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銀魂 六百五十八訓 「吠えるだけの生き物」

柩の腕を斬り落とす銀さん…

銀さん『オイ…
俺の犬に何してんだ てめェ』
1

銀さんの攻撃を防御する柩…

そのスキをつき、銀さんは斬り落とした柩の腕を腹部に突き刺し、柩を地面に叩き付けます…
2

怒り顕に柩に迫る銀さんの背後を狙う虚…
其れを瞬時に躱す銀さん…
3

間合いを取り、見合う二人…

虚「来ましたか…どうやら
間一髪間に合ったようですね」
4

奈落を倒し、定春へと駆け出す新八・神楽ですが、
5

突如龍脈の噴出により、道を阻まれます…
6

虚「その目で世界の終焉を
目の当たりにする瞬間に…」
7

地面が砕け、落ちてゆく定春に神楽が腕を伸ばすも、
8

掴む事が出来ずに落下してゆく定春…

神楽「定春ぅぅぅぅ!!」
9

身動きが取れない状況の中、定春に追いつく銀さんですが、龍脈の噴出から銀さんを護る為に、定春は銀さんの身体を押し返します。
10


\ドド/

協力なエネルギーの中へと消えて行く定春…
11

吹き飛ばされる銀さんの背後に立つ虚…

虚「最後の希望は潰えた…」

場面変わり─────────

天鳥船から退避している船員達…

船員①「急げェェ!!
自壊が進んでいる..時間はないぞ」

船員②「早く避難艇へ!!
必ず生きて地球に帰るのだ!!」
12

場面変わり────────

再び地球…

虚「龍脈を止められる者はもういない…」
──────────────
長谷川「踏ん張れェェ!!
まだだ!!まだ地球に落ち
るワケにはいかねェ!!
万事屋(やつら)が必ず地球
を元に戻す…
だからあと少しだけ踏ん張
ってくれェ!!」
13

──────────────
虚「この地球(ほし)に降る破滅
を止められる者はもういない…」

─────────────
避難艇へと急ぐ桂・坂本達…

桂「・・・銀時 今帰るぞ
待っていろ…きっと地球
(そこ)で待っていろ───」
─────────────
背後から、銀さんに剣を突き立てる虚…

虚「君達の護れるものは
もう何もない…
14

坂田銀時…
それが君にとっての終わり
である事は解っていますよ…

ここに君の松陽(し)がいたなら..
きっとこう言ったでしょう…

君はよくやった..よく戦った…
だからもう苦しまなくていい
楽になりなさいと─────」

銀さん『・・・・・・・・』

『最後の希望?龍脈を止める者?
それがどうした…そんなもん何匹
くたばったってかまやしねェよ…』

『俺達ァただ…』

項垂れる新八・地面に大粒の涙を落とす神楽の描写…

銀さん『隣で【わん】と吠える
だけのただの犬がいりゃそれで
よかったんだ…
ただそんだけで充分だったんだ』
15


洞爺湖を握る手を震わせながら、思いを口にする銀さんに「十二分にただの犬でしたよ」と返す虚…

虚「何の役にも立たずただ
無意味に死んでいった───」

\ゴゴ/ \ゴゴ/\ゴゴゴ/

虚「!」「これは・・・」

噴き上がる龍脈が鎮まってゆく…

\ガキィイン/

その光景を見やる虚に洞爺湖を投げつけ距離を取る銀さん…

───────────

央国星ハタ皇子艦隊…

部下「皇子!!
地球のアルタナに異変が!!」

モニターを見るハタ皇子・長谷川…

ハタ皇子「こっこれはっ」

─────────────

虚「龍脈が静まり始めている?」
16

銀さん『・・・アイツが
食いかけたエサ残して皿
下げるタマかよ…』

虚「!!
アルタナに飲み込まれ
たのではない…
あえて飲まれた…

その奔流から龍穴に侵入し
内部から龍脈そのものに
干渉するために…」

虚「あの犬はアルタナの
激流の中で未だ龍脈(りゅう)
を鎮めようとしているという
のか…」

星海坊主から受け取った結晶石の剣を抜く銀さん…

銀さん『何だろうと関係ねェ…
アイツが最後の希望と崇められ
ようと…龍脈(りゅう)を鎮める
ための生贄にされようと…』

『俺ァアイツのただの飼い主様だ
アイツがただの犬に還るまで隣で
吠え続けるだけだ…』
17

衝突の時────────!!