#ONEPIECE

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    食戟のソーマ 第207話
    一色に飛びつく吉野「い…一色せんぱぁあーい!!ごめんなさぁい 私ら負けて…退学になっちゃったぁ〜」

    佐藤「うはぁ どうしたんすか本気の調理着なんか着ちゃって!!正直頼もしくて仕方ないっす!」

    丸井「僕達を助ける為に北海道まで来てくれていたんですか?」

    はっとする榊「でも…この勝負で負けたら先輩まで退学に…?」

    一色「そんな事は戦わない理由にならないな かわいい後輩達の為だからね」
    2 (1)

    涙を浮かべる吉野「い…一色せんぱぁあ…!!」

    一色「まぁ、勝てなかった場合の事も考えてあるから安心しておくれ」

    吉野「へ…?」
    1 (1)

    一色「みんなで農場を開こう!もう知り合いのつてで何箇所か場所の候補を見つけててね

    オーガニック食品に強い通販サイトでも紹介してもらえる事になってる まずは小規模に事業を興して…」

    吉野「えぇー妙に具体的になんか複雑…」

    一色「田所ちゃんなんてよく働いてくれると思うんだよねぇ」

    吉野「いや、あのそれはそうかもしれないですけど 今は連隊食戟に勝つことだけ考えてほしいっすマジで」

    久我「司っさんはやっぱし1st BOUTからは出てこないっぽいね

    んじゃ予定通り僕ちんパス1でオッケっす!最初の見せ場は女木島のおっさんに譲るよ〜ん☆」
    2 (5)

    女木島「久我は相変わらずよく喋るなぁ 十傑外されて落ち込んだりはしねぇのか」

    久我「何言ってるのさ!深く深く深ーく傷ついたもんっ」

    にくみ「…っしかしすげーな、一色さんたちはともかくよぉ よく女木島さんまで引き入れたな幸平ぁ!」

    創真「やーそれが結構大変でよー…」

    麗「はいは〜い、そこの退学済みの皆さ〜ん?皆さんには専用の観戦席を設けてま〜す♡なのでその席で勝負を見守ってて下さいねぇ〜?」

    退学者達「観戦席…?」
    1 (2)


    麗「ほら入れや」

    吉野「あんさんコレ…見方を変えると…いや変えへんでもどう見たかて牢屋ですやん…」

    伊武崎「ひどい扱いだな…」

    麗「お前らは薊様のご慈悲で観戦できるんだ、忘れんじゃねぇぞ」

    牢のような観戦席に入る退学者達

    佐藤「ふざけんなオラー!!」

    青木「トイレ行きたくなったらどうすりゃいんだコラー!!」

    にくみ「とにかく幸平!がんばれぇー!!十傑なんかぶったおしてくれー!!」
    1 (3)

    麗「さ〜て!調理を始める前にもうひとつ!各対戦カードの “テーマ食材” を抽選しま〜す!!さくっとクジをお引きくださ〜い♡」

    創真「あ、んじゃ紀ノ国先輩 くじどーぞっす!」

    紀ノ国「いえ、そちらが引いて構わないわ クリーンにフェアな勝負をしたいものね 私、そういう部分きっちりする性分だし

    叡山みたいに不正をやる輩だと思われたくないの」

    無視する叡山

    生徒達「幸平創真ぁ、ボコボコにされちまえー!!」「寧々先輩!反逆者なんかぶっ◯して下さ〜い!!」
    1 (4)

    紀ノ国「きたない野次はきらい」

    その言葉と視線にぞくぞく…とする男子生徒達「はぁあ…あの冷たい視線…」「たまんねぇぜ…!」

    創真「(あの司会者の言動もだいぶきたねーと思うけどそれはいいのか?)」
    2 (2)

    久我「幸平ちん幸平ちん幸平ちん!あのおさげちゃんね、常にピリピリして毒舌ぶっこいてくるから気をつけなよ?今日もたぶん生理なんだと思う」

    紀ノ国「久我◯ね」

    えりな「(紀ノ国寧々…得意料理ジャンルは和食全般!特に… “そば” に関して右に出る者はいないわ…!

    1 (5)

    実家は神田のそば屋!いわゆる “江戸そば” の流儀を現代まで育て、連綿と引き継いできた超一流店の代表格!!

    そんな環境に生まれた彼女は物心ついた頃から茶道・懐石料理なども含めた日本料理の髄を叩き込まれている

    和食界が擁する至宝でありサラブレッドであると言っていいわね)」

    田所「(す…凄そうな人だね…)」
    2 (3)

    タクミ「(只者ではないだろうな…何しろ十傑第六席にいた料理人なんだ つまり一色さんよりも実力は上だという事か…?)」

    いつものように微笑んだ表情の一色

    眼鏡を拭く紀ノ国「先に言っておきます…私を和食だけの料理人と思わないことだわ、幸平創真くん

    君がどんなテーマを引こうが、どんなジャンルで戦おうが…
    1 (6)

    君の皿を叩き潰す事実は変わらない」

    創真「言ってくれるっすね…!

    (おし!とにかくクジを…っと)」

    クジが舞う中に手をつっこむ創真…


    創真が引いたのは…



    そば



    全員が固まる…
    1 (7)
    2 (4)

    麗「おぉーっとこれはぁー!!うははっ、やったぜ!!何と何と第3カードのテーマ食材は紀ノ国寧々の得意技!

    必さつ料理(スペシャリテ)でもある “そば” に決まってしまったぁー!!

    これは十傑側が勝利へ大幅に近づいたぞー!!ざまぁ見やがれ反逆者どもがー!」

    一色「あはは!相変わらずミラクルを起こすなぁ」

    一色と女木島もクジを引く

    女木島「…ふうん」

    麗「お題は決まりました!それでは最早待った無し!始めましょう!舌の上の大合戦!!

