ...その
劣化ベジータとピッコロ的な
やりとりもう飽きたアル...」

沖田「じゃあシンプルに....
お前の妹ブスがァァァ!!」

剣を抜き神威へ迫る沖田...

神威「そのまま返すよ」

神楽「そのまま返すな
訂正しろォォ!!」

瓦礫で二人を殴打する神楽...

銀さん『・・・・・・・・
ったく妙な奴に借り作っち
まったぜ』

新八「何だっていい...
この状況を生き残れた
だけで...充分です」

他の仲間達の安否を気にかける銀さんに、一体どけだけの犠牲が出たか解らないと、江戸中がこのあり様だと話す新八...

阿伏兎「被害は人間様
だけじゃなさそうだぜ....」

銀さん達の前にやってきたのは、源外を抱える第七師団...

新八「源外さん無事でしたか!!」
3

ドサッと地面に落とされる源外...

源外「無事なもんかよ...
夜兎(コイツら)ときたら
人を物みてェに扱いやがって...」

阿伏兎「そいつあ悪かったな...
この星じゃ役に立たねェのは
人も物もガラクタと呼んでいい
ときいたもんでな」

源外「じゃあ覚えときな...
この星じゃ役目を全うし
燃え尽きた奴に贈る勲章を
ガラクタと言うんだ...」

新八「役目を終えた?」

源外の巻いたナノマシンウイルスがみんなお陀仏になったと話す阿伏兎...

新八「蜂が!!」

源外「機械兵器(からくり)を
無力化する【蜂】はその特性
ゆえ攻撃に対する備えが無い
に等しい...
機械以外の力であんなマネ
されちゃみんな吹き飛ばされ
ちまってる事だろうよ...」

新八「じゃあ今..江戸は!?」

源外「完全なる無防備...
今 解放軍の艦隊が攻め入
ってくれば止める手だて
はねえ...」

新八「ク...クソ...今迄僕らが
必死にくらいついて護って
きたものを・・・・・・」

「あの虚(おとこ)は一瞬で
全部覆してしまった....」
4

阿伏兎「護るもんねェ...
あの巨大なガラクタがか...
このガレキになった国を
見れば誰もが思うだろう...
もうとっくに勝敗は決し
たと...
負け(そいつ)を認めてねェ
のはここにいる奴等だけ
なのかもな...」

通信 :〔━━━━━━いや
ここにもいるぜ...
てめーらの頭上・・・
はるか遠い宇宙にも━━━〕

通信機を取り出す阿伏兎...

通信相手は高杉...

高杉 :〔敵艦隊(こっち)の事
なら気に止める必要はねェ...
もう片づいたぜ...〕
5

:〔銀時...次は
6
てめェの番だろ〕
7




場面変わり━━━━━━━━

\ドッ/

\しゃらん/

地面に剣を刺し、神楽鈴(?)を手に持っている阿音・百音...

剣の前に立つ狛子...

阿音【黄龍の巫女と狛神...

8
龍脈(りゅう)の眠りしこの地で
古来より龍脈を護り続けてきた
一族....】

【その験力は時に眠った龍脈を
呼び覚ましその奔流を躍動させ
その験力は時に荒ぶる龍脈(りゅう)
をなだめその奔流を鎮めてきた...】

次々に地面に剣が刺されて行き、狛子が発生させた力が剣に宿り、五芒星を描く巫女姉妹...

【歴史の影で龍脈(りゅう)と
戦い続け、この地に均衡と
平穏をもたらしてきた者達...
龍を統べし一族...
それが━━━━━━━━━】
9


電話に出る松平...

松平「ハイハイ...
キャバクラ巫女の
阿音ちゃんね..おっひさ~~
10

ゴメーン折角電話してくれた
のに悪いけど今日はちょっと
店 顔出せないかな...