    連隊食戟(レジマン・ド・キュイジーヌ)…開戦です!!」

    にくみ「幸平ホントお前のくじ運の悪さ何なんだよぉ!?」

    吉野「アリスっちとの勝負の時といい、いい加減にしてよまじでー!!」
    1 (8)

    自分がさっき言った言葉を思い、赤面している紀ノ国「…私が悪いんじゃないから」

    創真「あ、すんません…こんなつもりじゃなかったんすけど」

    紀ノ国「べ、別に…謝られても困るし」

    青木「幸平ー!気まずがってる場合かー!!」

    黒木場「…お…敵は早速そば打ちにかかったぞ」

    イサミ「で…でっかいこね鉢ー!!」

    葉山「まさに本格…!!」
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    水回しに取りかかる紀ノ国

    水回し…篩ったそば粉に水を加えて手でかき回し、全体にゆきわたらせる工程

    木鉢(こね鉢)の中で蕎麦の一粒一粒と水分とを入念に結びつける事で 麺がちぎれずに水々しさを保ち続ける、喉ごしのよい蕎麦になる

    華麗な手捌きを見せる紀ノ国

    丸井「みるみる内にそば粉がまとまっていく!!」

    榊「指が流れるようにこね鉢の中を走っていくわ!こんな華麗な水回し見たことない…!!」

    薊「これが 本物の技だ」

    田所「…すごい綺麗だべ…
    1 (10)

    “料理人” …っていうより “職人” ってかんじがするよー…!」

    吉野「…こりゃ無理だ…!!そばの実力じゃ絶対敵いそうにないよ…どうしよう!?」

    佐藤「こ、こうなったら変化球の変わり種でも作るしかねぇ!!」

    にくみ「幸平〜!!どんなそばを出すんだー!?」

    考えている創真「う〜ん…そば…そば粉ねぇ… おし、決めた!俺が作る料理は…
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    カップ焼きそばだな!」

    固まる吉野達「(なにか言い出しよったぞ!?)」

    そんな創真を見ている一色
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    その一色を見ている紀ノ国「(一色…)」



    モニターで会場の様子を見ている3人…
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    「あれが噂のセントラルなのだな 遠月学園現役学生の品を味わうのも久しいな…」

    「さぁ下すとしよう、絶対的正当裁定を」 


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    ワンピース 第859話

    サンジ「 “ビッグ・マム暗さつ” には興味ねェが…そもそもビッグ・マムは銃や大砲で◯ぬ様な人間なのか?
    2 (1)

    印象的にはまるで “鉄の風船” !!とても◯せる気がしねェ」

    ペドロ「そうだな、”暗さつ” と言うからには一瞬で仕留めなければ取り囲まれて返り討ちに遭うだけだ」

    ルフィ「やっぱすげェのか “四皇” は」


    ナミ「勿論怪物よ!!寝てる間にブルックを取り戻すだけでこっちが命の危機だったんだから!!」

    ブルック「全くです!!…なのになぜ幹部達の集う “お茶会” を暗さつの場に選んだんですか!?ベッジさん」

    ベッジ「…まァ素直な質問だな …まず答えておこう
    ある条件下で “5秒” あればビッグ・マムの首は取れる!!」
    1 (1)


    一同「!!」

    チョッパー「…!!たった5秒!?」

    ヴィト「…しかし会場内で5秒の隙を作るのは至難の業レロ ほんの一瞬で “将星” を始めとする、誰かに阻止されるレロう」

    ベッジ「そうなりゃ戦闘だ、勝ち目は “ゼロ” !!くくく…!!

    この暗さつ計画はシーザーの捕獲から始まっている」

    シーザー「ガスティーノだ!!間違ってもビッグ・マムの前でその名を呼ぶなよ!!
    2 (4)

    この作戦が終わったら心臓を返し、おれを自由にする…!!それが協定だ…!!忘れるな

    さもなくばおれは必ずお前の息子の命を奪う!!シュロロロ!!ゲホゴホ」

    ベッジ「…」

    シフォン「…!!妙な心配すんじゃないよ、ガス彦!!ベッジは約束は守るわ!!」

    シーザー「ガス彦!?ガスティーノだ!!」

    ルフィ「あっはっはっは!!ガスひこ!!」

    ナミ「何でもいいでしょ、クズなんだから!!」

    シーザー「!?」

    ベッジ「…つまりコイツの重要な仕事が…」

    シーザー「そう!!シュロロロロ!!まさにおれの仕事がコレだ!!
    1 (2)

    猛毒ガス弾 “KXランチャー” !!1本で充分な所、予備2本っ!!

    1本につき有機リン系の毒ガスを直接体内に…ご…5グラムもブチ込むという神を恐れぬ至悪の◯人兵器だ…!!しね…みんな◯ねェ〜!!」
    2 (2)

    サンジ「成程よくわかった 当たれば◯せる武器は用意してあるんだな?」

    ベッジ「いや残念ながら…元気なビッグ・マムに当たってもあの強靭な皮膚には刺さりゃあしねェ」

    一同「!?」

    ベッジ「ビッグ・マムに効く武器なんてこの世にゃそうそうねェのさ!!」

    チョッパー「えー!!じゃどうすんだ!?」

    ベッジ「この “KXランチャー” が本領を発揮する条件は2つ!!

    5秒間、誰もこっちに手出しできねェ状況にある事 そしてママの体が衰弱している事!!」

    チョッパー「何だその都合のいい条件は!!」

    ベッジ「…その都合のいい条件が揃う場所こそ “茶会” だ!!」

    泣くペッツ「ふぎゃーっ」

    あやすベッジ「あ〜ごめんでちたー♡声おっきいでちたねーよちよち♡



    おれ達が傘下に入って1年以上経ちゅが…ママはケガをしねェ…!!街を壊す時も船を沈める時も、銃弾や砲弾を食らっても

    あの強靭な肉体にはカスリ傷一つつかねェ まさに!! “鉄の風船” とはよく言ったな

    …だが “一度だけ” ママがカスリ傷を負ったのを見たんでちゅよ…」

    一同「!!」

    ヴィト「 “マザー・カルメル” の写真事件レロね!!」

    ベッジ「その通りだ」

    一同「?」
    1 (3)


    ベッジ「茶会ではママの正面の席にはいつも、ある写真が大切に置かれ 誰も座る事はない ママにとって何より大事な宝の様だ」

    チョッパー「写真が?」

    ベッジ「そう…それが “マザー・カルメル” の写真だ!!ママの唯一の弱点と言える!!」

    一同「!?」

    ベッジ「恩人の様だが詳細は不明…謎の人物だがな」

    ナミ「遺影って事?」

    シフォン「失踪したらしいの、私達家族も詳しくは知らなくて…!!

    前にお茶会でうっかりマザー・カルメルの写真を落とした給仕がいて…

    その時のママの反応には驚いたわ 顔は青ざめ、聞いた事ない大音量の奇声を発したの!!食いわずらいの癇癪とはまた違う発作!!
    1 (4)

    周りはただ耳を塞ぎ、自分の鼓膜を守るのが精一杯 ある者達はバタバタと気を失い、倒れていった!!」

    ベッジ「奇声に加え、持ち前の “覇王色” の覇気を発動しやがったのさ」

    ジンベエ「…」

    ベッジ「…たかだか写真を落としただけでな…

    その時、ショックでひざをついたママは何と…!!ひざをスリむき、血を流していた!!」

    サンジ「!」

    ベッジ「この女にも赤い血が流れていたのかと驚いたよ ”あの” 状態になるとママの体は抵抗力を失うんだ
    1 (5)

    ならば今日、茶会の会場で!!その写真を真っ2つに叩き割ったらどうなる!?

    ママは衰弱し!!会場の誰も動けない5秒以上の時間!!KXランチャーはその時、最大の効果を示し、ビッグ・マムは◯ぬ!!

    ビッグ・マム暗さつのニュースは世界を駆けめぐるだろう!!」

    チョッパー「…でもその奇声…?おれ達も動けねェんじゃねェか!?」
    2 (5)

    ベッジ「安心しろ、コレがある ”インヴィジブル・シンフォニアシステム” !!」

    チョッパー「あ、耳せんか!」

    ルフィ「写真割るだけでそんな騒ぎになるんならよ!!おれ達もそのスキにサンジの家族を助けよう!!」

    ベッジ「ん!?オイ、人ごとの様に言うな!!その写真を割ってからママの発作が始まるまで約3秒かかる

    まだ何も起きてねェ会場で怒るビッグ・マム海賊団に囲まれ、3秒も生きてられたら正直奇跡だ!!

    その役はお前にやって貰うぞ “麦わら” !!」
    2 (6)

    ニヤリ…としてそう言うベッジ

    ナミ「ちょっと待ってよ、それじゃルフィが囮になるみたいじゃない!!」

    シフォン「ベッジ!!ナミ達はローラの恩人なのよ!!そんな十中八九◯ぬ様な事!!」
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    笑顔で答えるルフィ「いいよ、おれやるよ!!」

    ナミ達「!?」

    ルフィ「それより今、面白ェ登場のし方考えたんだよな〜!!ししし!!」

    チョッパー「え〜何だ何だ?楽しそうだな、教えてくれ!!」

    ルフィ「ダメだ、今言ったらつまんねェだろ!!ししし!!」

    チョッパー「え〜」

    ナミとシフォン「(心配したのに…)」

    ベッジ「頼もしいな タイミングはわかってるか?」

    ルフィ「サンジがプリンとチューしたらだろ?」

    サンジ「バカ、しねェよ!!できねェんだ!!

    彼女は誓いのキスの代わりにおれを撃ってくるが、おれァそれをかわすからその銃声が合図だ」

    ルフィ「そうか!わかり易いな!」




    ベッジ「よし、話は早ェ ビッグ・マムの奇声が上がればこっちのモンだ、会場がたじろいでる間にお前らは “救出”

    おれ達は “暗さつ” 、最悪10秒以内に片づける それと同時にバカ登場だ!!」

    シーザー「おれ登場!!誰がバカだ!!

    いいか、空を飛べるおれ様が!!脱出用の “鏡” を持って会場内へ突入する!!この女を連れてな!!」

    ブリュレ「仲間に入れんじゃねェよォ〜!!ママに消される〜!!」

    ベッジ「ブリュレを連れて来た事はお前らの大手柄だ!!逃走にこんな有用な能力はねェ!!」

    照れるチョッパー

    ベッジ「用が済んだら全員素早くシーザーの鏡の中に飛び込め!!辺りはまだ奇声に包まれてる 後は悠々と鏡の中を逃げるだけ

    てめェらの船にも人の出入りできる鏡を用意しておけ!!それで最短距離で島から脱出できる!!」
    2 (3)

    ブリュレ「…!!(何とかママに報告を)」
    1 (7)

    ベッジ「互いに船に行き着いたら共闘もそこまで!!後は全力でナワバリから抜け出すんだ 武運を祈る!!」

    ルフィ「よし!!」

    ジンベエ「よさそうじゃのう…!!」

    サンジ「…あと2時間半か…おれは部屋に戻らねェと… “新郎” だからな」

    ベッジ「おれ達もだ…仮の護衛の準備にかかるか…」

    部下「は!!」

    ルフィ「なァベッジ、頼みがあんだけどよ!!面白ェ登場する時に…」

    ベッジ「面白さに拘るなァ!!◯ぬぞ!!」



    一方… “トットランド” の島々



    ミルク島 “チーズタウン” では…

    「相手は “ジェルマ66” の3男だと!!強力なパイプができるな!!」

    「今日はスプレムチーズとビールで祝おう!!」



    ナッツ島 “ピーナッツタウン” では…

    「昨日ルフェルド財閥の一族が港に来たって」

    「今回もゲストは豪華そうだな!!」



    カカオ島 “ショコラタウン” では…

    「プリン様おめでとう〜!!」

    「…まだ少し時間が早いぞ!!」

    「ぎゃははは いいんだ、めでたい!!」



    ジェルマ王国…

    兵士達「今日はいよいよサンジ様の結婚式だな!送迎の兵達は入城もできなかった様だ…!!」

    「参列も当然ムリか…」

    「結婚式に護衛がいるか?」

    「平和な日だ…」



    ホールケーキ城…

    準備するヴィンスモーク家

    ニジ「ヨンジ!!起きて着替えろ!!」

    ジャッジ「レイジュはどうした、部屋にいないぞ」

    イチジ「ああ、そういえば」

    兵「あ!!別室にてもう準備を済まされておりました!!まだ1時間はございますのでごゆっくり」


    9階…ビッグマム寝室

    叫ぶビッグ・マム「ぎゃあああ〜っ!!」

    兵「な!!なな何事でしょうか!?ママ!?大臣達をお呼び…!!…!?」

    作り物のブルックを握りしめるビッグ・マム「う!!…動かねェ!!◯んでる…おれのかわいいガイコツが…!!」

    プロメテウス「そりゃ残念だけどママ!!」

    ゼウス「今日は “お茶会” と〜…?」

    ビッグ・マム「ウエディングケ〜キ♬ハ〜ハハッハ〜マ〜ママッマ〜♪」

    偽ブルックをポイっと投げるビッグ・マム

    兵「たった今、モルガンズ氏が入港されまして その他ゲストの方々も続々と城へ…!!」



    プリンの部屋

    ラビヤン「どうしたプリン!ドレス似合ってるぜ!!」

    プリン「…ゆううつなの…」

    ニトロ「どうしたマリッジブルーか!?ギャハハハ!!」

    プリン「私には荷が重いわニトロ…ラビヤン…

    サンジのバカをブッ◯した後…血がつくのもイヤだし…」

    ニトロ「ふんふん」

    ラビヤン「うんうん」

    プリン「またいいコに戻る為に色んな奴らの記憶を消して回んなきゃならない…それを考えると
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    すっげー面倒くせェ」

    まもなく開宴… “地獄のお茶会”
     


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    ホールケーキ城8階の巨大キッチンでは、ウェディングケーキ製作も大詰め…