今ちょっと世界滅びそうでさ
はずせないんだわ...うん...
おまけに姫まで犬捜してどっか
いっちゃって..もうおじさん参っ
ちゃったよ」

阿音「あ いいのいいの...
ちょっと声ききたくなっ
ちゃっただけだから...うん
それじゃまたね~~~.....
じゃね━━だろォォォォ!!」
11

「誰がこんな時にキャバクラ
の営業電話かけるか!!
人の話しきいてた!?
私達の設定きいてた!?
今必死に江戸を護るために
戦ってるって!!」

松平「ちゃんときいてるよ...
言わずとも解ってるさ...
要するにキャバ嬢と世界を
護る仕事かけもちしてんのは
店には黙っときゃいいんだろ」

阿音「キャバクラから頭離せ!!
いい!!よくきいて!!
各地の龍脈の暴走は一族の名に
かけて私達が鎮める...

でもそれだけじゃ暴走は止まら
ない...

どっかの誰かがターミナルの
地下深くにある龍穴を制御する
門を好き勝手操ってる...

私達が地上をおさえている間に
パパ達は地下を攻めて奴等を
おさえて...
そうすれば江戸は必ず元に戻る!!」

松平「阿音ちゃん・・・」

阿音「お願い・・・
私達にも協力させて...
国がこんな事になってしまった
のは元はといえば私達の一族が
天人から龍穴を護り切る事が
できなかったから...

取り戻したいの..私達も...
あの時・・・失くしてしまっ
たものを...

12
でも・・・それだけの戦力が
まだ残っているか・・・」

松平「ああ・・・足りねェ
かもしれねェな...
だが戦勝祝いでドンペリ
振る舞うにはこれ位が通帳
には易しいさ...」
13

松平の言葉に安心したように笑みを見せる阿音... 

場面変わり━━━━━━━

阿伏兎の通信機を通して会話する銀さん・高杉....

銀さん『そうかい...
そっちの状況はよォく
解ったよ...
どこの誰だかしらねェが
わざわざ宇宙からケツ拭き
ご苦労さんよ...だが余計な
世話だったな...

確かにこの国もすっかり
様変わりしちまった...
はたかりゃ見りゃただの
ガラクタの山に見えんの
かもしれねェ...だが国が
燃えようが、ここにいる
奴等はまだ誰一人として
燃え尽きちゃいねェ...

ガラクタになんかなっちゃ
いねェ...

俺達の護ろうとしたもんは
何一つ傷ついちゃいねェよ...
14

勲章もらうにゃ早すぎらァ』

高杉「・・・・・・・・・」

銀さん:〔そっちはどうだ...
解放軍を止めただかなんだか
しらねェがまさかその程度で
・・・燃え尽きちゃいめェな...
ガラクタになっちゃいめェな...〕

高杉「・・・ああ」

「・・・首洗って待ってな」
15

場面変わり━━━━━━━

百音「姉上...狛子の様子が... 」

阿音「やっぱり・・・一匹
で負担するのは無茶だった
みたいね...
あとどれくらいもつか・・・
狛子も私達も・・・
あの子さえいてくれていたら...」

百音「姉上・・・
あの子はもう私達とは別の
道を歩んでいます...
今さら引き戻して一族の宿命
を背負わせる事など・・・」

阿音「じゃあ百音は狛子が
どうなってもいいって・・・」

\わぉぉぉぉん/

阿音「!!」

何処かから遠吠えが聞こえ、百音の腕から飛び降りて駆け出す狛子...

百音「狛子・・・!?」

\わぉぉぉぉん/

阿音「こっ・・・・・
この遠吠えは・・・・!?」

場面変わり━━━━━━━

松平(?)と電話している土方...

そこへ万事屋がやってきます...

土方「よォ..遅かったな」

手に持っていた洞爺湖を銀さんに投げ渡す土方...

土方「龍脈(アレ)を止める
方法が見つかったぜ...だが
急いだ方がいい...犬が消えた
心当たりは・・・あるな」

その言葉に表情が変わる万事屋...

場面変わり━━━━━━

狛子の後を追う阿音百音...

狛子が共鳴し、見上げたその先には....

定春「わん」
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龍穴を護る"神子"が集う時━━━━。