    ビッグ・マム海賊団、総料理長 “美食騎士シュトロイゼン” の歌に合わせて作業は進んでいく

    「ゆるふわの〜♪」

    「トロふわの〜♬」

    「人生なんて〜♪」

    「ありゃしない!!」

    「苦行の人生 涙の味は♪」

    「塩少々♬」

    「くやし涙は」

    「大さじ1杯♬」

    「だったらてめェのデザートはァ!!甘いケーキがいいじゃない」

    涙を流しているシュトロイゼンに声を上げる作業員達「料理長〜!!」

    場面はホールケーキアイランド、東の入り江

    アラディン「よせペコムズ!!まだ安静にしていなくては!!」

    ボロボロのペコムズ「ハァ…ハァ…ガオ!!ジンベエはちゃんとママに報告できたのか!?ベッジのガキの事…!!」

    アラディン「勿論だ!!今頃は裏切り者のベッジの奴はママに完膚なきまでに打ちのめされている筈だ!!」

    ペコムズ「ガオ!!…筈だと!?筈じゃあダメだ…!!やはり確実におれが…」
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    プラリネ「まーまーシャシャシャシャ…大人しくしてなきゃダメよ、ペコムズ!!」

    ペコムズ「だ…だがプラリネ、万が一奴らに報告を阻止されたら…ガオ」

    アラディン「ならば尚更ジンベエに任せろ!!お前の体ではまたやられてしまう!!安静にしてろ」

    船医「そうだペコムズ!!動く事は船医のわしが許さん、絶対に寝ていろ!!」

    ペコムズ「…お前ら様子がおかしくねェか?」

    ギク…とするアラディン達「ウ!!」

    ペコムズ「何やら夜中中、入り江がざわついていた…ちらほらと “荷物” を運ぶ者の姿が見えた…!!」

    更にぎくっ…とするアラディン達

    ペコムズ「助けられた事には礼を言うが…おれは行く!!」

    アラディン「待て待てそれは許さん!!」

    ペコムズ「許さんとは何だ!!ガオ!!てめェら何を隠してる!!」


    ジンベエ達はミロワールドからベッジ達のアジトへ先に行き、そこで落ち合う事に

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    島の北西、ファイアタンク海賊団のアジトに到着したルフィとサンジ

    ルフィ「…ついた!!ここがベッジのアジト!!…でベッジってどんな奴だ?」

    サンジ「…マフィアのボスだと思え」

     

    お茶会開宴まで…あと4時間15分

    出迎えるヴィト「おー!!おれのヒーロー “ジェルマ” !!ヴィンスモーク・サンジ!!また会えて嬉しいレロ!!ニョロロ!!」

    サンジ「てめェか…」

    ルフィ「おいみんなは!?お前がベッジか!?」

    ヴィト「そう慌てるな、他の奴らは着いていレロ」

    ルフィ「レロってどっちだよ!!」

    そこに…

    チョッパー「わールフィ!!サンジ〜!!」

    ルフィ「チョッパー!!」

    風呂上がりのチョッパー「お前達もひとっ風呂浴びて来いよ!!」

    ルフィ「何くつろいでんだ!!時間がねェんだぞ!?風呂嫌いのクセに!!」

    ヴィト「いやいやあんたらもレロ!!ファーザーは “汚ェの” とはお会いにならねェ」

     

    アジト内の女風呂
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    体を洗いながらシフォンと話すナミ

    シフォン「え〜!?ローラがイボイノシシのゾンビに!?」

    ナミ「それで意中の男を追いかけ回して…」

    シフォン「アハハハ、ローラらしいわね」


    ナミ「あの時も…今回のオバケの森も…ローラに出会ってなかったら私どうなってたか」

    シフォン「そうなのね!!でも妹にとってもあんたたち大恩人よ!!ありがとう 嬉しくて涙が出てきた!!私達、昔から一心同体だったのよ双子だし!!」

    キャロット「◯んだ人が動くなんて、海ってワンダーランド♡!!ローラは人間に戻れたのね!」

    ナミ「ええ、きっと今も元気で海賊やってるわ!!」

    シフォン「結婚相手は見つかったかしら」

    ナミ「ビッグ・マムの怒りは鬼気迫るものがあったけど…結婚から逃げた件で…」

    シフォン「ああ…あれは大事件だった ママはワケあって全世界の巨人族に嫌われてるの」

    ナミ「!?え?巨人族に?」

    シフォン「だからこのあらゆる種族の住む “トットランド” にも巨人族だけはいない」

    キャロット「(巨人…!!本当にいるんだ…!!)」

    シフォン「ある日…ローラを見かけて一目惚れしたという求婚者が現れたんだけど…それが何と巨人国 “エルバフ” の王子 “ロキ” !!」

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    ナミ「…王子!?すごい!!」

    シフォン「ママは涙目で歓喜してた!!ローラがエルバフの王女になれば!!巨人族との長年の確執も埋まり、

    更には世界一の強国と名高い “エルバフ” の軍隊さえも我が物にできると!!」

    ナミ「成程…そこから逃げちゃったわけね」

    シフォン「そこからはひどいものよ 代わりに私を差し出してみるも、”ローラじゃない” と見抜かれ…巨人族との仲はより険悪に

    それからママは本物の巨人族を仲間にする事を諦めて 人を巨大化する研究に投資する様になった…

    ローラへの怒りは増幅する一方で…この国では犯罪者扱い!!もし帰ってきたら◯されるわ」

    ナミ「…」

    シフォン「それに…ローラにそっくりの私も気にくわないみたいで」

     

    ビッグ・マム “そのツラをおれの視界!!さらすんじゃねェよォ!!”

     

    シフォン「会う度に…手酷く殴られ、何年も生傷が絶えなかった」

    ナミ「えェ!?」

    シフォン「◯されるかと思った…親に… もう私は “あの怪物” を母親とは思えない」

    ナミ「…!!」
    op858-3


    シフォン「ローラはのん気だから、まさか母が自分に◯意を抱いてるなんて思ってないでしょうけど ふふふ…」

    ナミ「そういう事か…全部つながった…!!」

    シフォン「ベッジがママを暗◯するって言った時、私は何も感じなかった…ひどいと思われても…それが事実」

    風呂上がりのルフィとブルック

    ブルック「いやいやいや、いいお湯でしたーヨホホ 極楽〜極楽〜っ 行ってたまるか!!」

    ルフィ「なんか戦いの後みてェだ、気が抜けちまうな これからなのに!!」

    ブルック「あ!冷蔵庫、ルフィさん牛乳入ってますよ牛乳!!」

    ルフィ「お」

    ベッジの部下「おい、人ん家の冷蔵庫を勝手に漁るな!!」

    ルフィ「ちょうどよかった、おれ歯欠けちまって」

    ブルック「私も顔面割れちまって」

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    牛乳を飲む2人…
    op858-4



    「あ〜治ったー!!」

    部下「どんな体質なんだお前ら!!」


    お茶会開宴まで…あと3時間30分

    ブリュレ「ママを◯そうって奴に加担するとは!!」

    ディーゼル「シフォン様よくお考えを!!ママを暗◯など絶対にできません!!」

    シフォン「ブリュレ姉さん!ママが私に何をしたか知ってるでしょ!?ローラの身も危険、私の家族はベッジとペッツ!それだけでいいの!!」

     

    会議の場へやってくるベッジ「よし、全員揃ってんな…少しは汚れは落ちたか? “服は人を作る” と言うぜ 身だしなみのなってねェ奴とは話す気にならねェ

    さて…あと3時間半だ…決めようか…まず手を組むか…どうかから!!」

    ルフィ「…」
    2 (3)



    ベッジ「ウチとしちゃあお前らはただの邪魔者 ここで全員消すってのが1番世話がねェが…!!」

    サンジ「おれが◯んだらビッグ・マム暗◯のチャンスはゼロだ、”式” 自体がなくなるからな おれは開宴2時間前には戻らなきゃ怪しまれる」

    ベッジ「ああ…残念ながらその通り お前だけは◯せねェ」

    ジンベエ「威嚇しあっとる時間はない ルフィ、直感ではこいつらと組めそうか?どう思う」

    じー…と見るルフィ

    じー…と、1人の男を見続ける…

    ルフィ「お前シーザーだろォ!!」

    ギクゥ!!とするシーザー似の男「ギャー!!」

    チョッパー「えー!?シーザー?どこに?」

    ナミ「なに今更」

    サンジ「いるだろずっと…」

    連れ出された時の事を思い出すシーザー「…!!」


    ベッジ「シーザークラウン!!」

    慌てるシーザー「うおー!!は…働いてるよ!!ちゃんと!!ビッグ・マムにそう報告しろ!!」

    ベッジ「監視の交代を頼んだらあっさり代わって貰えた おれは今や、信頼ある “ルーク” !!」

    シーザーの心臓を持っているベッジ「逃がしてやろう、おれにその力を貸すならな…」

    シーザー「!? キサマこのおれ様が誰だかわかって口をきいてるのか!?世界をも滅ぼせる天才科学者シーザー・クラウンだぞ!!」

    しかしルフィ達が来る事を聞かされたシーザーは…

    「勘弁してくれ!!あいつらだけはもう二度と会いたくねェんだ!!」

     

    話は現在へ…

    シーザー「シ…シーザー?違う…おれはベッジの兄弟分…!!
    op858-6


    “ギャングスター” ガスティーノだ!!シュロロロロ!!」

    一同「笑い方っ!!」

    サンジとチョッパー「(隠す努力が見受けられない ガスティーノって…)」

    ルフィ「そうか人違いか、悪かった」

    ナミ「違わないわよ!!どう見てもシーザーでしょ」

    ルフィ「何だやっぱお前か!!どうしてここにいるんだ!!」

    シーザー「居たくていると思うか!!戯け者め!!てめェらのせいでビッグ・マムに引き渡されちまって

    絶体絶命の所をまたコイツに “心臓” をつかまれて言いなりだ!!

    トラファルガー・ローに伝えろ、今度会ったら必ず◯すと!!隙あらば貴様も」

    心臓を握るベッジ「よせよせ、つまらねェ!!これこそ時間の無駄だ ”麦わら” …!!手は組むのか、やめとくか?」

    シーザー「ギャー!!」
    op858-7


    ルフィ「…じゃあまずペコムズを撃った件を殴らせろ!!」

    一同「!?」

    止めるジンベエ「待てルフィ!!それじゃ話がまとまらん!!」

    ルフィ「でも友達を撃ったんだ!!」

    ゴッティ「ファーザーを悪く言う奴、おれ許さん!!」

    ヴィト「やめろゴッティ!!」

    ベッジ「構わねェ、やらせろ」

    シーザー「そうだ、追い出せこんな奴ら!!」

    頭を抱えたジンベエは少し考えて…

    ジンベエ「…ビッグ・マムは好きか?」

    即答するルフィ・ベッジ・シーザー「嫌いだ!!」

    ジンベエ「それを “連合軍” と呼ぶんじゃ!!◯し合いなら後でもできるが、今手を結べばお前達全員に “利” がある!!」
    op858-8

    ルフィ「作戦は!?」

    ベッジ「完璧なものを考えてある」

    シーザー「さっさとやるぞ!!それで終いだ!!」

    開宴まであと3時間20分…
     

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    サンジ「ジンベエが!?」

    ルフィ「ああ、おれもびっくりしたよ!!」

    ほっとするサンジ「よかった、ナミさんも無事なのか…!!」

    2 (4)


    ルフィ「…しかしどうやってあいつらと合流するかだな お前が帰って来るって聞いたらみんな喜ぶぞ ししし!!」

    サンジ「…おれァ…ナミさんに合わせる顔がねェなァ〜…」

    ルフィ「ナミ達がお前の事、1番心配してたからな」

    サンジ「…なのに恐ェ思いをさせちまった…」

    1 (1)

    ルフィ「お、雨が止む…」

    サンジ「…」

     

    場面はミロワールド

    チョッパー「あったぞ!!」

    キャロット「聞こえるかな…!!この鏡の欠片で」

    ナミ「最後にあんた達と話してた “鏡” は、”キングバーム” っていう木のおばけの頭の上で割れたの…だから多分あの辺りに欠片くらいは…」


    スイートシティの外れ
    呼びかけてみるチョッパー「おーいルフィ〜!!」

    すると…

    町外れにいるルフィ「え!?」

    チョッパー「おーい!!ルフィ〜そこにいるか〜!?」

    ルフィ「チョッパーの声!!」

    チョッパー「おーい!!」

    2 (7)


    ルフィ「あった!!これだ!!鏡のかけらか!!」

    チョッパー「ルフィ〜聞こえるか〜!?」

    サンジ「鏡からなんで声が!?」

    ルフィ「話すと長ェけど、鏡の中にチョッパー達がいるんだ」

    サンジ「!? …?」

    ルフィ「無事なのか!!チョッパー!!」

    チョッパー「あ〜!!ルフィ!!よかった本当にいた!!」

    サンジ「…??」

    ナミ「ルフィ!!サンジ君も一緒!?」

    ルフィ「ああ一緒だ!!そっちは?」

    キャロット「こっちも鏡の中から全員救出できたんだよ!!ルフィ!!」

    チョッパー「ブルックは “ポーネグリフ” の写しも手に入れたんだぞっ!!」

    ルフィ「ホントか!?さすがだな!!お前ら!!」
    1 (2)


    チョッパー「そ…そんなにホメられても…嬉しくねーぞコノヤロー♡」

    キャロット「えへへへコノヤロー♡」

    ブルック「ヨホヘヘ♡このイカレポンチ!!」

    照れる3人

    ペドロ「ルフィ!!サンジがそこにいるのはいいが、話はついたのか!?」
    2 (1)



    ルフィ「サンジはまだ戻らねェ!!」

    一同「え〜っ!?」
    1 (3)


    ルフィ「これから “ビッグ・マムの茶会” と “結婚式” をブッ壊して!!サンジの家族を救い出す!!そしたら…サンジは帰って来る!!」

    一同「!? ビ…ビッグ…」


    しーん…

    サンジ「…ルフィ…相手は “四皇” だ、おれのわがままでみんなを…いやナミさんを危険に晒したくねェ…!!だから…」

    1 (4)


    一同「やったァ〜〜〜!!!」

    大きな声に驚くルフィとサンジ

    ルフィ「わ!!」

    サンジ「…!!」

    チョッパー「何だよお前ー!!ルフィと大ゲンカしたって聞いたから!!心配したぞバカー!!」

    2 (6)


    キャロット「よかった〜本当にばか〜!!」

    ブルック「ウスラバカー!!」

    大泣きする3人

    ナミ「そうすればサンジ君は帰って来るのね!!」

    サンジ「あ…ナミさん!?あの…」

    ナミ「ああ…サンジ君、あんたが私を “恐怖のどん底” につき落とした件は…」

    サンジ「…!!」
    1 (5)


    ナミ「絶対に許さない」

    その言葉がドス…と突き刺さるサンジ「オウ!!」
    2 (1)

    ナミ「…だけど一旦忘れましょ!お茶会まで時間がない…!!あんたには必ず帰って来て貰うからねサンジ君!」

    サンジ「えェ〜!?それプロポーズ!?ナミさん♡」

    いつも通りのサンジを見たルフィ「…なんか安心したよおれ」

    ジンベエ「…ではルフィ!やるべき事はわかった」

    ルフィ「うん!そういやおれ、サンジの姉ちゃんに命を救われてんだ!」

    ジンベエ「ああ、ぜひ助け出そう しかし簡単ではない…!!ビッグ・マムを討ち取るわけじゃないにせよ

    ママは毎度、茶会を心底楽しみにしとる…それを壊すとなれば “四皇” の逆鱗に触れるという事になる…!!

    更にはお前さん達…ここで色んな大臣達に見えたと思うが、それは “ビッグ・マム海賊団” のほんの氷山の一角
    1 (6)


    茶会にはその上の猛者共が出席する そして各国より招かれる、闇の世界の帝王達…!!」

    一同「…!!」

    ジンベエ「対する我々は…わずか10人しかおらん」

    ブリュレ「おい!!アタシら入れんじゃないよ!!」

    ディーゼル「サバ読むな!!たった8人だろ」

    ブリュレ「◯されちまえェ〜!!」

    ジンベエ「ルフィ、こっちの皆にはもう話したが…!!ちょっと別の話じゃと思うて聞いてくれ」

    ルフィ「?」

    ジンベエ「カポネ “ギャング” ベッジを知っとるな?」

    ルフィ「うん、サンジを連れてった奴だ!!」

    ジンベエ「ああ、お前さんと名を並べる “最悪の世代” のその1人

    奴の故郷 “ウエストブルー” では、強大な5人のマフィアが裏社会を牛耳っておるんじゃ

    “西の五大ファミリー” 、その5人のボスの1人だったのが…あの “ギャング” ベッジ!!

    “ギャング” という呼び名は奴の若い頃、”鉄砲玉” として名を上げた頃の名残り…イカレた若僧で…

    生物の頭を切り…もがく体を見て喜ぶ様な男じゃったと聞く…!!」

    2 (8)


    一同「!?」

    ぞくっ…とするチョッパー

    ルフィ「何だそのひでェ話…!!」


    ジンベエ「それを “組織” に置き替えても同じ事が起きる…!!

    若いギャング時代も、常に裏社会のボスの首を狙い ファミリーを率いても、抗争相手のボスの首だけを取った

    …じゃが、その “地位” にも “ナワバリ” にも興味を示さず…金品だけを奪い

    その後、内部で起きる血まみれの覇権争いや 裏で繋がる権力者達の狼狽を見て楽しんだ 実に悪趣味な男じゃ…

    しかし世の中、やればやり返されるもの…!!奴は常に “復讐者” 達にその首を狙われる様になる!!

    …が…ベッジにとってはそれも楽しみ ”鉄壁の城” を構え、返り討ちにし…敵の無念をまた嘲笑った

    丘に飽きて海へ出てもやる事は同じじゃ 名のある海賊団の船長の首だけを取り…名を上げた!!」

    ルフィ「何で今そんな話をおれ達にするんだ!?ジンベエ」
    2 (3)

    ジンベエ「海でも…復讐者達に追われ続ける奴に ”四皇” の傘下とは格好の隠れ家…!!ベッジはビッグ・マムの傘下に入った

    そして研ぎ澄まされた警戒心と防衛力の高さを買われ、今回の茶会ではとうとう戦闘員 “城(ルーク)” の称号を得て 茶会の護衛の全権を任された

    護衛が自分達ならば “邪魔する者” はおらんという事じゃ…!!」

    ルフィ「…え!?」

    ジンベエ「今回の茶会のメインイベントは “結婚式” …!!

    知っての通り、その式にてビッグ・マムはヴィンスモーク家を皆◯しにし… “ジェルマ” の全てを手に入れる腹づもり!!

    1 (7)


    しかしそれに浮かれた会場でベッジは ビッグ・マムの首を取る気なんじゃ!!」

    ルフィ「え〜っ!?」

    サンジ「どうなってんだ…!!陰謀まみれじゃねェか!!」

    ジンベエ「ルフィ、お前さん達をここへ案内したペコムズは 実はベッジ達に連れ去られ…作戦への協力話を持ちかけられとった」

    ルフィ「ペコムズ…!!そうだったのか!!」

    ジンベエ「義理堅いペコムズは当然それを断り…!!口封じに岸壁で撃たれ、サメの群がる海へ落とされた」
    2 (9)

    ルフィ「え〜!!」

    ジンベエ「が…それをわしの仲間が見つけ…間一髪助かった 今は療養中じゃ…!!」

    ルフィ「よかった無事なのか!!散々だなあいつ!!ベッジの奴許さねェ!!」

    ジンベエ「…ルフィ、ここからが相談じゃ…わしはこの作戦をペコムズから全て聞き…考えた お前達はどう動くか

    この全貌を知ったら…きっと “サンジとその家族を救出したい” と考えると思うた

    ペコムズには悪いが、今この状況で…ベッジを敵に回しとる場合か?」

    ルフィ「ん??」

    ジンベエ「茶会の開宴は朝10時…今から約5時間後じゃ…今から作戦を練る我ら10人に対し…」

    ブリュレ「アタシらを入れんじゃねェよ!!」

    ディーゼル「この外道共!!必ずバラしてやる!!」

    ジンベエ「ベッジ達はこの日の為に周到な準備をしておる」

    ルフィ「ん〜??」

    1 (8)


    ジンベエ「ルフィ!!サンジ!!ベッジと手を組まんか!?」

    2人「え〜!?」

    ルフィ「…でも確かにそうだ!!」

    サンジ「おい正気かルフィ!!」

    ナミ「乗ってない?ルフィ」

    笑うジンベエ「ホラ見ろ、わしの言う通り!」

    チョッパー「ルフィ!!おれ達、4対2で反対なんだ!!」

    ジンベエ「実はもう御膳立てはしてある!!会ってみるか!?」

    ルフィ「よし!すぐ会おう!!」

    1 (9)


    ナミ達「え〜!?」

    ジンベエ「安心せい、嫌なら断って構わん!!目的はわずかに違うのでな」


    場面はホールケーキアイランドの北西にある “ファイアタンク海賊団” アジト

    ベッジ「ボビンを消したのか?」

    ヴィト「…ええ、”黒足” を追いかけてたので…だってジェルマはおれのヒーロー!!ニョロロ!!」

    団員「ホントにあいつらここへ来るんで?頭目(ファーザー)!!」
    1 (10)



    ベッジ「ジンベエは冗談を言う様な男じゃねェ!!お互いビッグ・マムと敵対する以上、余計な敵を増やすべきじゃねェってのは正論だ…!!

    …後は “麦わら” の出方次第…!!イケ好かねェ時ァ、ここで消すまで!!」 

    ■慌ただしい結婚式前夜・・・

    兵士たち「ボビン様!!」

    「何事ですか!?」

    「今こっちからすごい音が・・・!!」

    「この壁の穴は・・・!!」

    【ビッグ・マム海賊団戦闘員(ビショップ)
    “始末屋ボビン”懸賞金1億550万ベリー】

    1 (6)


    首をボヨヨン!と震わせながら立ちあがるボビン。
    マスクの下にはまた別の顔が覗いている。

    兵士
    「ボビ・・」

    ボヨンボヨン

    一定のリズムで顔を振るボビン。

    まるで催眠術のように、兵士たちが眠ってしまう。

    どさどさっと兵士たちが倒れていく。

    ボビン
    「何でもない・・・下がっていろ・・・」

    兵士
    「!!?」

    ボビン
    「始末は おれがつける」

    2 (14)


    サンジは弁当箱を抱え、どこかへ走っている。

    「ハァ・・・・・・!!ハァ」

    ボビン
    「ママの茶会にゃ 地獄の鬼も 顏を出す♪」

    そうつぶやきながらボビンも駆け出す。

    鏡世界(ミロワールド)

    チョッパー
    「うおー!!」

    ナミ
    「・・・・・・!!」

    焦るキャロット
    「どうしよう・・・・・・!!」

    ペドロ
    「生きていた事は まずよかった(汗)」

    ナミ
    「でかい・・・・・・!!」

    2 (11)
     

    チョッパー
    「あれが『四皇』の一人・・・ビッグ・マム!!!」

    1 (7)


    ゼウスやプロメテウスと一緒に、ぐっすり眠りについているビッグマム。
    両手でしっかりとブルックを抱きしめている。

    ブルックも熟睡中。

    ビッグマム
    「ぐごおおお ぷひゅーっ」

    ブルック
    「すかーっ」

    ナミ
    「どうしてブルックを抱きしめて寝てるの!?」

    (ブルックも爆睡中・・・!!よく眠れるわね・・・!!
    起きてーブルック〜〜〜〜)

    ブリュレ
    「ウィッウィッあんな珍しい骨の生物・・・ママが手放すわけがない!!
    だが安心しな・・・」

    チョッパー
    「!」

    ブリュレ
    「アタシがあの手を離させてやるよ・・・」

    チョッパー
    「え・・・」

    ブリュレ
    「ママ〜〜〜〜〜!!! ブリュレだよ助け・・・」

    チョッパー
    「・・・・・・!!こんにゃろー
    こいつの口を塞げ!!」

    慌ててブリュレを取り押さえるチョッパーたち。

    猿ぐつわを噛まされるブリュレとディーゼル。

    ブリュレ
    (・・・・・・・畜生・・・・・・!!)

    2 (20)


    おずおずと鏡をのぞくチョッパー
    「起きてないよなビッグ・マム・・・!!」

     

    思わず言葉を失うチョッパー。
    ビッグマムが鏡を睨んでいた。

    チョッパー
    「・・・・・・・・!!」
    (見つかった・・・!!!)

    プ~~~ン

    ビッグマム
    「・・・・・・・・なんら・・・ハエか・・・」

    安心するチョッパー
    「ほっ」

    バン!!!!!

    一同
    「!!!?」

    ハエを鏡ごと叩き割り、再び眠りにつくビッグマム。

    ブルック
    「えー!!?何!? 何!? 何ですか!?
    ・・・・・・何だハエか・・・ぐーっ」

    再び眠りにつくブルックだが、ゼウスたちが目を覚ましてしまう。
    不機嫌なゼウスたち。

    ボッと燃えるプロメテウス

    「何? ママ敵襲?」

    バリバリ・・・と雷を溜めるゼウス

    「寝てんのに・・・!!」

    帽子のナポレオンも刀を出す。

    一同
    「そこかァ!!!(怒)」

    1 (2)


    ドガァァン

    大きな爆発が起こる。

    涙目のチョッパー
    「・・・・・・・・・!!」

    し~~・・・ん・・・

    再び眠りにつくゼウスたち。

    ビッグマム
    「ぐ〜〜〜」

    涙を流す一同((どうやって 救えば・・・!!!))

    2 (17)


    スイートシティ

    サンジ
    「ハァハァ」

    「ワンワン!!」

    雨の中走るサンジを野犬が追いかけ、弁当箱にかぶりつく。

    サンジ
    「おいよせ!! これはエサじゃねェ!!!」


    ブルックの偽物をつくるチョッパーたち。

    チョッパー
    「ブルックにしか見えねェ!!
    うまくこいつとすり替えれば

    ブルックを連れ去ったとバレねェ!!
    ──はずだ(小声)」

    2 (16)


    【CHALLENGE 1】

    ジンベエ
    「ブリュレを鏡の中間に置けば タッチする事で自由に出入りできる」

    ブリュレ
    (憶えてろ——!!)

    チョッパー
    「行ってくる!」

    キャロット
    「気をつけてチョニキ!!」

    2 (12)



    そろーり・・・そろーり・・・

    少しずつ距離を詰めるチョッパー。

    チョッパー
    「イッキシ!」

    ビッグマム
    「!」

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    くしゃみに反応して張り手が飛んでくる。

    一同
    「「アホー!!!」」

    【CHALLENGE 2】

    キャロット
    「任せて」

    軽々とベッドに飛び移るキャロット。

    (ブルック起き・・・)

    ブルックに手を伸ばしたところで、ビッグマムの鼻風船に押されるキャロット。

    「わっ」

    どさっ

    起きてしまった雷雲ゼウスが雷をまき散らす。

    「ハエめ——!!」

    キャロット
    「キャ———!!」

    【CHALLENGE3】

    ビッグマム
    「ウエリン・・・ケーキ・・・・・・」

    ペドロ
    「寝返りィ〜〜〜〜!!?」

    床を砕くほどの寝返りをなんとかかわすペドロ。

    ジンベエ
    「しめた!! ブルックがビッグ・マムの手から離れた!!」

    ナミ
    「よし 私行く!!」

    ブルック人形を抱えるナミ。

    ナミ
    (ブルック!! 起きて!!助けに来たの!!)

    ブルック
    「ウ〜ン」

    ナミ
    「ブルック!」

    ブルック
    「え」

    ナミ
    「私よ」

    ブルック
    「ギャ〜〜〜〜オバケ〜〜〜!!!」

    ナミ
    「え〜〜〜〜!!?」

    1 (3)


    ブルックの大声で起きるビッグマム。

    ビッグマム
    「・・・まだいるのか しつこいハエめ・・・・・・!!!」

    ゴゴゴゴゴ

    プロメテウスも怒り顔。

    ナミ
    「!!?」

    ジンベエ
    「こりゃいかん!!」

    ビッグマム
    「“天上の炎(ヘブンリーファイアー)”!!!」

    ボッコォオン!!!

    2 (19)
     

    ジンベエの咄嗟の救出もあり、炎からなんとか逃げ延びたナミたち。

    そのまま鏡世界へと転がり込むことに成功する。
    ブルック人形も無事ビッグマムのそばに。

    『スイートシティ』の外れ

    約束の場所に辿り着くサンジ。

    サンジ
    「ハァ ハァ・・・・・・・・」

    そこには兵士たちが一面転がっていた。

    周囲を見渡すサンジ
    「ハァ・・・・・・・・・・・・」

    『“麦わら”を捜して 討ち取りに行く様だな・・・』

    サンジ
    「・・・・・・・・・」
    (ずいぶん暴れたな・・・!!)

    ナス兵士
    『えー現在“麦わらのルフィ”と“泥棒猫”を拘束中ナス!!』

    サンジ
    (──でもお前はここで待ってると言った・・・!!)

    倒れた兵士たちをかきわけ、ルフィを探すサンジ。

    サンジ
    「ハァ・・・どこだ・・・!!
    ハァ ハァ ハァ・・・」

    鏡世界(ミロワールド)

    ブルック
    「び!!び び び
    びっくりしたー!! 何もかもにっ!!!」

    ナミ
    「びっくりしたのはこっちよ!!
    大声出さないでよ!! 死ぬとこだったわ!!(怒)」

    ペドロ
    「いずれにせよ・・・命があってよかった」

    ブルック
    「死ぬかと思いました!(汗)あ 死んでました」

    ペドロ
    「──やはりあの警備網を敷かれた時点で
    “ロード歴史の本文(ポーネグリフ)”を写し盗るなんて不可能だったんだ・・・
    無理を言い ゆガラの命を危険に晒してすまなかった」

    ブルック
    「何を言います それは我々の為!
    あなたの言う通り 今回2人の侵入だからこそ千載一遇のチャンスだったんです!!

    2 (15)


    いずれまたビッグ・マムから“歴史の本文(ポーネグリフ)”を奪おうとすれば
    海賊同士の全面戦争は避けて通れない!!」

    頭をパカっと開けるブルック。

    ジンベエ&キャロット
    「「!!?」」

    ブルック
    「はいコレ“写し”ですね いやーそんな事より」

    ナミ
    「え?」

    ブルック
    「ペドロさんこそよくぞご無事で!!」

    キャロット
    「え??」

    2 (1)


    紙束を手渡されたナミが固まる。

    ペドロ
    「私もあの時必死で!!囮作戦しか方法が・・・」

    ナミ
    「待ってブルック!!これ何?この紙まさか・・・」

    ブルック
    「え?“歴史の本文(ポーネグリフ)”の写しです
    いやいや間一髪で!
    3枚写し終えたその瞬間に何とビッグ・マムが現れて・・・」

    ペドロ
    「!!?て・・・
    手に入れてたのかァ〜〜〜!!!
    『将星』もいたという並み居る護衛兵を相手に!!?
    他の『四皇』達もノドから手が出る程欲しがるビッグ・マムの“歴史の本文(ポーネグリフ)”!!!」

    1 (4)


    「本当に・・・・・・!!!」

    ブルック
    「あ はい」どーん

    2 (18)


    一同
    「!!!」

    ブリュレ&ディーゼル
    (何を〜〜〜!?)
    (ウチの“歴史の本文(ポーネグリフ)”を盗んだ〜!!?)

    抱きつくナミ
    「すっご〜〜〜い ♡ブルック〜〜〜〜〜!!!」

    ブルック
    「ヨホ?」

    ジンベエ
    「『宝物の間』は親族でさえおいそれと入れん場所!!
    大した男じゃ!!」

    ブルック
    「ヨホホホ!!
    え・・・じゃパンツ見せて貰ってもよろしいでしょうか?
    ベブ」

    ナミのキックが飛んでくる。

    チョッパー「これで目的の一つは果たせたな!!」

    「あとはサンジを連れ戻すだけだ!!!」

    スイートシティ

    ぐぎゅるるるるる

    サンジ
    「! !?
    ハァ・・・ハァ・・・」

    安心したのか、思わず安堵の表情を浮かべるサンジ。

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    ぐぎゅるるるるる

    キングバームの陰にもたれかかっていたルフィは、
    ミイラのようにしわしわになっていた。

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    希望への“福音”——!!!

    →→続く
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